指す将順位戦6th を振り返る②~対局~

①は下記Urlから。

将棋について振り返っておく。結論だけ先に書くと、どうやら袖飛車が一部で流行り始めてしまったと風のうわさで聞いたことをまた聞きしたので、袖飛車は縮小し、ウォーズのみとすることにいたした。24での対局は現在実践投入に向けて将棋クエストなどで実戦経験を積んでいるところである。

先手番:2 後手番:7 不戦勝:2


あれ......私の先手番少なすぎ(画像略)

 唐突な自分語りをすると先手番で指す戦法が少なく、相手を出し抜いて()最初からより優位を持ちに行こうという積極的な戦いを志向して袖飛車を選んだ。もちろん最初は手探りであり、以前は最近TLにおった今や低浮上のひじりんさんが袖飛車使いであったけれども彼のは大人の袖飛車であった。こちらは単純明快初手から▲3六歩とついて「おうおう俺様のお通りじゃい、道をお開けください」の様相である。その後△5五角の悪夢にうなされながらも形になってきたので、前期指す将でもA2で袖飛車を採用し続けた。結果は降級となったものの手ごたえを感じで今期である。結果としてはうまくいったといっていいだろう。とりあぜう全体の戦型を珍しく振り返るために各局の20手目を振り返っていく。

第一局目 vs 九さん (後手)

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相居飛車に対して角を覗いて相手の駒組をけん制しつつ、後手の△7四飛の形。あるいみ逆石田流である。もともとの得意戦型が石田流であるので、鏡のように。両方とも石田流を狙えるという意味で性に合っている。△7五歩は取らせても何とかなる。なぜなら先手の歩はまだ▲7七にあるからである。その間に先手の▲2五歩を何やかやしに行くのだ。

第二局目 vs 冷奴(つめたいやつではない)さん (先手)

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棒銀は来ることはわかっていた。これを明け渡すのはこちらの予定。一方で、相手の守りにかかっていない分どこに活路を見出すか。それは中央である。

第三局目 vs 太一さん (後手)

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この形は好き。△7四飛車型の理想形ではあるものの、△7六歩は実はあまり幸運な目に合わないことが多いので悩ましい。かっこいいんだけどね。

第四局目 vs 北極星(ヒグマでない)さん (後手)

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作戦の岐路である。相手の陣形次第で飛車をぶつけに行くか、角を交換しに行くか。気分は結局相掛かりになるので、ここの部分は居飛車党である。

第六局 vs ナカアオさん (後手)

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相手が振り飛車の場合、個人的には袖飛車に迷いが生じている。いろいろ検討しているのだけれども、個人的な結論は振り飛車の捌きを防いでむしろ振り飛車にカウンターを仕掛けていく手となる。一方で、おとなしく△8四歩などの居飛車に戻すしかないのであろうか。先手の▲5六銀→玉頭銀や▲5六歩→角の展開もありえる。これは今後の検討課題である。

第七局 vs kkkeiyaさん (後手)

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△7五飛車の空中展開も好き。△4四角△3三桂はある意味目指すべきところである。何もなければ△2五飛車などを見せる。

第九局 vs ふぇざーさん (後手)

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相手が中飛車の時には、むしろ▲5四歩を急がれるとそれこそちょっと動きづらい。△6二銀→△6四歩→△6三銀を間に合わすか。本譜は全軍躍動させてしまった。

第十局 vs カタン民(ただし将棋も強い)さん (後手)

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先手の▲2八角までの展開はこちらの袖飛車の飛車や銀の動きなどをしっかりとしばっている。相手の壁型を頼りにするしかなさそうだ。

第十一局 vs ゴッゴルさん (先手)

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先手番だと▲4六歩▲4七銀の形に構えられる。あとは固めるほかないのかもしれないけれども。

まとめると袖飛車から、飛車を浮く形にしておいて、相手の攻めをけん制する。そして、桂馬をどんどん飛んでいくのがわかりやすい。最近プロでも桂馬をどんどん飛んでいくのだし、それだったらこれで飛んでもよいこととなる。

<レーティングの推移>

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 おかげさまで指す将順位戦のおかげで初段ピッタリである。これ以降レーティング戦は指したくないでござるwwwwまた、袖飛車のウォーズでは3分切れ負けで四段となり、そういう意味で経験値が上がっていることを実感している。ウォーズでは思い切った手をさせるのだけれども、24ではなかなかこうはいかないものの、思い切ってもいいということは理解できた。これでリアルでもこう言ってくれればいいのだけれども…。秒読みは今後の課題である。(第二部了)

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