#指す将順位戦6th A級3組⑨ vs ふぇざーさん戦(自戦記)

本日も皆さまお疲れ様です。戦型予想は下記のurlから。

とりあえず記憶が遠ざかっているのであるけれども、残念ながら仕事を優先するしかないからのう。思い出しつつ振り返っていきたい。

どうしても先手番が欲しい!と書いてありました。

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先手はふぇざーさん、後手はロウポンとなりまして、先手番は取れなかった様子。ここでふぇざーさんが角道を開けない中飛車党であった場合精神的に不利になります。なお、今後は先後逆の図でお送りいたします。

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どう考えても記憶がよみがえってこない。何を考えていたのか本格的にわからないのであるけれども、これは、うん、これは、もしかしてクリックミス?

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この手は記憶に残っている。角の頭を狙ってくる場合には、甘んじて香車と交換する方針で、相手の逆襲を狙う筋。気にせず▲5四歩をついてくるならば△同歩▲同銀に桂馬跳ねるか歩を叩くか。そういうもののけん制のためである。▲6九金は動けず、ただ期待していたのは▲1五歩。この角上がりに3分使っているぞ。ただ、先手は45秒の考慮から飛車を浮き、こちらは桂馬をはねて、▲4六歩と冷静な対応。

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ちょっと参ってしまっている。桂馬を生かしていくが、△7六歩もあっただろうか。本譜は△7七歩。先手は底歩で受けるも、△8四飛車でどうか、という進行(本譜はその順に進んだ)。ただ先手は冷静である。

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このまま待っていたとして▲6六歩→△8六飛車→▲6五歩として、飛車交換に持ち込まれたら後手のこちらのほうが隙が多そうである。本譜は△5七桂馬不成。無理やりにでもこちらにいくという意思表示である。▲同飛車は当然で△8六飛車でさばけるか。

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▲7七角は予想される進行、そして待望の飛車成。△8九飛車成。ただ、すでにそこには底歩がいた(バカウマギャグ)。その後の▲5六飛車が本当に冷静です。ありがとうございました。

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コマ割りは互角。飛車は成っているけれども底歩に阻まれており、まだまだこれからな局面(他人事)。当時は最終的に龍は引かないと使えないという状況であることは把握しておる。このままではなにがしかの時に捕獲されてしまう可能性がある。ただ、単に引くのはなかなかである。
 こういう時は角の頭を叩くものと決まっている。△7六歩。これをとらなかったのはちょっと意外である。▲6六角。追撃に歩を突きだす。△6五歩。もちろんかわして▲7五角。これ幸いと△7七歩成としたけれども、今にしてみると先手の攻めの形がきれいである。(他人事)

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この時点でいろいろ覚悟するか開き直るかしかない。開き直りに入る。△同歩▲同銀に△4四桂馬といやらしく打っておく。

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なにかあったときにワンちゃんあるとしたらここに桂馬を打っておくもんである。先手の次の手に後悔がでたそうな。

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ちょっと消極的であったと対局後のふぇざーさんのコメント。こちらとしてはまずは脅威を避けねばならない。△5七歩。ただ先手はこういう時の喧嘩のやり方を心得ている。あまり時間もおかず▲4五歩。桂馬と銀のやりとりを仕掛ける。その後こちらの王様の小瓶にアタックできる。しかも、こちらが銀をとると角道が復活する。なるほどなあ。

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相手の急所はこちらの急所。先手はここに桂馬を打たれるといけないし、逆に打つと心地よい場所である。先着の利というやつである。守らないといけない△5三銀に、▲4五歩が継続手段。ここで後手の秘蔵の△8五龍で催促をする。角は切ってくるだろうという流れに身を任せる。角は切ってきた。▲5三角成。△同金。さてここでどうか。

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改めてみてもここは第一感が▲4四歩。△4二歩に、その空いた隙間に桂馬を打つ、▲4五桂馬。引くと銀で絡みつかれるので金を横に△6三金。インド人は右に。▲5三歩。とガリガリ君を見せてくる。

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もう受けてられない状況である。今度は根元から切りに行くしかないので、△3四銀からカツラの刈り取りに赴く。▲5二銀△同金▲同歩成は流れ。持ち駒はあったほうがいい。そして△4五銀。

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今にして冷静に思えば相手の攻めは遅いものの、着実である。ただ、こちらの攻め手はとっかかりがなく、なんとも。良いとは思っていない。▲5三金△同金▲同と、との移動と4三の地点に利かせたやりとりである。ここでこちらの手番である。

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手番といわれても。次の一歩は必要である。

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次の▲4一金がこちらとしてはとても意外であったけれども、先手もどうやら形勢を悲観しているようだ。こちらはやっとこさの反撃含みの手、△4六桂馬をホオリコム。

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脳内では△3八桂馬成、▲同金でまた銀をひっかける余裕があるかどうかである。後手玉はあとはタイミングに応じて逃げる以外の手がない。▲4二と。△3八桂馬成。ここで▲同玉。

同玉?

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王様が露出してくるということは王手がかかるということで、とりあえず角が効いており、で時間がなくなってきそうであるけれども、覚悟を決める。△9六龍。▲同歩。
祈る気持ちで△4七銀を着手する。

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王様が逃げると、とりあえず、△3八金として。この金をとらないのは詰みそう。▲同金△同銀成▲同玉。あ、もう一回ホオリコメばいいのか。(今更感)本譜は同玉で。これは△5六角があると読んでいた。

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この局面で先手の投了となった。3八玉といけないので、何かあったもばらして詰むだろう。投了もやむなしである。

こちらの長考に素早く対応されて精神的にはとても参っていたところであるけれども、最後は相手の攻めが着実ではあるが遅くスピード勝負で何とかなった印象である。対局・観戦ありがとうございました。

こうして8-1となりA3級のトップに順位のおかげで躍り出ており、このタイミングでは最低限上入れ替え戦が確定しておる。(はず)ただ、上位から降りてくる可能性のある人はバフがかかっているので、なるべくには戦わずにエスカレーターと行きたいところである。(了)

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