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吹き矢/「段位」について

今回は主に、吹き矢をあまりご存じない方、あるいは規定等が異なる吹き矢をやっておられる方向けに、「段位」について投稿します。
というのも、実は、私事ですが、この8月に「2段位」に合格しました!
それと、「8段位」という段位が東京で出現(?)したのでビックリ。
その感想にも触れていきます。

「段位」とは?
「日本スポーツウェルネス吹矢協会」では、吹き矢の技術レベルに応じて「段位(級位)」が認定されています。評価(認定基準)は、主に「マトまでの距離」と「得点数」と表記されていました。下から上までは以下。
2級位:マトまでの距離6m、得点平均25点以上
1級位:  〃    7m、 〃   〃
初段位:  〃    8m、 〃   〃
2段位:  〃    9m、 〃   〃
3段位:  〃   10m、 〃   〃
4段位:  〃    〃 、 〃  27点以上
5段位:  〃    〃 、 〃  29点以上
6段位:  〃    〃 、 〃  31点以上
7段位:  〃    〃 、 〃  33点以上
ちなみに私は、「マトまでの距離9m」で「6ラウンド※」やって「150点(1ラウンド平均25点)以上」達成したので「2段位」となりました。
※「2段位以上」は「6ラウンド(1ラウンド5矢✕6回)」の合計点で評価されるそうです。

大会では、10m・8m・6mでラインが引かれている

「8段位」の女性の出現!
私の認識では、最高位は「7段位」で、日本では数名を数えるくらいしかいない、と思ってました。ところが、今年6月に「8段位」の女性1名が誕生したそうです。
段位別の会員数では、2024年8月現在、協会の会員「71,200名」。うち「8段位:1名」「7段位:8名」だそうです。(どうでもよいことですが)「2段位:約3,700名」だそうです(協会のHPより)。

石川茂子8段位、協会の資料より借用

8段位は「石川茂子」さんと言う方で、6ラウンド合計「204点」だったそうです(今後は、この「204点」が8段位の認定基準になるんでしょうか?)。
204点と言えば、「30矢」吹いて「3矢」のみ5点、あとはすべて中心の7点に命中した、ということですね。一見した感じ、いたって普通のおばさん(失礼!)という印象ですが、実はスゴイ方なんですな~。
認定試験では、「得点」もさることながら、「基本動作」の姿勢・一挙手一投足、間合い等、非常に細か~い点までチェックされるそうです(認定試験で落ちた先輩から伺いました)。

■「石川茂子」さんの、吹き矢の動画を拝見して、我々“凡人”との違いは以下のように感じました。
①身体全体に、あまり力が入っていない(力みがない、上半身の動きが柔らかい)感じ。
②基本動作で、筒を頭上から下に降ろす時間が長い(私のペースでは「12、13」くらいに相当する)。
③吹いた時に、少~し右肩が動くが、それ以外、身体が動かない(「腹式呼吸」だけではないかも?)。
筒先も、ほぼ動かない

私も、石川さんの動画を意識しながら吹いてみましたが、パーフェクト(35点満点)は、なかなか出ませんでした。「パッと見」の格好だけマネてもダメですよね~。
7段位・8段位なんぞは、はるか霊峰の頂かもしれません…。