とある女性の注意喚起看板問題

2023年9月1日

SNSプラットフォーム X(旧Twitter)にて、とある女性の投稿があった。

https://twitter.com/NATSUKI36627975/status/1697427662015492434

投稿の全文は次の通り

令和5年2023年8月~
山梨県のとある山奥で
タバコポイ捨て禁止の看板作り。

果物盗難の見回りや毎日のゴミ拾いをしていて、
嬉しい事に地域の人とお話をする機会が増えた。

その中で聞いた話

コロナ騒ぎが起きてから
人ごみを避け田舎を求める人が増えるにつれて、
不法投棄やタバコのポイ捨ても比例していった。

特に酷いのはタバコの吸い殻。
しかも、
わざわざ橋の排水口付近に捨ててある。

この排水口の出口は、
橋の下を流れる川にそのまま向かっている。
(写真を添付)

今年の6月
水族館に展示されていた水槽にタバコがポイ捨てされ、
そのたった1本のタバコで50匹の魚が大量死する事件があった。
https://maidonanews.jp/article/14943574

誰しもが知っている身近な毒
タバコに含まれるニコチンは
アルカロイドの一種で、神経毒性の強い猛毒。

しかも水溶性だから水に溶ける。

この山奥の清流は
多くの人が口にしている
ミネラルウォーターの採水地よりも上流だった。

そんな場所でタバコが大量に捨てられている。

私もこの夏、地元の人達と一緒に回収をしたが
いくら片づけても止む事はなかった。
(回収したタバコの写真を添付)

気温が40度近い猛暑
一日中、監視するのは流石に体がもたないので、
せめて注意喚起をしようと役所の環境課に相談をしたが
すぐに看板を作るのは難しいらしく、
ラミネートされたポスターのような物をもらった。

ただ、これだけでは
耐久性に不安があるので看板を作る事にした。
(もちろん設置の許可は取りました)

今だに私、松本なつき本人が
やっていないと言う人もいるので、
不本意ながら動画も撮影したので疑う人は見てほしい。

・材料はすべて国産
長持ちするように檜と杉の合板。
国産木材なら
万が一、飛ばされてしまっても環境へ悪影響はない。

・木材保護の塗料は環境にも優しいコンゾラン
屋内外で使用できる、環境にやさしい水性ペイントで
学校・幼稚園などの教育施設、牧場、家畜飼育場などにも
広く使われいてる物を選んだ。

・片流れの屋根
ラミネートされたポスターを雨風・日差しから守れるように
勾配をつけて屋根もつけてみた。

同じ物をいくつか作り、数カ所に設置。
(杭を打って立て看板にしたりも)

もっと早くに完成させたかったが、
今年は今日も続く猛暑や中旬に襲来した台風の影響で
作業時間が上手く取れず遅れてしまった。

(夜勤明けの早朝、深夜も作業をしたが、
作業場所は100m以内に民家がないような場所なので
騒音で迷惑はかけていない)

元々は観光地でもない場所でも、
今はインターネットで穴場!と投稿されたりすると
すぐに訪れる人が増えてしまう。(グーグルマップ等)

例え訪れた人のポイ捨てが一生に一度だったとしても、
そこに住む地域の人達からすると
それが何度も繰り返されている。

60・70代は若手とされる高齢化が進んだ地域

最初は地域の人がゴミを見つける度に清掃をしていたそうだが
圧倒的に訪れる人の方が多いので
次第に追い付かなくなり、諦めの雰囲気もある。

息抜きや思い出を作りたい気持ちも分かるけど、
山奥でも人は住んでいるし、山にだって所有者がいる。

別の話になるが
沢を走るリフトアップされたジムニーの集団、
暴走族の様に騒音をまき散らすアメリカンタイプのバイク…。

人口の少ない地方の山奥にも悩みは沢山ある。

守るべき日本の貴重な自然(動物含む)や
地元の人が長い間、守ってきた土地を汚し
自分たちだけが
綺麗な思い出を作るなんてすごく虚しい事。

ゴミはポイ捨てせずに持ち帰る、
借りた時よりも綺麗にして返すようにする。

現実で活動をするほどSNSの必要性は下がっていくけれど、
私の発信で何か良い事が少しでも広まってくれればという
気持ちをこめて投稿します。

その投稿に続き、次のリポストがされた

https://twitter.com/NATSUKI36627975/status/1697428702043480568

投稿文全文は次の通り

・排水口の出口
・回収した吸い殻やゴミの不法投棄
・注意喚起の為に作り設置した看板

画像は全4枚

1枚目


2枚目
3枚目
4枚目

 これらの投稿から、とある女性は「松本なつき」さんで、タバコのポイ捨ての注意喚起を促す屋外広告看板を製作し、橋のガードレールに設置したものと見て取れます。
 多くの人達はタバコのポイ捨ては良くない事と理解はしていても、実際注意喚起を促す人はごく少数であり、とても感心できる活動と思う。
 僕自身定期的に山梨県の山に登ったり、川や湖で釣りを嗜むことをしているが、彼女の活動のようなことはしてこなかった。
 
