すべてのビットコインHODLerへ。

はじめに、この記事は学術的記事でもなければトレードの記事でもない。
なぜビットコインを持つのか、未来はどうなっていくのか、またどうすべきかを、生まれてこのかた悪いニュースしか聞いてこなかったZ世代の一人である俺が完全なる妄想をベースに書いたものだ。

なぜ”仮想通貨”ではなくビットコインなのか

100回くらい聞いた話かもしれないが聞いてほしい。
荒削りだが去年あたりにこんな企画をした。​

これは叩き台のまま日の目を見ることはなかったが、要するに、
「金融政策ができるビットコインを作って法定通貨にしようぜ」ということだった。
一般的なビットコイナーからすると、これは我ながらよくできた案な気がする。
しかし俺はこれがすぐにナンセンスだと思って完全に放棄した。
なぜなら、これは非中央集権的(decentralized)ではないからだ。

PoWのビットコイン、PoSのアルトコイン

非中央集権的であるということについて触れる前に、ビットコインとアルトコインの違いについて語ろうと思う。

”仮想通貨”というのは2つに大別される。
ビットコインか、ビットコイン以外か。
某ランドかと思われるかもしれないが、あながち間違いではない。ビットコイン、アルトコインと言われるように、それだけビットコインとそれ以外の壁は厚いのだ。
では、何が違うのか。主に主観で、簡単に語らせてもらう。
ビットコイン:
・プルーフオブワーク(PoW)である
・開発者不明

一般的なアルトコイン:
・プルーフオブステーク(PoS)である(他にも色々あるしPoWのものもあるが)
・開発者が存在する

以上。
たったこれだけの違いが、ビットコインか、ビットコイン以外か。という状況を作り出している。
PoW、PoSというのは、コンセンサスアルゴリズムの一種(正確にはコンセンサスアルゴリズムではない)である。
簡単に説明すると、PoWは「ネットワークに対しノード(計算能力とかそんな感じ)を提供し、対価をもらう」ことで、PoSは、「ネットワークに対しトークンをステーキング(お財布から出さないこと)することで対価をもらう」という仕組みだ。(簡単に説明しすぎたので表現に語弊がありまくるがそこらへんは各自調べてほしい。)
要するに、基本的に公平にマイニングできるのがPoWで、たくさんお金を持ってるやつがたくさんマイニングできるのがPoSということ。
かなり重要。
え、じゃあPoSって資本主義じゃね?格差社会の元凶にならね?
その通り。
つまり、PoS通貨のつくる未来は、いずれ中心をつくるのだ。
開発者が明確に存在するっていうのもその原因のうちのひとつになりうるよね。

ビットコインのつくる未来/非中央集権的な世界とは?

非中央集権的であるというのは、コミュニティにおいて明確な意思決定者・団体が存在しないということだ。
逆に、中央集権的というのはその真逆になる。
友達とのグループが非中央集権的、国や会社などの集まりが中央集権的であると考えるとわかりやすいかもしれない。
つまり、ビットコインのつくる世界とは、「みんな友達!誰かのコントロールなんてなくてもなんとかなるっしょ!てか、そもそも土台が公平ならヤバイこと起こらなくね?」という世界なのだ。なんて素晴らしいんだろう。。。
結構多くの人が勘違いしていると思うが、ビットコインのつくる未来に国家などというものは存在しない。人間という生物が、地域などでコミュニティを成してうまいこと生きていくのだと思う。もちろん文化も継続する。
文化的生活の基盤である通貨というものの発行者が一定でないPoWのつくる社会では、経済的強者も一定ではなくなる。
そもそも国家や会社というものは、昔の強者がずっと社会において強者であり続けるがために存続しているものである。
しかし、PoWでは常に難易度に対応しなくてはならず、実際10年前から存続しているマイナーは既に30%以下である。
考えてもみてほしい。税金などという謎システム、みんな本当は嫌なはずだ。
ちなみに、アルトコインなどについて批判的ととれたかもしれないが、アルトコインも、ビットコインのつくる未来には欠かせない。
こちらの記事に書いてあることがかなり面白いのでそちらを見てみてほしい。
https://lifeforearth.com/?p=10459

既存の社会構造を壊そう。ルールに抗おう。

いずれ時は来るのだろうが、いますぐ法律を犯せとか税金を収めるなとか言うわけではない。
既存の社会構造を壊すのは、ビットコインを買って、ビットコインを使うことからはじまる。
ビットコインはデジタルゴールドでもなければ兌換紙幣2.0でもない。強固な価値保存手段を持つ、全く新たな通貨なのだ。
現在の法定通貨でビットコインを買って、使うことで通貨としてのシェアを伸ばすことができる。ビットコインの価格が高騰して喜ぶ本質的な理由はここにある。

紙幣の成り立ちとか色々書きたかったがやる気が切れたので今回はここまで。
ある程度評判がよかったらやる気あるときに追記します。

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