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マジカルドロップ3対人戦 初・中級者向け①:攻撃とノルマ意識のすすめ

知っておくといいことあるかもしれない、
マジドロ3の攻撃のシステムについての解説記事です。


記事内のデータは「マジカルドロップ3技術指南白書」のまるたさんの動画を参考にさせてもらっています。
攻撃レベルについての詳しい解析・解説はこちらの動画をご覧ください。


はじめに

マジドロの対人戦で勝つ方法には押しつぶし勝ちとノルマ勝ちの2種類があります。
でも「相手に攻撃を送って押しつぶすぞ!」とか「相手より先にノルマクリアするぞ!」ということを意識してプレイするのはすごく難しいです。

マジドロ3の対戦は単純な攻撃の送り合いや玉消しのスピード勝負だけではなく、相手との駆け引きによって成り立っているからです。
ゲームスピードが早すぎて玉を消すのでいっぱいいっぱいな中で、とても相手との駆け引きのことなんて考えていられません。

ただありがたいことにマジドロ3は玉を消すことが攻撃・防御・ノルマ消化・妨害などの相手との駆け引きになる行動すべてに直結しているゲームなので、
玉を効率よく消せている状態≒攻撃・防御・ノルマ消化・妨害がうまくできている、対人戦におけるいい立ち回りであると言ってもいいんです。

対戦におけるいい立ち回りをしようと思えばおのずと玉を綺麗に消せている状態になる、
ここが対戦パズルゲームとして美しくて好きな部分なんですよね。
だから逆に玉を綺麗に消そうと思えばいい立ち回りっぽくなるので、
まずは玉を効率よく消すことだけ考えればいいというのが自分の考えなんですが。
この考え方で勝てるのは初級〜中級までです。

●補足
「攻撃」は相手に攻撃を送って押しつぶし勝ちを狙うこと。
「防御」は相手から送られた攻撃を凌いで押しつぶし負けを避けること。
「ノルマ消化」は玉を消してノルマ勝ちを狙うこと。
「妨害」は相手のノルマ消化を邪魔してノルマ負けを避けること。
…みたいなイメージです。私の中では。

「玉をいい感じに消してたらなんかいい立ち回りができてた」
というなるがままの状態からさらに上を目指すには、

「『玉をいい感じに消せてる状態』を前提として、その中で狙って効果的な立ち回りができる」
状態になりたいです。

そのために攻撃のシステムを理解し、どういった攻撃の送り方・玉の消し方が対戦で有効なのかを知っておきましょう。
なんとなくしか理解できてなくても、対戦に活かせなくても、
知らないのと知ってるのでは大違いです。

システムを理解することで上手い人の対戦を見た時に「そのプレイングがどうして上手いのか」を理解できたり、
自分の対戦を見返して「このプレイングは良かった・良くなかった」という反省をすることができるようになるのも良いですよ。

攻撃の仕組み

玉を消して、連鎖が終わった瞬間。
厳密に言うと連鎖が終わって、自分が吐いた玉を含む浮いている玉が全て着地した瞬間、
連鎖数と消した玉の数によって攻撃レベルが判定され、
攻撃レベルに対応したライン(行)数・配色の攻撃が相手に送られます。

なんか難しいけど、大雑把に
連鎖が大きくなるほどライン数が多くなり、消した玉の数が多いほど配色が強くなる
と考えてもらって大丈夫です。

攻撃を送ることができる最小の連鎖は1連鎖の7個消しです。
1連鎖の6個消し以下では攻撃を送れません。
どれだけ大きな連鎖をしたとしても、1度の攻撃で送ることができる最大のライン数は8ラインです。

例としてハイプリエステスの攻撃を見てみましょう。
連鎖が多いほどライン数が多くなります。

連鎖数が同じでも消した玉の数が違うと、配色が変わったりライン数が多くなったりします。

相手からの攻撃の仕組み

相手から送られてきた攻撃は、自分が玉を消している間は降下してきません。
連鎖が終わって、浮いている玉が全て着地した瞬間に降下が始まります。
攻撃が降下してきている途中でも、玉を消し始めれば一時的に降下を止めることができます。

上級者の立ち回りが強い理由を考えてみよう

以上のシステムをふまえて、上級者(特に、ノルマクリアを重視しているプレイヤー)の立ち回りがどうして強いのかを分析してみます。
連鎖は小さく・消す玉の数は多くがセオリーです。
「2連鎖が強い」というのを聞いたことがある方もいるかと思います。
なぜでしょうか?

