中国人から見た、中国人と韓国人の名前の違い

 ※元ネタにリンクしたいんですけど転載され過ぎてどこが元なのかさっぱり分からないので、リンクはないです。私の方で付け足した部分もかなりあります。


名の文字数

中国 姓+名で合計2~3文字が主流。2文字の姓+2文字の名や、1文字姓+名3文字で合計4文字以上の人もそれなりにいる。基本自由
韓国 姓+名で合計3文字でほぼ固定。とても稀に2文字、4文字の人がいる。

名前の性差(漢字が使われている場合)

中国 あんまりない。性別分からない名前がとても多い。
韓国 かなりある。韓国事情に詳しくない私でも性別は大体わかる。

 中国人名は名だけでは性別は判断できず、姓と名の兼ね合いで、たぶんこっちかな?と分かる程度の人が結構いる。男性の方が保守的な名前が多いので、それで判断できる場合もある。創作物では性別が分かるような名前になっている。
 最近、韓国女性の名前が中性的になっているらしい。

畳語

中国 使う。
韓国 使わない。
 畳語とは香香や冰冰のように重ねること。ちなみにちょっと古臭い名前の付け方です。

色に関する漢字を名に使うか

中国 使う。
韓国 使わない。

男という漢字を名前に使うか

中国 女性のみ使う。男性に使う事は稀。
韓国 両性が使う。

娘、妹、姑などの漢字を名前に使うか

中国 よく使う。
韓国 全く使わない。

中国人から見た、韓国人名に使われる特徴的な漢字

・男性 煥、玹、珉、璟、哲、泰など
・女性 淑、英、善、美、智、姫など
 銀や恩など男女両方によく使う漢字もあるよう。

 中国人名によく使う漢字もあるんだけれども、使い方が違う。例えば、貞淑なら韓国人だけど、淑貞なら中国人というように文字の配置が違う事が多い。呉&梅姓の記事で書いた、日本人は韓国人と感覚が近いというのはこういう所に出てくる。
 また、韓国で中国よりも伝統的な排行や五行へのこだわりが強い場合が多く、そのために使う漢字が限られてパターン化しているそう。ただ、最近は韓国語の固有名詞を名前に使う事が多くなって、漢字表記は当て字のようになっているそう。
 あと、中国人から見ると韓国人名に使われている漢字は何となく古臭く、奇怪に感じるよう。そのため、韓国の芸能人が中国で活動する際、名前の漢字表記が変わることがよくあるそう。

最後に

 なんかカッコいいこと書こうと思ったけれどもなんにも思いつかなかった。
 私は歴史が好きで、アニメやドラマのスタッフロールを凝視するタイプのオタクなので、昔から中国人名と韓国人名の区別はついていた。そもそも、姓の系統が違うからね。
 この記事を読めば、李姓が5人並んでいても区別がつくようになると思うよ。たぶん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?