バスドラムを上手く踏めない人の改善法
ドラムを叩くことにおいて、先ず最も高いハードルとなるのがバスドラムです。初めは踏み方が判らず、ヒールアップ奏法ができるようになっても少しパターンが変わるだけで途端に難しく感じる
。ゆっくり時間をかけて練習しても中々できない、という場合には、いくつかの原因がかんがえられます。
フォームの重要性: バスドラムを効果的に踏むためには、股関節を正しく使うことが欠かせません。その為には正しいフォームを身につける事が必要となります。股関節は、力強く蹴り込む動作をサポートする役割を果たしています。
まずは、座位姿勢から腰を入れ、骨盤を立てしっかりと立てた前傾を意識すると、股関節が適切に機能します。これは走るときのフォームと近いです。この時に重心が脚側によることで地面を捉え床反力を使いやすいなります。
また自転車を漕ぐときのように内股気味になると、より股関節機能が高まります。
そうする事で重心が下がるので、そのままサッカーのシュートを振り抜く時のように左脚で身体を支える意識を持つと"ロックポジションができあがり、地面を捉える力、床反力が最大化されます。
多くの初心者や体が固い人、筋力が少ない人は体が後傾していたり、骨盤が寝ていることが多いので先ずはそこから意識しましょう。
これにより、バスドラムの安定感が期待できます。
上半身との連動性の理解: バスドラムを踏む際には、上半身との連動性も非常に重要です。特に、上半身の動きがバスドラムの音の強さや音色に大きく影響を与えます。バスドラムを踏む際には、上半身も微妙な動きを伴わせることで、よりダイナミックな演奏が可能になります。例えば、バスドラムを強く踏む際には、上半身も一緒に前傾することにより力強い音を出すことができます。
交互に動かす際は歩くときの手足の連系を考えると上手に動くなどフレーズごとにも影響があります。
また肩に力が入ると重心が浮き、脚が地面を捉えられずにアキレス腱のバネが機能しなくなるので、肩の力を抜くこと。親指に力が入り過ぎると足がつられやすくなるのでやはり力を抜くこと。加えて親指に力が入る傾向の人は巻き肩タイプなことが多く、それにより神経が圧迫されでいることが多い為、小胸筋をほぐすことが有効だったりします。
脚関節とペダル機能の理解: 基本的に脚は股関節、膝、足首、指が全てキチンと機能すると最も脚のダメージが少なく、効率よく力が伝わるようにできています。なのでしっかりと膝を使って、足首を柔らかく動かす事を意識しましょう。
そして意識することは踏む、ではなくジャンプ。そして着地です。これは踏んだ時の反動を逃すのに必要で、能動的に踏みに行くのではなく、ジャンプを素早く行う事でペダルのスピーディーなバネ機能を最大化して、ペダルの操作感をダイレクトに感じることができるのです。そしてその反動を逃す為に関節を柔らかく着地することが必要となります。
初めのうちは指を使い過ぎて足首が固まったり、脚の負担が高すぎて筋肉が固まったりしてしまうことが多いですので、これらを意識して無駄な力を抜けるようしてみましょう。
町田Drums Lab.
https://shtmz69.wixsite.com/drumslesson
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