#指す将順位戦8th A級1組 第三回戦vsこまちさん戦 自戦記(#ロウポン炎の100番勝負 第23局)

 7/14に行われた対局の様子を振りかえる。対局前の様子は下記urlから。

 だいぶ日がたってしまったけれども、続けることが大事である。本局はフリー対局であり記事を書くための棋譜がないことを知って、現在青ざめているものの、こういうときには対局で使用したスマートフォンに入っているのが頼りである。無事に発見する。先手こまちさん、後手ロウポンである。

とりあえず相袖飛車ではないな

居飛車との戦いである。角道を開けた形を経て下記の形。

このままあの形が壁になってくれれば

おとなしく来た場合、こちらの思惑としては急いだほうがよろしい。じっくりとした駒組はこちらの得になることはあまりない。

緊張により指した悪手。よくある。

後々効いてきそうな金寄りが好きなのであるけれども、これはよろしくない。この時には、△4六飛まで行って歩をかすめとってやろうという趣旨であったのだけれども、そのタイミングで▲5五角があり。なんだあの金は、になる。

ならばあの桂馬を守るべきだったんじゃね

▲5五角はどちらにとっても大事な筋であり、後手からその筋がある場合は、▲3六銀も間接的に狙えるだろうという錯覚いけないよく見るよろし。

▲6二銀と△7四飛の交換

ただ自身では気が付いていないのだけれども、これでタイミングがずれたようである。心の中で乱数調整と呼ぶ。

王様が寄った瞬間にこれが突けるのだろう

王様の場所によりこのタイミングならば△3五歩はつけるのではないかという読み。同歩は△4七角を打てるはずであり、馬が良し悪しはともかく作れそうである。というわけでこの銀は引かないといけないのだけれども、ここで通い慣れたありそうな筋に角を打つ。

升田式の本でよく見るやつ(良いかは知らない)

これでこちらはドヤァしてあとは相手の投了を待つばかりである。そんなに世の中は甘くないのだけれども。冷静に一歩戦場から王様を話しておいて柔軟に対応される。

飛車を逃げると桂馬を取られる

これは勝負どころであるので、△4七角成▲2四角に対して、△3八馬と踏み込んでいく。

当然の▲3三角成に飛車を取る手はさすがに金を取られてやばそうである。あとは流れて下図。

さすがにいけたやろ

 局後この後の方針としては飛車を取りに行くのがよろしい。ということである。先手で飛車を下せるので手勝ちが見込めるそうな。ただこちらはここで焦ってしまう。

ね、それっぽいやんか、腹銀やぞ

この後の手で先ほどの後悔を再度思い出すこととなる。

金……!

金さぁ。

この時点でこちらの攻めがあまりないな、と感じていたそうで。見切られていたようである。当初の予定は△9七桂馬成で▲同香ならば△7八銀成をはさんで△9八金であろうか。

歩が使えないのだからな

詰めろはかかるのだけれどもそれだけ、ということである。本譜は歩の前進ということで△8四歩としたのだけれども、龍が切らしに帰ってきてしまった。
 すすんで下の図である。

入玉が避けられないか

最後の抵抗とばかりに△7四馬として、▲同香車ならば△8五銀打として最後のお願いに参るところ。本譜は△7四馬に▲9四馬。

このコマのやりくりは参考にしたい

9六に逃げられないタイミングで△7八銀と打つも▲7六玉が安定している。その後、駒を渡さずに攻められて。

投了図以下は2手である

ヤギの投了となった。対局観戦ありがとうございました。
途中飛車の捕獲に頭が回らず相手の玉の粘りを思い出して急いでしまったのが反省点である。というわけで開幕3連敗であるがこんなものであろう。(了)

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