【世界にバカは4人いる】を読んで気づくこと!!今後のコミュニケーションに活かせるものとは?

■本書の抜粋

他人とのコミュニケーションは、いつの時代も変わらない悩みのひとつでありあます。これは我々シャイな日本人だけではなく、世界各国の人たちが抱える問題でもあるようだ。本書がスウェーデンで85万部以上の売り上げを記録し、40カ国で翻訳され、世界中で支持されている状況を見れば、世界中の人が同じような悩みを抱え、本書にその答えを見出そうとしていると言うことができるでしょう。

本書では、人の性格を大きく「赤タイプ」「黄タイプ」「緑タイプ」「青タイプ」の4つに分類し、それぞれを分析するとともに、各タイプとのコミュニケーションにおけるヒントが紹介されています。

タイトルにある「バカ」とは、「自分とは違うタイプの人間」のことだ。タイトルだけを読めば、「自分が理解できない人を“バカ”とし、その人とのコミュニケーションにおけるストレスを緩和させる本」とも捉えられそうですが、「自分と違うタイプの人間」を批判すること自体が愚かなことだと気づかされます。相手の何かが鼻につくのは、自分のなかにも同じ要素があるからだろうし、思い通りにならないことを他者批判によって埋めることはできないからなのです。

人間の特性をよく理解し、自分の考えや生き方に反映させることができれば、結果的に誰もが平和で豊かな人生に導かれるのではないかと思います。

ーーーーーー書籍情報----------

書籍名:世界にバカは4人いる

著者名:トーマス・エリクソン

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■はじめに

人間は、生きている限りコミュニケーションを行います。それは、対面・電話・メール・チャット等様ざまな、ツールや方法を用いてコミュニケーションを取っていきます。

その中で、多くの人がこの人とは、噛み合わない・理解できないのようなことを思ったことはないでしょうか?

私は、未だにあります。できるだけ相手に合わせようとしていますがそれでも噛み合わないことも多くあります。

では、どのようにかみ合わせればいいのでしょうか?

下記よりその内容をまとめていきます。

■今は戦国時代、あなたは何をする?

さて、みなさんが戦国時代を生き抜かないといけないとなったとします。あなたは将軍の位置にいます。

まず、相手との戦にむけて何をしますか?

そう答えは、【情報集め】であります。相手がどのようなタイプの将軍でどんな戦い方をしてくるのか、過去の実績は、苦手とすることは、戦力となる人数は、地形は、このように上げていけば多くの項目が上がるでしょう!

実は、コミュニケーションも一緒なのです!そもそも相手がどのような人かわからないから苦労するだけであって、わかってしまえば怖くもないし、

いわば自分の思うように事を進める事だってできるといっても過言ではありません。

したがって、まずは相手をしっかりと知ることが先決になります。

■人間の性格は4つのタイプにしてなる。

若いときは物事を単純に判断しがちです。「自分の話にきちんと反応をしてくれる友達はいいヤツだ」などと考え、自分を理解してくれない人との交流を避けてしまう。こんな経験ないでしょうか?

著者もそうだったといいます。社会に出て家庭を築いてからもなお、他者を「賢くて素晴らしい人」と「まったく理解できない人」に分けてしまうクセがあったのです。

著者はあるとき、「人間」というテーマの重要性に気づき、どのような仕事に就いていようと、人間とは一生関わり続けなければなりません。ならば、人間に関する知識を身につけることは何かしらの役に立つのではないかと。その上でまず、直感的に「理解できない」と感じてしまうタイプの人間について研究することにしたといいます。

研究の結果、人の性格は大きく4つに分けられるという結論に至りました。すなわち赤タイプ、黄タイプ、緑タイプ、青タイプです。

それでは、各タイプを見ていきましょう!

1)赤タイプ

「素早い反応・主導権を握る・人間関係には慎重ではない・時間軸の中止は現在・すぐに対処・日活動的なことをさ避けたがる傾向」

リーダー向きの性格と言えます。頑張ればどんな目標でもできると考えているタイプです。

赤タイプはやる気にあふれており、障害にも積極的に立ち向かっていきます。競合相手がいるときに最大限の力を発揮するので、会社の社長や国の首相に赤タイプの性格が多く見られます。

赤タイプの行動には、競争心が伴っています。常に何かを勝ち取ってやろうと意気込んでいるのです。

2)青タイプ

「遅い反応・計画に最大限の努力・人間関係には興味がない・時間軸の中心は過去・慎重に対応・人との関与を避けたがる傾向」

青タイプは自分の周りで起こっていることを恐ろしいくらい観察しています。緑タイプが周りに合わせているあいだ、青タイプは頭の中で物事を区分、評価、判断しています。誰かに疑問点を指摘されることのないように念入りに事実を知っておきたい性格だといいます。

 彼らはしばしば、話を始める前に、話すことの詳細を調べていて、インターネットで検索したり、説明書を読んだりしてから、そのあとに自ら完全な報告書を作って、それを人に伝えるのです。だが、もし誰かが青タイプが話している内容に質問しないと、何も話さないという一面も持っており。自らが知っていることをすべて人に伝える必要はないと考えているのです。

