#指す将順位戦7th A級2組⑨ vsカタン民さん戦(自戦記)

 本記事では10/5(水)に行われたvsカタン民さん戦の内容を振り返る。戦型予想記事は下記のリンク先から。

 結論を言うと一手で台無しにしたというのが個人的な感想で冷静に書くならば負けた。

 先手ロウポンー後手カタン民さんである。カタン民は序盤から油断ならない相手である。

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▲3五歩とついたところ、△8五歩と突き返してくるところ、不穏な展開なのである。ここからでもわかるように相手の言いなりにはなってやらないという意思を感じられてとてもいい。そしてそのあとすぐに宿題を出された気分となった。

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 これは個人的には一番いやだと思っている対応で、かつ対策をあとで考えようと思っていたピンポイントの形であり、これはもう、そうニヤッと笑ったのである。
 本体局はスターバックスvs布団という対局であり、スタバでニヤッとしている場合ではなく、マスクをつけていてよかったとも思っている。窓際に座ってスマートフォンの画面に向かってニヤッとしているヤギなど怪しさ全開なのである。キャラメルマキアートをすする。

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 これである。筋違い角である。この展開は飛車の位置に制約があり、この後、後手は早繰り銀となるはずであるので方針をここらへんで決めておく。

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 角がいないのでこれは見え見えであるけれども単純に受けづらそうであると思ってはいた。現在振り返ってみれば局後の言葉である、この歩で後手の△3一の銀が生きた展開であるのでよろしくないですね。そうですね。

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 すでにここで▲6六角△飛車引く▲3三角成で、△同金ならば▲3四銀で、△同桂馬ならば▲3四歩でいけると踏んでいた。ただ、△8四飛が逃げなかったら?というところに考えは落ち着く。
 この流れであれば次の一手は△6四銀である。この銀出は上述のとおり後手のわかりやすい攻め筋であるので、当たり障りのない一手が望まれていた。

選ばれたのは▲6九玉でした。これは当たりだし障るし、

ざんねん わたしの ぼうけんは これで おわって しまった

である。以下、反省も含めて見ていこう。

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 △6四銀▲6六角△7五歩(あっ)▲3三角成△同桂馬▲3三歩

△4五桂馬!

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 もう、『なんていうか、あれ、of this year』である。
▲5七の地点を守らなければならないのだけれども、金か玉である。▲6八金には△5五角。▲5八金または▲4八金には、△3九角や△3五角。金はもうだめだ…。王様をもとのところに戻すほかなく、これは純粋に2手くらいの悪手である。これはもう勝てない。

 時は流れ。

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 挟撃系のできあがりであるので、せめて3九玉とかしておいた方がよかった。以下寄せられる。

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なんというか見せ場もなくなんともであった。いやはや。
そんなこんなしている間にA級2組の情勢も変わり他人の力で残留が確定した。残り2戦であるけれども悔いのないように戦いたい。(了)

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