「最速で10倍の結果を出す他力思考」を読んでみた

本レポートの抜粋

本書は、時給900円のラーメン店で皿洗いのアルバイトをするほど追い込まれていた著者が、35歳で1臆円プレーヤーになり世界一周旅行までできるようになった「他力思考」について書かれています。

御社Webをやっていて、当たり前ですがこの人数だけでは賄いきれない仕事がどうしてもでてきてしまいます。
現状、他力があまり使えていない自分はどうするべきなのか、ということのを考え、本書を選びました。

本書から感じたことや、業務において取り掛かるべきこと、目指すべきところなどを、以下レポートにまとめました。

----------書籍情報----------------
書籍名:最速で10倍の結果を出す他力思考
著者:小林正弥


■はじめに

たった3人しかいない御社のWebチームで、継続的に成果を出し続けていくこと、顧客満足度を高めていくためには、私たちが作業をする側の人間でい続けることはできないと思っています。

実際に、安達さんも松本さんも私も、「自分で運用をする」「自分でライティングをする」という機会はどんどん減ってきました。

そういった現状の中で私は、もっと仕事を自分から手離れさせていかなくてはいけない、自分しかできない仕事をしなくてはいけない、と感じています。
ライティングの機会は減ったものの、まだ自分で手を動かしてしまうことが多々あります。

そのため、他力を頼り、事業を拡大していくためのノウハウとして本書を選びました。

■他力が使えない人の残念な共通点とは

「出来るだけ自分で手を動かさず、人を使う」こう聞くと一見あまりいいようには聞こえず、なぜか「自分で頑張ったほうが正」だと、結果ではなく過程を見てしまう自分がいます。

このように「他力」が使えないような人には一定の共通点があるといいます。
自分にも思い当たるふしがいくつかありました。


① 頑張り屋タイプ
人間は貸し借り、助け合いの中で深まっていく。それにも関わらず、困っているから助けてあげようと手を差し伸べられても「大丈夫です!一人でなんとかします!」と言ってしまうタイプです。

② 競争心旺盛タイプ
競争心の強い人は一匹狼になりがちで、人と交わる機会少ないです。人との関わりが少なくなるために自力で頑張って苦戦します。

③ 八方美人タイプ
目先のメリットにとらわれて、自分をころころと変える人のことです。
自分の都合で方針を変えたり、自分を持っていないので、誰からも信頼されません。
信頼がなければ、他力をつかうことはできません。他力は、長期的関係の中に発動するといいます。そのため、可能な限り長く付き合える人といることが必要です。

④ チェック魔タイプ
こちら側が常にチェックをしていると、相手は思考停止状態に陥り、依存的になるといいます。
また、過度なチェックは相手を信頼していないことが伝わるため、ある時急に人が辞めたり離れていきがちです。
著者の友人の社長は「社長が現場に入って指示を出しすぎると、スタッフは委縮し、イエスマンになり、結局社長自信が1馬力で頑張らないと回らない体制になってしまう」といいます。


自分にあてはめて考えたとき、「完全にこれとぴったりだ」というものはなかったのですが、
①の「自分でなんとかしようとしてしまうところ」や、④の「人に信頼して任せられない」という点は当てはまるところがあるなと思いました。

人に頼るということは、常に誰かの時間を奪っている行為で、迷惑をかけている=悪いことという思いがあります。そのため、借りている最中もずっと「すみません…」という気持ちでいて、あまりいい気持がするものではありません。
ただ、そういった嫌な気持ちになることから逃げていたんだなと思います。

ですが言うまでもなく、結果を出さないことのほうが圧倒的に悪です。
頼ることで自分の能力を引っ張っていただけたり、もっとスピードを出して結果を出せるようになるのであれば、その力を思いっきり使わせてもらうべきだと思いました。


また、人を信用できないというのは、こんなフィードバックをしたら嫌がるんじゃないか、こんなに依頼したら大変になって、やめてしまうのではないかという思いがあります。
そういった思いから、柳田さんにも伝えられていないことが多々あります。

しかし、そもそも上記を判断するだけの行動ができていないと思いました。勝手にいろいろ推測して、「こういうことを伝えるのは、やめておいたほうがいいのではないか…」と思っていますが、もっと踏み込んだ話を少しずついれてみて、反応を見ながら、相手とのベストなコミュニケ―ションを図ろうと思います。

考えすぎて行動できていない、という行動できない人の特徴が、まだ自分に強くあるのだと感じました。

■自力思考の人は「1馬力」で、他力思考の人は「100馬力」

「一人で年間1億円を売り上げる社長より、年間5,000万円売り上げる営業マンを5人育てている社長のほうが、たとえ自分が1円も売らなくても、年間2.5臆円の経済価値を生み出している」

この言葉をみたとき、そうか自分が出来るところがあるからといって、前に出ることだけが正のではないのか、というのを改めて感じました。

ライティングを依頼しても、他のライターさんが書いてくれたものに対して、あまりフィードバックができず、初校をもらっても自分で直してからクライアントに出すようなことが多々あります。
これでは、一向に外注や他のライターさんが育たず、ほぼ1馬力のようなパワーで動かなくてはいけなくなります。

