#指す将順位戦6th A級3組② vsひややっこさん戦(自戦記)

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さて、6/30(水)21時からの対局を振り返っていく。
レーティング詐欺(ミスター公認)四天王はヤギ・冷奴・灰皿・イカのようである(敬称略)。イカさんは強すぎる(確信)

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ワタクシ先手でひややっこさんが後手。想定局面と違うところは、そうか、確かに、飛車先の歩を交換する豆腐ではなかったということである。

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銀の形を見てみると棒銀を繰り出すことを先着するのであるね。ただ、ポイントはこの差を違和感として「何かが違うけれども、何が違うかわからない」とヤギがあまり把握してなかったことである。進んで次の図である。

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△5二金と△8五銀の形がひややっこさんのトレードマーク(情報漏洩)それに対して、端歩は付き合い、角道は開け、最後の桂馬跳ね。心の中で念じる一念

『王様を、囲うんじゃ、ないぞ。』

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この時点で相手の手持ちには香車。こちらの手持ちには銀、というところまでは読める。相手の銀はさばかれる、いや、さばかせる?(強がり)相手の香車がこちらの敵陣に直通した時には、攻めているところには駒がいない、焦土作戦である。角も桂馬もそっぽにいけば、よい、ということでどうだろうか。

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ここまではね、この次よ。この次。
△6四香車を一番気にしていた。

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これには、最終的には▲6五銀として、香車をむしり取る暇があれば、▲8四香車を狙う。この筋は以前にひややっこさんが相手に指していた手で印象に残っている。であるので、たぶん読みにカウントされるであろう。
続いては、△8六歩からの飛車先の歩交換。これには▲7五角として以下直線的に進ませて下図である。

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いやー。といったところ。
本譜に戻ろう。本譜は△9一香車として先の飛車先交換に攻撃力を足した手。

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ここから、ヤギの目が光り輝く。ウルトラソウルである。シマノバショウである。

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真ん中に焦点を当てて、とりあえず中央突破がヤギの温めていた作戦である。裁かせて、突撃する。真ん中に駒を足さないといけないので、金を上がるものの、飛車も回る。桂馬跳ねを事前に防いだ手に次の角で間に合うとの読み。

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△4四歩としても、▲5三桂成から▲6五桂馬でドヤ顔である。

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△同歩とは取れない…よね?最後の守りの頭が丸いはずなので、たぶん、大丈夫(弱気)△5二歩として▲5三桂成△同金!はどうだったか。

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うん、飛車切るね(さわやかに)
△3六桂馬が生じることを忘れてはいけないのだけれども。さてはて、いや、そうか、ここでも▲6五銀でいいのか。うーん。本譜は△5四歩と抑えてきたので、桂馬を成り、同金に▲6五銀である。これは△同歩とは取れない。

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▲6四銀と▲5四銀は両方受けられないという主張。
さすがにええやろ思ってた。進めていく。

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余談ですが、▲5三金打あったんですかね。本譜は元気よく。▲5四飛車として猛攻を仕掛ける。△同桂馬に▲4二金として物量でつぶしに行く。

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勢い良く攻めていたはずなのに、この飛車浮きで思ったよりもよくないのかもしれない病が襲い掛かってくる。▲8三銀△同飛車成▲同桂馬成でうーん。本譜は▲6二金△同金▲6三銀として、味をつけてから▲8三銀△同飛車▲同桂馬成△同玉▲6二銀成として後手は△4五桂馬である。不穏である。嫌な予感がする。

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冷静に桂馬を馬で外して、入玉を目指してきたので(ひややっこさんの入玉も絶品であることを知っている)それを防ぎ、最後のお願いに来たのが下図である。

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幸運なことにこの場合の居玉は硬い(硬い)玉を引いて後手の投了となった。

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振り返ってみると、棒銀は裁かせておいてその隙にできることを考える、という観点ではイメージトレーニングされやすいのが難点である。
そう、今までは棒銀を防ぐことに注力していたのだけれどもむしろ普段とは打って変わって裁かせて、どうするの?というのが今回のテーマであった。今後も、『なんだ銀交換じゃないか』という気持ちを胸に相手の骨を切りに行きたい(豆腐に骨はないけれども)<了>

レート詐欺師じゃないもん、最高レート更新してるもん(あがき)

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