 実は、僕は松本なつきさんの存在を半年ほど前から知っていた。
 彼女を知ったのは、「NHKをぶっこわーす!」のキャッチフレーズで国政政党を作り上げた事で有名なあの立花孝志さんが企画した、政治家を目指す女性を応援する「政治家女子48党」に応募参加したとき辺りだった。
 この企画の一環である選挙出馬の時点から、松本なつきさんと立花孝志さんとで何かトラブルのような事があったらしく、また、政治家女子48党は代表権騒動なども起こる最中(それらトラブルの詳細は割愛する)、松本なつきさんは4月23日投票日の埼玉県川口市議会議員選挙に出馬した。
 選挙は、定員42人、候補者数62人中57位(768票)で落選したが、その後も本職の看護師を続けながら動物愛護活動などを行っていた。

 本題の話に戻すが、松本なつきさんの行っている活動の趣旨は多くの方から賛同されるものでもあるが、反面、批判され得る要素も含まれる。
 前記したリプライの画像4枚目を見ると、手作りした屋外広告看板をガードレールに設置している。これは山梨県屋外広告物条例違反の疑いがある。

・山梨県屋外広告物条例
https://www.pref.yamanashi.jp/somu/shigaku/reiki/reiki_honbun/a500RG00000959.html#e000001857

・山梨県 令和5年4月 屋外広告物の手引き
https://www.pref.yamanashi.jp/documents/24769/tebiki.pdf

屋外広告物の手引き 2ページ

屋外広告物の手引き 2ページから
【Ⅱ 広告物等の制限】
1 禁止広告物等 ①、②
2 禁止物件 ①、②
3 規制地域 禁止地域若しくは許可地域
その他のページに詳しく記載事項あり

 そのようなことから僕は、松本なつきさんに、条例違反の可能性を指摘したが、彼女は「投稿で書いた通り そもそも役所の環境課がポスターを印刷してラミネート加工、 それを看板にして設置するのを 許可してもらっています。 わざと読んでないふりをしていませんか。」と返答された。

https://twitter.com/NATSUKI36627975/status/1697450173188972810

また次のようなリプライもしていた。

https://twitter.com/NATSUKI36627975/status/1697612103786631405

さいふぁさんにまで
お手数お掛けして申し訳ありません。

経緯から使った資材、
作業時間帯など
細かく書いたつもりでしたが、
これでも納得が出来ないみたいです。

タバコやゴミのポイ捨てについて
以前から行政に相談していましたが、
環境課が[今すぐに]看板を作るのは難しいから、
困っている地域の自治会の人達の為に
せめてポスターを印刷、
防水処理としてラミネート加工をしてくれました。

この防水処理などが完全ではなく、
耐久性に不安があるから
私が景観を汚さないように
少しでも長持ちすれば良いなとの思いがあり、
自分なりに木材保護塗料などを
調べて看板にしました。

画像でも分かると通り
屋根も台座の奥に収まっていて
接触の危険もないように勾配にも配慮しました。

単純にまとめると、
[すみませんが今はこれしか用意が出来ないので、
これを使って対応してください]
と行政から自治会へ委任された話です。

この他にも自治会が管理する
空き地などにも杭を打ち
立て看板も作りました。

これから管理をしてくれるのは
地域の自治体の人達です。

これで収まらなければ、
他の不法投棄と同じように
管轄する警察署の名前が入っているような
本格的な看板についても検討をしてくれます。

最近、私を知った人は
私が何も言い返せない人間だと
勘違いしているんでしょうね。

さいふぁさんはもちろん、
初期の頃から見守ってくれている
人達はご存知かと思います。

投稿を少しさかのぼって
もらえれば見れる内容ですが、

私は今に至るまで
立花の支持者の中でも
特に無茶苦茶な事を言う人達を
一日中でも
一人で相手をしてきました。

はっきり言います、
このGiiという人は
ただのクレーマー。

地域の人達が困っている問題に対して、
必要としている物を
行政の許可を取り設置した。

ただそれだけの事。

どこでどんな風に
騒がれても揺るぎません。

身近な問題について
今の自分に出来る事で応える。

私は自分を貫きます。

僕は山梨県庁の代表電話番号に電話を掛けた。(午後1時18分頃)
 受付で屋外広告物に係る課に繋いでもらった。
 ●●●●課の担当男性と屋外広告物、ガードレール等に関する話を20分程度して、担当の方の名前を聞いて電話を終了し、Xに投稿した。
(会話の音声あり)

https://twitter.com/Gii_Japan_LSPC/status/1697473539111305445

2023年9月6日

 X(旧Twitter)の「あさひな」さん(@daigo_zzzzz)から、今回の屋外広告物に関する情報のDMを頂いた。
 その内容はここでは伏せるが、僕が属する団体の調査力を超え、かなり具体的なものだった。
 改めてネット界隈の特定班といわれる方々の力を知ることになった。

2023年9月7日

 山梨県庁の担当者から電話がきた。(午前8時45分頃)
 その内容は「県内各市町村に確認したところ現時点において当該広告物に関する許可・申請は無い」との事だった。
 また、各市町村へパトロールと当該広告物を発見した際は適切に対処するようの指示も出したということだった。


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