前章でもお話したように、100馬力で頑張るために、相手のレベルアップも目指していかなくてはいけないし、そこに遠慮をしていると自分の首を絞めるだけだと感じました。

■自分の手足を使うと「移動の自由がない」「チャンスをつかめない」

著者がある資産家の方に言われた「金持ちは仕組みをつくり、貧乏人は仕組みの中で働く」という言葉があります。

この言葉をきいたとき、自分は御社Webという全く新しい事業で、仕組み化からできる立場なのに、いまだ制作部から引き継いだ仕組みの中で悶々としているな、と思いました。

目の前のことに精一杯で、新しいチームに則した新しい仕組み化ができていません。
これでは、ずっと貧乏人で苦しいままです。

タイムスケジュールが課題になっているので、まずはそこのスキルを上げ、少しでも早く御社Webの制作の仕組み化をするようにしたいと思います。

また、この「金持ちは仕組みをつくり、貧乏人は仕組みの中で働く」という言葉を聞いたときにもう一つ思ったことが、
自分が仕組みをつくる側になった時、その作った仕組みの中で働いてくれている人を、仲間であるのに貧乏人として定義してしまっていいのだろうか?ということでした。

自分が仕組みを作る側にいるだけじゃなく、
仕組み化が出来るようになった後には、その仕組みの中で働いてくれている人を、仕組みを作る側に引っ張っていけるようにしたいと思います。


また、上記の話に続き、
「自分の不得意な分野、やりたくない分野は人に任せて、やりたいことだけをする仕組みをつくればいい」というお話がありました。

上記に習って考えてみると、自分はクライアントワークが苦手なのでどちらかというと、前に立つことを人に任せて、リサーチをしたり顧客心理を考えながらライティングをしているほうが楽しいなと思います。

しかし、それでは仕組みをつくる人ではなく、仕組みの中で動く人になってしまい、上には上がれないと感じました。
そのため、やはり苦手なことでも、上に立つためにはスキルを取得していかなくてはいけないことも、たくさんあるのではないかと思います。


特に、クライアントワーク=コミュニケーション能力は、「AIにはできない仕事を」と謳っていく以上、誰もがつけなくてはいけないスキルだと思います。

AIがもっと人の仕事を奪うようになっても、
顧客心理やセールスファネル、流行に基づいた文章作成、コミュニケーションスキル、マーケティングの力というのは、まだまだ真似できないものなのではないかと思います。

上記のためには、人の気持ちがわかる、コミュニケーションがとれる、というのは重要です。

2週間くらい前に青塚さんとご飯に行かせていただいたのですが、それから先輩方との交流があまり取れていなかったので、再度クライアントワークなどについて伺うようにします。

■有言実行「自分の能力をはるかに超えた夢やゴールを掲げること」

先日の岡野さんがそうでしたが、「今月中にフォロワー1,500人を達成する」という目標を有言され、実際に達成されていました。

少し難しいと思うことでも他者に先にコミットしたことで、叶えられたのではないかと思います。
「約束したからやらなきゃ」という思いもあったと思いますし、そのために動いている岡野さんの行動をみて、私たちも積極的にリツイートなどをして、目標達成のために尽力しました。

有言は、自分を振るい立たせると同時に、他力を借りるチャンスにもなるのだと学びました。
思い返すと、私もリスプラポイントを毎日とりたいと有言していたときは、安達さんや松本さんが、「これポイントになるよ」と私が気が付いていなかったところも教えていただき、ポイントをあげられたこともありました。

また、人は「自分ひとりでできることや、私利私欲の範囲でできることであれば、他力は発動しない」といいます。
先に高い目標をコミットをして、自分の頭だけでは完結できない状態に身を置くことで自然に相手の力も借りるような考え・行動になるのだと思います。

■まとめ

「人を頼ったり、依頼する時には、まずは自分がこうでなくてはいけない。」「こういうことは言ってはいけないのではないか」といった、勝手に自分で決めた正義に縛られていました。

しかし上記のように、自分の頭で完結することなく、
もっと相手を巻き込むための行動と、言葉を発していくこと、有言していくことが、重要なのだと感じました。

●目標は有言して、他力の人も借りる。
自分は目標や気持ちが続かないタイプなので、以前ご指摘いただいたように、士気をあげてくれる仲間を身近に持つようにします。
これも、人に士気をあげてもらうなんて甘えだと思っていたのですが、自力ではできないと分かった以上、チームメンバーとよく話を聞いてもらう仲間には、頼ろうと思います。

●フィードバックの時間を持つ
他ライターさんの書いた原稿を自分で直すだけではなく、フィードバックをする時間も想定してスケジュール組みをするようにします。1原稿につき、おおよそ10分~15分くらいとり、将来自分の手が空くようにします。

●仕組み化の時間を作る
火曜日と水曜日には、朝30分ずつ第二領域で仕組みかの時間を考える時間をつくります。
既に制作を回すための考えはあり、安達さんにも共有している部分もあるので、実際にそれが可能になるための実作業をしていきます。



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