見出し画像

精神看護への興味の芽生え

 自身が統合失調症の当事者であり、そのことで深く苦悩してきた過去があり、現在放送大学で看護を勉強している点、ピアサポーターを希望している現状から、更に自分なりの臨床心理の技法の発案があることなどを総合して、かつこの精神医学の基礎の授業受講を通して、精神看護学への興味が芽生えた感じがします。実際に先生はそういう考え方をするのだなとか、生徒にはこういう人がこういう疑問を抱いているのだなとか、刺激を受けることが出来た点が受講前後で大きく変化した点です。
 ピアサポーターにもピアサポーター専門員などの専門資格があることを知り、就職を度外視して正直に言えば看護学校への興味もあり、どんな結末であっても働きながらであっても生涯更に学んでゆきたいです。看護にも基礎看護学、アセスメント、母性看護学、精神看護学、小児や老年看護学、災害看護学、看護管理学など様々な分野があり、放送大学である程度を現状で学べます。有難いなと思うと同時に、日本でも貪欲に学ぼう、学び続けようとしている方がいることに嬉しさを感じます。日本の高齢化や深刻な人材不足の問題がある中、日本には教育しかなく、偉いな頼もしいなと思います。
 以前ストレス心理学の面接授業(ストレス理論やコーピングなどの内容)を受けた時から、勉強の進み具合が少し進歩して精神医学の面接授業を勉強したことで、精神疾患で悩んでいる仲間を、半利用者・半支援者として援助したい想いが強く強化されました。うつ病などにみた様にメンタルヘルスという意味からすれば、例外なく多くの人たちに関わる問題かなと思います。統合失調症の社会的な理解・配慮のお話も度々出ました。広く理解が進む様に仲間と努力したいし、諦めず運動を継続してゆきたいです。標榜するのは、優しい社会です。強くあろうと他人を叩き、自身の利益を追求するのではなく、弱音を吐いてつい誰々や社会のせいにしても、そういう事を非難し貶める何処迄も強さを目指す競争資本社会ではなく、精神的な疾患や症状を含め、そういった弱さや嘆き、不完全さを優しく包む、賢く優しく助け合う社会になって欲しい。押し付けることなく、自然にそう広がってゆくことを望みます。
 
 
 LUCANUST―ANGLE、NOTE.COMにて掲載させて頂きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?