AinMコラボのお話
OSTER projectさんの壮大で素敵なボカロミュージカル「Alice in Musicland」。
今回、LuciaとTKSのダブル主催で企画を立て、女性6人で合唱をしました。
このnoteでは、自己満ではありますが、この企画が生まれた経緯と、キャスティングの流れ、合唱の中で私が一番こだわった部分などを書いていこうと思います！
前日譚
遡ること3ヶ月、9月28日の午前2時過ぎ。
その時はまだ、私が11月末まで行っていた「クラウドファンディング」の開催を宣言する前で、クラファンの打ち合わせも兼ねて、TKSと作業通話をしていました。
休憩タイムに入って、TKSがYouTubeを開いて好きな楽曲の動画を共有してくれている中、
「お話をしよう」
そのフレーズが聴こえてきて、反応せずにはいられませんでした。
TKSに話を聞いてみると、最近知って良く聞いていたんだとか。
それが嬉しくて嬉しくて、勢いに任せて声をかけたのが始まり。
実はLuciaの活動を始める前から、この曲のcoverを出したいと思ってるんだよねと話してみたら、TKSは即答で『いいじゃん、やろうよ！』と答えてくれました。
彼女も大人数での合唱に興味があったみたいで、話が進んでいく度にお互いのテンションが上がっていって、その場でキャスティング・投稿時期を確定させました。勢いって怖いね。
キャスティング
実は今回のキャスティングは、私が半年以上前から考えていたメンバーでした。
この「Alice in Musicland」は、私が1人6役で歌おうと思っていた時期がありました。
でも、音域の問題と、実際に歌ってみた時に解釈違いが起こって断念したんです。
そんな事を考えていたのが2年ほど前の話で、そこから少し経った今年の2月頃。
この楽曲を今の私の周りにいる人を誘ってコラボをするなら誰かなと、知る限りの歌い手さん達を役に当てはめながら考えていました。
頭の中に出てきたのは女性ばかり。
その時点で白うさぎ以外の4役は確定していて、自分が主催になるならAliceかな、あとは白うさぎが難しいな…といった状態で半年ほど放置。
そうして訪れたのが9月28日。
ダブル主催としてTKSを誘って、白うさぎに当てはめてみたら本当にぴったりで。
このメンバー以外は有り得ないと、そこで確定しました。
全員に対して、
他に適任いる！？ いねぇよなぁ！！！？？？
と、大声で叫びたい。
私は本当に、見る目があると思う。
たけすんの真っ直ぐな少年系ボイスと滑舌、はなさんの奥の方に響いてくる優しくて甘い低音、ハツラツさとエネルギッシュたっぷりなうららちゃん、どこか不安定さと繊細さのあるむとちゃん、そして艶やかで圧倒的な強さを持つアイちゃん。
心から尊敬していて、私が絶対手に入れられないものを持っている人たちです。
一人一人詳しく書いていこうか迷ったけど、書き終わるまでに年が明けちゃいそうなのと、既に配信で沢山語っているので、気になったらぜひアーカイブを観てみてね💭
そしてそれぞれの衣装も素晴らしいんです…
TKSが主催という立場で関わってくれているので、とにかく自由に楽しく描いてくれたのが何より嬉しい！☺️
イラスト素材は見たこともないくらい大容量だけど、tugutuguさんの技術と相乗効果で、魅力たっぷりの映像ができあがりました。
2人に頭が上がりません…！！
tugutuguさんのこだわりとして、本当に舞台を観ているような目線にするために、常にひとつのカメラで映しているようにしたんだとか…！
実際、シーンが切り替わる時も、画面ごと変わるわけじゃなく暗転だったり幕を降ろしたりすることで変化をつけているんです！
私も動画師を名乗ってご依頼を受けている時がありますが、全部分において尊敬しています！！
私のこだわり
見所満載の合唱動画ですが、主催という立場の私から、音源の部分限定で、こだわりポイントを紹介します！
①全員が違う音を奏でるアンサンブル
なんと、今回の合唱動画では、6人が同じ音程を歌っている瞬間が一度たりとも無いのです！！
合唱じゃなくない！？と思うかもしれないけど、これはご本家様をリスペクトしてのことなので、ぜひぜひご本家様も聴いてみてね…！
それぞれのパートを混声四部で表すとしたら…
・Lucia → リード
・むﾄ → ソプラノ
