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【翻訳】MTTでのOOP3betポットをマスターする【MTT】GTOWブログ.102
3betポットは恐ろしい。また、ポジションが無い所からプレイするのも恐ろしい。これらを合わせると、多くのポーカープレイヤーにとって悪夢のような状況が出来上がる。
いつものように、不安と戦う最善の方法は、情報を身につけることである。このような難しい状況でのプレイを導く原則を理解すれば、これらの大きく重要なポットでより良い判断ができるようになる。たびたび負けることがあっても—後述するが、それはこの状況において避けられないことだ—自分のプレーが適切であったという安心感を得ることができる。
プリフロップのプレイ
MTTで3ベッターに対してアウトポジションでポストフロップをプレイする際にまず知っておくべきことは、あまりやるべきではないということだ。ICMのプレッシャーが軽めのときでさえ、アウトオブポジションからコールするよりも、プリフロップで4betするかフォールドすることが推奨される。
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スタックの深さが浅くなると、2つの理由から、コールが戦略の重要な部分を占めるようになる:
相手の3bet額が小さくなり、その場面でのコールのオッズが良くなる。
ポジションが無いことによるディスアドバンテージが少なくなり、ギリギリのハンドでもエクイティを実現しやすくなる。
それでも、どのスタックの深さにおいても、インポジションのプレイヤーからの3betに対してコールすることは最も少ないアクションであるべきである。とりわけ、スタックが浅いほど、オールイン時のリスクを減らすことができるため、4betオールインがより魅力的になる。
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これらの数字は、ポジションに関係なくほぼ同じである。レンジの構成は最初のオープニングレンジの広さに応じて変化するが、3betに直面すると、オリジナルレイザーはポジションに関係なく、そのオープニングレンジの同じような割合でフォールド、コール、4betをする。これは、3betレンジがオリジナルレイザーのポジションを考慮しているからである。つまり、アーリーポジションのオープナーはレイトポジションのオープナーより強いレンジを持つが、アーリーポジションのオープンに3betするレイズのレンジも強くなり、オープナーは同じような頻度で対応することになる。
下の図に示されている割合は、フィールドの50%が残っている状態での控えめなICMを反映している。これまで見てきたように、ICMのプレッシャーが強ければ強いほど、フォールドが増え、コールが減る。
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フロップのプレイ
3betポットでコールする側は常に3betする側よりも弱いレンジを持つ。これはBBコーラーがシングルレイズドポットでプリフロップレイザーより弱いレンジを持つ理由と同じである:
3betはコールよりもリスクが高い。COが2.1bbにオープンし、BTNが6.82bbにリレイズした場合、レイズは6.82bbのリスクを負うが、コールのリスクは4.72bbに過ぎない。
コールはアクションは終了させる。3ベッターがまだアクションしていないプレイヤーや、より可能性の高いオリジナルレイザーからの4betのリスクを負うのに対し、コールはほぼ確実にフロップを見ることができる。
コーラーは自分の最も強いハンドを4betするインセンティブがある。一般に、OOPからのスロープレイはリスキーであるため、AAを除いて、オープナーは最も強いハンドを4ベットすることが多く、その結果capされたレンジになる。
BBからのコールと同様に、OOPから3betをコールすることは、価格が適正であるために不利な状況に自ら飛び込むということである。ポストフロップでは弱いレンジを持ち、勝つポットよりも負けるポットの方が多くなると予想すべきである。
したがって、ポストフロップのプレイはほとんど常にレイズしたプレイヤーに対してチェックすることから始めるべきである。厳密には、3ベッターのオーバーペアが最も弱いような、とてもコーディネイトされたボードでの例外もあるが、そうしなければならない特別な理由がない限り、チェックする事をデフォルトとするべきである。
3betポットでのCOドンクのベット戦略、CO対BTN、ES50bb
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スタックが浅いとドンクベットの魅力はほんの少しだけ増加する:
3betポットでのCOドンクベット戦略、CO対BTN、ES20bb
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レイズしたプレイヤーにチェックした後、あなたはおそらく小さなCbetに直面するだろう。これはほとんどのフロップでの3ベッターのデフォルトの戦略である。これに対して、コールすることが最も多いが、フォールドもたくさん行うべきである。小さなCbetは弱さを意味しない。
これはES50bbの3betポットでのBTNの25%ポットCbetに対するCOの反応である:
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34%のフォールド頻度は、MDFで得られる20%のフォールド頻度のほぼ2倍であることに注意してほしい。これは3ベッターのエクイティアドバンテージを反映している。BBに対するシングルレイズドポットと同じように、3ベッターはこの有益なフロップでのブラフの代償として、相対的にコーラーよりも多くのプリフロップでのリスクを負っている。プリフロップのコーラーとしては、たとえ相手のベットが小さくても、ポットのために意固地に抗うべきではない。
また、SPRが低いため、小さなCbetは「弱い」ものではなく、3ベッターのレンジをcapするものでもない。ターンやリバーのベットでスタックを入れ切ろうと思えば十分な余裕があるので、最強クラスのハンドで小さくベットすることを躊躇することはない。
