『マイ・インターン』とハンカチの意義

「なぜハンカチを持つべきかって?女性の涙を拭いてあげるためさ」

か っ こ よ す ぎ か



『マイ・インターン』は2015年に公開された映画で、シニア・インターン制度でファッションブランド会社に入社したおじさま(ロバート・デ・ニーロ)が若き創業社長(アン・ハサウェイ)を始めとする様々な人々の心を変えていく物語。ロバート・デ・ニーロの渋いかっこよさとアン・ハサウェイのクールで魅惑的なかっこよさの交わりが素晴らしい映画でもあります。

最初は雰囲気にも会わず部外者として扱われていた人間によってコミュニティが変化してく話は個人的にかなり好きだったりします。『出た杭は打たれる』という諺があるように、現実世界ではコミュニティの型にはまれない人間は追い出されることが散見されるように思えます。ですが、型にはまりすぎてしまっては新しいイノベーションは生まれないんですよね。この話のようにコミュニティの外部からやってきた型にはまらない所謂『出過ぎた杭』のような人間が固まってしまった組織を壊してくれるということはいろんな方面での成長に必須なことだと思います。

それにしてもこのロバート・デ・ニーロ演じる主人公、イケおじすぎる。言うことがどれも刺さるものばかりなんですよね。名言製造機とでも言いましょうか。最新鋭でファッショナブルな会社の中で昔から年代物のアタッシェケースを広げる主人公。隣の席の若き社員に「かっこいいね」と言われて返す一言「アンティークは色あせない」。いやあ、かっこいいですね!冒頭にも書いた「ハンカチは~」のくだりもそうですけど、長き人生を生きてきた証が刻まれているからこそ生きるセリフですよね!年をとることを悲観的に見る人も多いですが、こういう年季の入ったセリフを言えるようになるということを考えれば年をとることも少しプラスに考えられるかもしれません。(もちろんそれなりにかっこいい人生を歩む努力しなければいけないけど。)

デ・ニーロもかっこいいですが、アン・ハサウェイもカリスマ性が爆発しててとてつもなくかっこいい!アン・ハサウェイはその美貌はもちろんですが、個人的にはその美貌が繰り出すポンコツシーンやダメダメシーンがギャップを感じてとても好きだったりします。今回も女性社長としては一流でも机の片づけが出来ないところとか、母親の悪口をメールに書いてたら間違えて誤爆してしまうシーンとか、とにかくポンコツなシーンがとてもいい味を出していたと思います。はー最高だったな。


『マイ・インターン』はアマゾンプライムでも配信されていますのでみなさんも是非ご覧くださいませ!!

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