・うらら → メゾ
・Eye → アルト
・TKS → テノール
・英 → バス
こんな感じです…！本当に全員違います！
コーラスは、ご本家とcherryさんという方の「〇〇パートのみ歌ってみた」という動画を参考に耳コピして、アレンジを加えて1パートずつコーラスのガイドメロディを作成しました。
私の合唱部での経験が活かされた〜✨
1週間くらいずっとPCと睨めっこしていたけど、ものすごく楽しかったです。
低音パートのはなさん、高音パートのむとちゃんはどちらも音域が拷問レベルで大変だったのですが、2人とも頑張ってくれました……
そしてたけすん、うららちゃん、アイちゃんのパートは、音域自体は中間域なんだけど、行ったり来たりの意味わからない動きが大量で、覚えるのがすごく大変だったと思います…
みんなの歌唱力のおかげで成り立ちました！！
本当に大感謝…！！
今度short動画で、instをミュートにした声だけの動画を出せたらな〜なんて思っているので、楽しみにしていてください💭
②個々が聴こえる音作り
さぶろうさんには本当にお世話になりました…
今回、一つ前に記載した通り一人一人のアンサンブルを大切にしています。
そのため、誰も埋もれることなく全員の声が同じくらい聞こえるように、何度も何度も調整を重ねて音源を制作していただきました！！
パン振り(声が左だけ、右だけに聞こえるようにする設定)もだいぶこだわりました。
基本的には、さぶろうさんがご本家の音源を意識してパン設定をしてくれていて、部分によって私がガイドメロディを作っていた時に設定していたものに合わせていただいています。
さらに合唱部分では、映像のイラスト立ち位置とパンの場所が合うように、映像ができてから音源の最終調整を行っています…！
ギリギリまで詰めて良かった…！！
後日譚
合唱動画が公開されてから、なんともう4日も経ってしまいました。
みんな言う話だけど、12月って本当に1年の中で1番短く感じますね。本当にね。
ここで個人的なお話になりますが、実は27日のプレミア公開を見届けてから、頭の中と心の中から、ぽっかり何かが無くなってしまったような感覚があって、何も手に付かなくなっていました。
約2ヶ月間ずっと脳内の半分以上をこの合唱が占めていたため、動画が世に公開されたことで、解放感と喪失感が一気に押し寄せてきて、燃え尽き症候群のような症状が出たのだと思います。
その状態のままSNSで何か発言するのは良くないように感じて、2日ほどですが自分から控えてみました。
多分、ちょっとおかしかったのだと思います。
未だに喪失感が拭えません。
この企画が生まれたのは通話中の勢いだったけれど、本気で向き合っていました。
大変だったし、至らない点も沢山あったと思うけど、また何かやりたいなぁと、思っています。
最後に
改めて、関わってくれたメンバーの皆さんと、プレミア公開に集まってくれた視聴者の皆さんに、心から感謝しています。
私の密かな夢に巻き込まれてくれてありがとう！
コメント、タグでの感想投稿も嬉しいです🫶🏻
これからゆっくり読ませていただきますね💭
今回、本来はクリスマスイブである12月24日に公開しようと思っていたのですが、訳あって3日遅れての公開になりました。
それはトラブルが発生したとかではなく、メンバーみんなが「もう少し詰めれば更に良くなる」という気持ちを持っていて、素敵な作品を皆さんに届けたいという気持ちで時間をいただきました。
そこに関しては、正しい選択だと思っているし、本当に良いものになったので動画自体には満足しているけれど、しっかりと残念な気持ちがあります。
だけど、皆さんが喜んでくれている、それだけで主催として十分幸せです。
私もたけすんも完璧人間ではないから、この企画を通して沢山勉強できたところがあって、人間レベルが上がったと思います。
このコラボ企画は、私の活動・人生に必要なものだったと思っています。
本当に、沢山沢山経験値をいただきました。
ありがたい話です。周りの人に強く強く感謝しています。
来年のクリスマスまでに100万再生突破させるくらいの気持ちで、どうか長く愛してもらえたら嬉しいです。
それでは、良いお年をお迎え下さい🪽
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