例えば盤面に30個の玉があるとします。
この玉の消し方次第で相手に送る攻撃は変わります。
消し方によって攻撃がどのように変化するのかを見てましょう。

小連鎖が強い理由

大連鎖によって送られる攻撃と、小連鎖によって送られる攻撃の違いを見ていきましょう。
30個の玉を
A:3個ずつ、10連鎖で消した場合
B:3個ずつ、2連鎖+2連鎖+2連鎖+2連鎖+2連鎖で消した場合
のハイプリエステスの攻撃を画像にしました。

はみ出ました。

①ライン数が多い

Aは1回の攻撃の最大値である8ライン。
Bは4ライン×5の20ライン。
連鎖を切るだけでこんなにライン数が変わります。

Aは1画面(12ライン)に収まる攻撃ですが、BはAより1画面分大きな攻撃となっており、攻撃を受けきれなければ相手は押しつぶされるでしょう。

②隙がない

相手に攻撃が送られるのは連鎖が終わった瞬間なので、
10連鎖1回で消しているAが相手に攻撃を送っている回数は1回、
2連鎖5回で消しているBは5回になります。
Aと比べるとBは攻撃に隙がありません。
攻撃を連続して送るとどんどん盤面の配色がずれていくので、さらに消しづらい盤面になっていきます。

また、相手から送られてきた攻撃が降下してくるのも自分の連鎖が終わった瞬間なので、
Bは相手からの攻撃を受けてリソースを回復しながら動くことができます。

③1ラインあたりの玉の数が少ない

Aは1ラインあたりの玉の数が平均5個なのに対し、
Bは平均3個となっています。
ハイプリエステスは強キャラなのでAの攻撃でも十分消しにくいですが、
Bの方が盤面の玉の数が少ない上に激しい段差ができているのでさらに消しにくいです。
玉の数が少なく消しづらい形状の攻撃を送り続けることができれば、相手のノルマ消化の効率は下がります。
玉を消すことでできる妨害(相手のノルマ消化を邪魔すること)というのはこういうことなんですね。

同時消しが強い理由

次に、一度に消す数が少ない時に送られる攻撃と、一度に消す数が多い時に送られる攻撃の違いを見ていきましょう。
30個の玉を
B:3個ずつ、2連鎖+2連鎖+2連鎖+2連鎖+2連鎖で消した場合
C:6個ずつ、2連鎖+2連鎖+1連鎖で消した場合
の攻撃を画像にしてみました。

①配色が強い

BとCはどちらも2連鎖で玉を消していますが、
Cの方が1度の連鎖で消した玉の数が多く、攻撃レベルが高いため、配色に氷玉が混ざっています。
氷玉が混ざりランダム性が増した攻撃は消しにくいです。

②玉の数が少ない

攻撃全体の玉数を見てみると、
Bは60個、Cは24個です。

え?Bの方が相手を押しつぶせて強いんじゃないの?
という感じなんですが。
上級者同士の対戦は自分が攻撃を送った分だけ相手に消されてしまう・ノルマ消化のタネとして使われてしまうので、
自分はノルマをたくさん消化する、そして相手にはたくさん消化させない。
ということが重要です。

Bは30個の玉を消して相手に60個の攻撃を送っているので、ノルマ勝負において大きく損をしています。
一方Cは30個の玉を消して相手に24個の攻撃を送っているので、6個分のアドバンテージを取れていると言えます。

さらにCは連鎖の回数がBの半分なので、30個の玉を消し終わる時間も単純に考えて半分です。
「連鎖は小さく・玉の数は多く」は攻撃・ノルマ消化・妨害のどの面においても優れていて、
押しつぶし勝ち・ノルマ勝ちのどちらを狙う場合でも有効ということですね。

やっぱり難しい

ここまで読んでみてマジドロ3において強い立ち回りだけではなく、
押しつぶしとノルマクリアを意識するのが難しい理由もわかっていただけたのではないかなと思います。

でも意識できたら絶対強い…
いきなり上級者と同じようなプレイはできなくて当たり前なので、まずは簡単な練習から始めてみてください。

攻撃を意識するための第一歩

まずは小連鎖を連打できるようになりましょう。
すとーりーモードの、かんたんでもふつうでも大丈夫です。
ワールドや、ストレングス(父)などの攻撃が強いキャラを選び、2・3連鎖くらいの小さな連鎖を連発して押しつぶし勝ちを狙ってみてください。

ノルマを意識するための第一歩

残りのノルマ数を確認する癖をつけましょう。
CPU戦・対人戦どちらでも良いですが、試合の途中にノルマメーターをチラ見してみましょう。
自分に合ったタイミングで大丈夫です。
自分は連鎖が終わった瞬間によく見ます。

最初は見たから何?って感じですけど、
残り150くらいだったら「まだ序盤だなぁ。」とか、
残り100くらいだったら「あと半分だなぁ。」とか、
残り50以下だったら「もうすぐノルマクリアだなぁ。」とか、
思えるようになるといい感じです。

おわりに

書いてみて改めて思いましたがマジドロ3って本当に奥が深くて面白いゲームですよね。
ゲームスピードが速く直感的なゲームですが、こういったシステム面に関する知識も大事だったりするんですよ。

次回の記事はワープCPU攻略を予定していますが、
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