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#42 子どもに起こる肘内障とは?

小さなお子さんと過ごされている中で
手を引っ張った時に急に泣き出したり
ご自宅でお子さんが泣きながら
手を使わなくなったご経験が
あったりしますでしょうか?

この時の多くは、肘内障と言われる
俗に「ひじ抜け」とも言われる状態の
可能性がございます。

肘内障とは、肘の輪状靭帯が橈骨頭から
はずれかける、いわゆる亜脱臼を
起こしてしまっている状態の
ことをいいます。

原因としましては
親御さんが子どもの手を
とっさに引っ張った時や
お子さんが寝ている時、
ひとりで遊んでいる時に
お子さん自身の腕が身体の下に入ってしまい
自重で引っ張られてなってしまう
場合もありますので注意が必要となります。

小学生になる前までは
橈骨頭が小さく輪状靭帯が
すり抜けやすくなっていますが
その後は橈骨頭が大きくなるので
輪状靭帯が引っかかるようになり
自然と肘内障にならなくなります。

肘内障をもどすのは
一般的に容易であり、
もどってしまうと
泣いていたのがウソのように
手を使えるようになります。

私も柔道整復師という
国家資格保有者ですので
肘内障の整復を行ったことがありますが、
本当に靭帯が元通りになりますと
お子さんは今までのことがウソのように
手を自在に使うことができるようになるので
親御さんがとても驚いていて感謝して
いただいたことが印象に残っております。

もしお子さんが
肘内障の可能性がございましたら
お近くの整形外科さんや接骨院、整骨院に
ご相談いただけると良いかなと思います。