#指す将順位戦6th A級3組⑦ vs kkkeiyaさん戦(自戦記)
戦型予想はこちら。
対局と対局の間にブランクを迎えると、とりあえず対局中に手が震えることになるので、なるべくならば期間を開けないほうが精神的には強くなれる。また最近の主戦場がウォーズとクエストなので、はたと気が付いたのだけれども、秒読みに弱いのではないかということである。前回の反省を踏まえて音ありでビビりながら指すことにしている。kkkeiyaさんは先手で、こちらは後手である。
相手の角道が開いてきた場合は7五の歩は交換する。この場所に浮いている飛車はいつ見ても生き生きしている。局面が進んで、先手は角交換を拒否したところ。
この場合の考えなければならない点は7六の地点がどちらのものなのかということである。後手が桂馬を持てばふんどしであるし、先手は6七銀として雁木風味に固めることもできる。6七銀は後手からの7六歩が拠点となり、すぐさま7七歩などとして奪還されている間に後手がほかの手段を考えるかどうかでこれもまた一局である。後手は怪しく狙っていく。
何が必要かといえば単純に桂馬である。
▲同桂馬△同飛車は後手の言い分が通って悪そうである。むしろ銀を進出するためにはあの3七桂馬をとらせるほうが肝要であるので、前述の銀を立つ。▲6七銀であるが…
駒をためていく。もちろん先手も駒を足す。というのが続く。そして先手が飛車を浮いてきたところで。
突撃をする。△3七桂成である。▲同銀か▲同金かが悩ましい。▲同銀は角を切って△4五桂馬があり、本譜の▲同金にも角を切って△5五桂馬である。
感触としては攻めているけれども、なんだか足りない気分がある。ただ後手の陣形はこれ以上がなかなか難しい。暴発気味である。先手は攻めを切らしに▲7六歩として、△6七桂成▲同金に、飛車を寄る。△8五飛。
▲7七金にはなんと△6七銀があるんだろう、で、個人的には▲7九桂が嫌であった。とっかかりがないもので。ただ、kkkeiyaさんは△3六歩から飛車を転回し、無理やり飛車なりを狙っていくのがよろしいといわれて納得する。本譜はここで▲9六角。これがどうも誤算だった模様。飛車は△8四に引き、先手が反撃含みの▲6五歩。角道直通快速列車である。ただ、そう、銀で角が閉じられる。△8五銀。
局後ここで▲6四桂馬を打てると踏んでいたようで、こちらは逃げる手しか考えていなかったけれども、どうやら普通にとれるらしい。先手はしかたなく?▲1一角成。後手も角をとって、同歩に飛車をなりこむことに成功した。気分はパプワ晴れである。ハレルヤかな。
以下、進んで決め手とばかり金をとったところ。
ここで▲4四桂馬が怪しい迫りであるけれども、引いて耐えているはずである。ここで先手の投了となった。
とりあえず、攻められる前に攻めろ。これは基本としていきたい。ただ、秒読みはあかんと思う。観戦・対局ありがとうございました。(了)
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