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公私こんぽう#4私「風呂が面倒」

風呂に入るのが面倒くさい。

風呂に入るのめんどくさいとは言うものの、風呂に入る事自体が面倒なのではない。

いや風呂に入ること自体も面倒だけど。

風呂に入るために今没頭してる何かを止めるのが面倒。

立ち上がるのが面倒。

季節によってはエアコンで快適な温度になっている部屋から出るのが面倒。

やっとの思いで立ち上がって風呂に着いても、そこで着るもの拭くもの一式忘れたことに気づくのが面倒。

一旦湯船用の蛇口を全開にして、忘れた一式を取りに戻るのが面倒。

風呂が溜まるまで待つのが面倒。 

そこでアイデアが降って来ちゃったりして、メモ帳を取りに戻るのが面倒。

考えに没頭してしまって、湯船を溜めすぎてしまうのが面倒。

そこで慌ててパニックになってメモ帳を置くのと蛇口を止めるの、どっちを優先すべきかわからなくなってあたふたするのが面倒。

冬であれば湯船に入るまで寒いのが面倒。

これから頭を洗って顔を洗って体を洗って拭いて服を着てと考えるのが面倒。
そのためにこの気持ちいい湯船から出なければいけないのが面倒。

どこまで洗ったか忘れて自問自答してまたシャンプーを取って「あ、これさっきもやったわ。勿体ない」と思いながらもう一度頭を洗うんだろうなと考えるのが面倒。

そして伏線回収してしまうのが面倒。

体も洗って拭いてから、顔を洗い忘れたことに気づいて顔を洗い直してまた全身拭くのが面倒。

そもそも風呂に入って上がるまでで最短でも30分はかかるのが面倒。

そんなこと思ってしまうのが面倒。

湯船でだるだるした日には平気で1時間かかるのが面倒。

そんな別パターンまで考えてしまうのが面倒。

風呂上がりも保湿やら歯磨きやらフロスやら皿洗いやら洗濯やらしなければいけないのが面倒。

その作業も最速で1時間ちょい消費するのが面倒。

また「最短でも」とか考えてるの面倒。

性格が面倒。

とどのつまり、風呂に行くというキッカケひとつで寝るまでの決まった動きが発生するのが面倒。

面倒だなあと思ってこれから起こる面倒を一通り想像してしまって面倒。

そんなことを考えて脳みそのエネルギーを消費しまくって疲れてしまうのが面倒。

未来予知面倒。
脳みそ面倒。
ミソドウ。

1000字は目指そうとしたけど面倒なので切り上げる。

さてどっこいしょ風呂に行ってくるか。

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