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吹き矢/「1本筒」と「ジョイント筒」

私はずっと「1本筒」を使っていました。移動の場合は、保護用ケースとして、頑丈な「釣り竿用ケース(長さ140cm)」に入れていました。しかし、電車・バスの乗り降り、人込みや階段の歩行などでは、ヒジョ~に不便でした。
そこで、最近「ジョイントグラスファイバー筒250(以下「ジョイント筒」)を購入。移動は一挙に楽になりました。しかし…

■「ジョイント筒」というのは、3本の筒を繋ぎ合わせて「1本筒」と同じ120cmの長さの筒になる、というもの。

▲一番上が手前(顔の方)、下が筒先の方
▲3本を2ヵ所で突っ込んで繋げる

私は「1本筒」と同じ重量のを入手したので、重さも形も全く同じはずなのですが、矢のブレが止まりません。今まで「1本筒」では、何とか赤い円(5点)以内に矢がまとまっていたのですが、「ジョイント筒」では、10本のうち、1、2本の矢が大きく外れてしまいます。

■そこで「ジョイント筒」の構造を調べてみました。
下図は、私の手書きなので、作図そのものは「ほぼこんな感じ」ということ、また手元にあった簡易ノギスで計測したので、「0.05cm(0.5mm)未満」の数値は「あいまい」ということ、でご了承ください。

上が「ジョイント筒」、下が「一本筒」、数値は「cm」

それぞれ断面図ですが、図の下の方「1本筒」は「1.3cm」の入り口から「1.25cm」の筒先まで、矢はキレイな “トンネル” をス~と通り抜けるわけです。一方、上のジョイント筒は、<1.3→1.25→1.6→1.25→1.6→1.25cm>とガタピシャした中を突き進んでいくわけですね。
上の図で「」と「」の部分(段差)で、どうしても矢が、ガクン、ガクン、とするような…。
どうも、この “段差” が矢の動きを乱しているのでは?と推察しました。

■しかし、上段者で「ジョイント筒」を、長年使われている方も結構いらっしゃいます。そうした大先輩にご相談したら「筒と矢の位置を、常に一定に」とのこと。
具体的には、筒に矢をセットする際に、それぞれのマークを目印に、「常に一定に」合わせる。これによって、筒内に段差があっても、常に同じコース(筒内の形状)で矢が飛ぶ、これを調整すれば矢がまとまる、というわけです。

マークを合わせながら、筒に矢を装填

■確かに、筒と矢のセットを毎回合わせて吹いてみたら、ずいぶん矢がまとまるようにはなりました。…でも…やはり…私の場合、矢が3点、1点、たま~に0点!に行くことが、たま~にあります(どないしょう~)。 (-_-;)
「ジョイント筒」を使っている上段者は、恐らく…
①筒内の段差を “モノともしない” 強い息で吹くことができる。
②筒の “くせ” を良く分かって、調整して吹くことができる。
という方々なんでしょうね。

■結論
つまり「ジョイント筒」は、“上段者だからこそ” 使いこなせる道具、と思います。初段のような私には「10年早い!」んでしょうな。
ということで、私は現在、「1本筒」と「ジョイント筒」を交互に使っています。そうしたら、「1本筒」の得点が良くなってきた、という効果が出てきましたが(「ジョイント筒」の方は、まあまあ…)。
いつになったら、「ジョイント筒」で高得点が出せるようになるんでしょうか?何かコツみたいなのがあれば、コメントお願いします。