祝! ウォーハンマーRPG セッション配信

 3月7日(木)20:00に生配信された「ウォーハンマーRPGセッション生配信」について、私が感じたことを綴ります。

 まず「よく2時間でまとまったな~」というのが率直な感想で、次に「そのためにどんな工夫をしているのかな?」という探求心が芽生えました。
 注意深く動画を視聴するとGMの様々なマスタリングスキルがふんだんに盛り込まれていて、あれだけの内容を2時間以内に収めつつ、HJの公式配信としてウォーハンマーRPGのPRも入れていく辺りには「感服」しかありませんでした。
 初心者GMは何度も観て研究できるし、ベテランGMも自分のスタイルと比較しながら「気付き」を得られる大変いい動画だと思いました。

 ここからは、「これくら!」なりに気付いたことを箇条書きで紹介します。  下記を見ながら動画を見直すといかにこの動画が「GMスキルの贅沢詰め合わせ」なのかが分かるかもしれません。

これくら!的セッション分析 (ポジ)

・最初に「堕落P」を説明することで、WFRPの特徴を強調している。

・「堕落P」の回復方法「暗黒の囁き」ルールの説明でWFRPの楽しさを説明しつつ、セッションの途中でも暗黒の囁きの使い所をGMからアプローチする度にWFRPらしさを強調できる。

・ダイスがスターターセット付録のダイス。

・PLも手練れなので、PCたちが宿屋に来た動機はバラバラでも3人のパーティ化がスムーズで、自然な時間短縮。

・シナリオ進行でヒントを出すが、詰まりそうな雰囲気を読んでGMとPLの会話の中でサラリと答えを出して進行を促している(鞄を探すなら~)。

・世間話テストも臨機応変に「威圧」で代用など、柔軟なマスタリング。

・PLが手練れなので、GMが「〇〇さんどうですか?」など指名してセッションを「回す」必要がないので進行が自然でスムーズ。

・皆NPCの子供の扱いが優しい(公式の目があるからか?)

・ドワーフのエルフに対する人種差別的発言でどれだけ両者が仲が悪いのか分かりやすい。

・「どうやればヴァンパイアを追えるか」等、PLとの会話の中に「答え」を挟むことで、PCとして余計な思考を巡らす隙間を与えないことで、時短している。

・「追跡」技能を誰も持っていない時の臨機応変な対応。

・イニシアチブロールやマップの移動など簡略化しつつも、対抗テスト、優位、恐怖判定などWFRP戦闘の醍醐味は強調。

・敵のファンブルで「やっちまった表」の存在をアピール。

・ちゃんと魔法も使う(エーテル武器を生み出す→カッコイイ)。

・優位の万能感を強調。戦闘で命中率を上げるだけでなく、恐怖から脱却にも有用など。

これくら!的セッション分析 (ネガ)

・PLがマスクをしていると誰が喋っているか分かり難い。

・メンバーの紹介が口頭でサラッとしか無かったので、字幕とかで強調して欲しかった(SNSなどフォローしたい)。

・それぞれのキャラクターシート(できれば肖像アリで)を公開して欲しかった(WFRPのキャラシはカッコイイので)。

最後に

 動画の最後でもキャンペーンでPCを成長させる楽しさに触れていましたので是非、ショートシナリオ3部連続のミニキャンペーンなどで、「キャラクターの成長のさせ方」や「冒険の合間」などの配信も観たいです。
 こういったウォーハンマーRPGのセッション動画の配信が継続されることを願っています(単純にまた観たいです)。

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