また、SPRが低いということは、スタックを全て投下するのにナッツクラスのハンドが必要ないということでもある。例えばK62rでは、COはK8でさえもBTNの3ベッターに対しチェックレイズし、ほとんどのランアウトでバリューとしてバレルを打つ事も出来る。50bbのスタックでスタートしても、フロップのSPRは3未満なので、トップペアは十分強いハンドである。チェックレイズをしない弱いKxは、ほとんどのランアウトでチェックコールをし続けることになる。
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セットとツーペアはチェックレイズを積極的にしようとはしない。彼らはエクイティを否定することで得られるものはKxより少ないので(BTNはK8を逆転できるが66を逆転できないAxをたくさん持っている)、むしろBTNがブラフを続ける余地を与えたいのだ。チェックレイズに対してもペイオフするようなハンドの多くは、いずれにせよバリューのために後のストリートでもベットし続けるだろう。
MDFより高い頻度でCOがフォールドすることについて前に述べたにもかかわらず、彼らはこのようなドライボードで小さなCbetに直面したとき、直感に反するコールやレイズをすることが多い。彼らはペアをフォールドすることはなく、Aハイをフォールドすることもほとんどない。強いAxはBTNのAxをドミネイトしているので、利益的なコールになる。弱いAxはコンティニューするためにはバックドアフラッシュドローを必要とし(4回中3回は持っている)、ドミネイトされたなAxをフォールドアウト出来ることもあって、しばしばチェックレイズする。
COは残りのチェックレイズブラフハンドをガットショットやバックドアのストレートやフラッシュドローがあるハンドから持ってくる。はっきり言って、これらは特に強いドローではないので、レイズしても特に利益にはならない。しかし、このボードには強いドローはなく、COはブラフを必要としているため、改善の可能性がわずかにでもあるハンドでそれを行うべきである。
コネクトしたフロップのプレイ
K♦6♥3♠の場合、COのチェックレイズはフラッシュドローがボード上にあろうがなかろうが、もっぱら少額である。BTNが少額のCbetを使うのと同じ理由で、COのチェックレイズはほとんど常に小さいサイズである。しかし、以下のような、とてもウェッティなボードでは例外もある:
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このチェックレイズオールイン戦略は、実際にはより直感的に実行できる。レイズサイズがオールインであるため、より狭く、よりリニアで、高いエクイティを持つレンジとなる。例えば、T♠9♦8♦の場合、COは♦のAQsやAJsのような強いドローと、トップ2ペアやローエンドストレートのような強いが脆弱なハンドを主にチェックレイズオールインする:
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フラッシュドローボードのプレイ
K♦6♥2♦のようなフラッシュドローがあるボードでも同様の原則が適用される。CO、BTNのAxや低いペアに対して同様に高いエクイティを持つ強いドローが多いため、Kxのチェックレイズを減らす。彼らの最も弱いブラフは依然としてガットショットとバックドアのフラッシュドローであり、これらは現在ハート2枚かダイヤ1枚の形を取っている。
ミドルペアとフラッシュドローの♦スーテッドの6xは特に悪いレイズの候補である。確かにエクイティは高いが、より良いハンドがフォールドすることはなく、フォールドするような弱いハンドには逆転されることはほとんどない。フォールドエクイティをより重視する弱いフラッシュドローでレイズし、BTNのブラフに対してショーダウンバリューのあるフラッシュドローでコールする方がよい(♦スーテッドの高いAxsもピュアコールである)。
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後のストリートのプレイ
後のストリートのシナリオは非常に多岐にわたるため、ここでそれらすべての概要を提供することは出来ない。良いニュースは、BBからプリフロップレイザーに対してプレイするときと同じ戦略原則が、3ベッターに対してOOPからプレイするときにも役立つということである。
ただし、2つの重要な変数に留意する必要がある:
SPR低いので、スタックオフの閾値も低くすべきである。
プリフロップのレンジはかなり強く、ハイカードの周りに集中している。
これらのなじみのある原則に従って、フロップをチェックコールした場合、ターンはほとんどチェックすることになる。フロップでレイズした場合、ほとんどの場合ターンにベットする。主な例外は、ボードのテクスチャーが劇的に変化するターンカードの場合である。3betポットでは、それはシングルレイズドポットのようにボードペアやストレートを完成させるカードよりも、AやKの可能性が高い。
まとめ
ポットは大きくなるかもしれないが、原則は変わらない。可能な限り悪い状況を避けるべきだ。もしコールする場合は、自分が不利な状況でプレイしていることを認識し、チェック、コール、フォールドに重点を置いてディフェンシブに進めるべきである。SPRとプリフロップのレンジを意識して、文脈から自分のハンドの強さを判断する。
レイズで攻勢に出るのは頻度の低いプレーだが、エクイティを否定することで利益を得る強いハンドに適している。改善する可能性のある慎重に選ばれた弱いハンドのみでブラフをしよう。損失を完全に避けることは出来ないが、これらの原則を守ることでミスを避けることができる。
練習する
自分で試す準備は出来ただろうか?これらのドリルでは、様々なシートとスタックサイズから、インポジションのプレイヤーからの3betに直面する。これらは全てChipEVシミュレーションに基づいているので、プリフロップとポストフロップの両方の意思決定を練習することが出来る。
ICMを判断に取り入れる練習をしたいのであれば、これらのICMドリルでプリフロップの同じような場面(ICMモデルに基づくポストフロップシミュレーションはまだ利用できません)を残り50%のフィールドで練習して欲しい。このドリルのコツをつかんだら、パラメータを微調整してトーナメントの他のステージを練習することもできるが、多くの異なるICMモデルからランダムに抽出されたドリルセットで練習するよりも、一度に一つのステージに集中した方が、より多くの成果が得られるだろう。
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