3)緑タイプ

「落ち着いた反応・協力するために最大限の努力・変化には興味がない・協力しながら対応・口論を避けたがる傾向」

緑タイプは、どこにでもいるタイプである。人の成功をねたんだり、誰かの話を無視して自分の自慢話を聞かせたりすることはないです。

自分は人より勝っているとは考えないし、その必要がない場面では、誰かにあれこれと命令をしたり指揮したりすることもありません。

緑タイプの人たちは、誰かが変な行動をしていても我慢強く耐えられる。周りにいるのにパッと思い出さないような人がいたら、その人は緑タイプである。つまり、ほとんどの人が緑タイプなのだ。

4)黄タイプ

「急な反応・関与するために最大限の努力・決まり切ったことには興味がない・時間軸の中心は未来・衝動的に対応・1人になるのを避ける傾向」

黄タイプにとって、人生はパーティーのようなものです。何につけても最大限に楽しもうとし、楽しんでいたい、常に笑っていたいという気持ちが彼らを動かします。

黄タイプは、感情タイプとも言い換えられます。決断力がある点は赤タイプに似ているが、その決断の理由を述べることはめったにないといいます。「これでいいと思った」と言うくらいです。

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■タイプ別の向き合い方

ここまでは、各タイプの特徴を書いてきました!!

自分に当てはまるものがあったと思います。自分以外の色を見た時に恐らくその気持ちがわからないや、それはないだろ~などの感覚になった人も多いかと思います。

そう!これは、相手から見た時に自分もそうみられているということです。自分は普通は大間違いであり、各タイプがいる中で自分がどのように他のタイプと付き合っていかないといけないのか、どのようにコミュニケーションを取る必要があるのかを知る必要があります。

1)赤タイプへの対応

赤タイプに合わせたいのであれば、まずはスピードです!話すスピードや素早く行動をしましょう。常に迅速に結果を出したいタイプなのです。

そして雑談は禁物です。最も伝えたい事をピックアップして伝えていきましょう。

報告の場では、必要でない話はしてはならない。ただ、どんな質問が飛んでくるかわからないので、重要なこと以外でもその裏付けとなる事実などもきちんと把握しておくことが理想です。

文書で何かを報告する際も、簡潔に書き、きちんと構成した形で報告するようにしましょう。赤タイプには論文のような長い文章を読ませてはならないのです。見積もり程度なら、レストランにあるナプキンの裏に書いてもいいくらいといいます。

2)青対応への対応

時間の遅れは厳禁であります。何事も準備をする性格のために待ち合わせに遅刻するはないですし、仕事の資料には事前に目を通し、詳細まで分析をしています。

したがって、自分は信頼できる人間できちんと準備をしているということを示す必要があるのです。相手が決済者であれば、自分が準備した資料をすべて見せてしまい。細かい質問をあまり投げさえないようにするのも重要な方法になります。

もうひとつ重要なのが、もし答えられないような質問をされたら、正直に「わからない」と答えることであります。その場しのぎで言葉を濁してはいけません。いくらあなたが取り繕っても、きっと青タイプには気づかれてしまうのです。

3)緑タイプへの対応

「安心感」ここをとにかく大事にしているのが緑タイプであります。

彼らは不安定なものを嫌うため、落ち着いた状況を求め、大きな賭けには出たくない性格なのです。

緑タイプと付き合う中で理解しておかないといけないことがあります。それは、あなたと同じように物事を考えているわけではないという事実を受け入れることです。

また、彼らは不安や恐怖心に振り回されがちだということを理解してあげることも大切なのです。

彼らには、何を怖がっているのかを聞くよという姿勢を見せましょう。とはいえ「恐れることは何もない」というセリフを言ってはならない。それよりも、その恐怖心に立ち向かっていくための手助けをしてあげるというスタンスでいたほうがいいでしょう。

4)黄タイプへの対応

とにかく、基本線として楽しく明るい雰囲気を好むのが黄タイプの特徴であります。ただ黄タイプには、周りの人の機嫌を気にしてしまう一面もあります。グループの中で一人でも機嫌が悪い人、攻撃的になってしまう人がいると、その場を楽しめなくなってしまうのです。

黄タイプの機嫌がいいときは、創造力を発揮し、ポジティブな活力があふれかえります。そんな雰囲気を作り出すためにも、黄タイプとの付き合いにあたっては、穏和で優しい環境造りをしてあげることが大切なのです。

黄タイプとのコミュニケーションのカギは、お互いが笑顔でいられる時間を増やし、冗談を言い合ったり笑い合ったりすることです。彼らが楽しい話を始めたら、その話に耳を傾け、子どもっぽさを笑ってあげましょう。会話の場が楽しくなり、和むに違いない。

■そこに4人がいると受け入れることが大事!

組織や、集団の中ですべての人が同じ色だとするとどうでしょう?

大事なところで、消極的になったり、大きなミスを防げなかったりなど上手くいかないことが多く起きます。

しかしタイプの違う4人がいれば得意不得意分野で持ち場を守ることができ結果組織として上手くいくのであります。

したがって、各タイプの人が各タイプの人を尊重してあげる事が重要でありその人に活かされていることを忘れてはいけません。

1つの会社とご契約を頂くにも、赤タイプの指示で、黄色タイプが受注を決め、緑タイプが中身を詰め、青色タイプが契約書を巻くのように

各々が得意とする分野を行うことと、苦手な分野をカバーし合える環境を持っている組織は非常に強い組織になります。

冒頭でも書きましたが、一生コミュニケーションを取り続けていきます!

その中で、相手の理解をすることと相手にあった対応をすることによりより円滑かつパワフルな関係が築けるのだと思います。