きみこそが宝石 #平野紫耀誕生祭2024

 平野紫耀さん、お誕生日おめでとうございます。
 昨日オタクとひと足早いお誕生日会をしたあと、この1年間のことを思い出していました。
 最近は楽しいことばかりでわざわざ後ろを振り返ることもなかったけれど、思い返せば本当にいろんなことがありました。
 2023年10月15日。私の大好きな場所、東京ドームでNumber_iの結成発表は行われました。
 忘れもしない2022年4月16日。本編まではいろんな意味でずっと抗っていた私が、ああ、もうだめだ。私はもう平野担になるしかないと思ったあの言葉。
 「みなさんが胸を張ってKing & Princeのファンですって言えるようなグループになりたい。」
 それと全く同じ言葉を、グループ名はNumber_iに変わったけれどあの日あの時と同じ東京ドームで話すあなたを見られたとき、冗談抜きでああもう死んでもいいかもと思いました。幸せすぎて。

 すべてを失う覚悟をしていました。それは他の同担もそうだったと思う。(いまになってその頃何を考えていたか話す同担をよく見るけど、本当にみんな同じような想定をしていたんだなと思う)
 引退ももちろん考えていたし、1104後何を言っても否定的に捉えられたり逆に陰謀論に利用されたりしてしまうから、どんどん口を噤むようになったあなたが最後の最後にほんの少し、「ティアラのみんなへ」向けて漏らしてくれた本音をあんなにも叩かれて、最悪の選択をしてしまってもおかしくない、お願いだからもうやめてくれと思っていました。最後のテレビ出演であんなに震えて泣いていたひとになんてひどい言葉をかけるんだと。人だから好き嫌いがあるのは当然だけど、それって人としてどうなのと思うような言葉をたくさん目にして。関係者からじぐ/ひらと連絡を取った話が出るたびに「よかった、生きてる…」と安心したり、れんかいがなにものを歌う姿を見て気を紛らわせてギリギリ、死んだように生きていました。
 芸能界に戻ってこなくてもいいから、生存確認だけさせてほしい。お願いだから、SNSだけでも始めてくれないだろうかと毎日毎日新しい情報を求めては、心無い外野からの言葉に傷つくアホムーブを繰り返していました。
 生きる意味を失うってこういうことなんだ。オタクでなくなるってことは、今まで誰かに頼りきりにしていた生きがいをすべて自分の中に見出さなければならないことなんだ。“自分”のオタクにならなきゃいけないんだけどいかんせん楽しくない。地味。モルヒネを知ってしまっている身ではもうパチパチキャンディー程度の刺激では満足できない。
 でも今までが異常だったんだ、こうやってオタクは真人間に戻っていくんだと死んだ顔で就活をしていたら、あるとき、あなたが突然帰ってきました。思いもよらない場所で、思いもよらない選択。
 最初は困惑しなかったかと言われたら嘘になります。でも、あの日憑き物が取れたようにやわらかく笑っていたあなたの顔を見た瞬間、「良かった……」ともうそれだけしか出てこなくて、それから今に至るまでずっと、あなたたちが3人とも帰ってきてくれたこと自体が奇跡だと事あるごとに噛み締めています。もっと言えば、3人揃ってグループとして活動してくれて今でも「アイドル」だと名乗ってくれていることも、ただ一緒に活動するだけではなくて彼らが3人でまた新たに夢を見つけて走り出したことも、彼らが言っていることが前世からずっと変わっていなくて一貫していることも、たった半年でこんなにたくさんの嬉しいお仕事に恵まれていることも、彼らがやりたいことをとことん突き詰めたものを受け取れていることも、あと2ヶ月経たないうちにまたドームに立つことができることも全部本当に信じられないし、本当に1年前には想像していなかった世界線です。
 彼らがひとつでも違った選択をしていたら受け取れなかった未来だから、今の環境に対してありがとうと強く強く思うし、それと同時に、この選択を「正解」にした彼ら自身にも畏敬の念と感謝しかないです。本当に。
 1年前、誕生日会をしたときには、来年は祝えるかどうかわからないから、と盛大にお祝いしました。一般人のお祝いを盛大にするのはさすがに躊躇するから……という意味でした。来年も祝えていたらいいな、と私が力なく話していたことを同席してくれたフォロワーが覚えていて、「今年もお祝いできて良かったですね」と言ってくれたとき、ぶわっと走馬灯のようにいろんなことが蘇って本当に泣きそうになりました。スクランブル交差点のどまんなかで…笑
 その日お風呂に入っていたらふと、新宿のあの大きなサイネージ広告を見に行ったときのことを思い出しました。あの広告のことは今でも思い出すたびに当時の気持ちが蘇って胸がキュッとするけれど、もし奇跡的に彼が芸能界に戻ってきてもこんなに大きな広告に載ることもないんだろうなと目に焼き付けていた私へ。その半年後にはリブレ(YSLの香水)の広告で大々的に表参道ヒルズの正面を彼らが飾るよ。その後渋谷でも4モニタージャックで流れるよ。今度は同じくYSLでもソロで、表参道のストリートジャックをするよ。彼らはいなくならないし、またアイドルとして帰ってきてくれるし、またドームに立ってくれて、引き続きうちわとペンライトが持てるよ。
 何もかも当たり前じゃない。もうあの1104からの半年間みたいな顔は絶対にさせないように、私たちにできることは全部頑張りたい。「きみと幸せに」と前世ではずっと言ってくれていたし、今世の結成発表では「ファンと苦楽をともにしたい」とプロポーズしてくれたけど(拡大解釈)、私はファンのひとりとしてあなたと幸せでありたいよ。他でもないあなたに幸せにしてもらいたいし、私もあなたのこと幸せにしてあげるって胸を張って微笑むことのできるようなオタクになりたい。まだそこまで言い切れるほど人間できてないから私もまだまだ成長しないといけないな。
 他所の誰に何度私たちの楽園を踏み荒らされても、その何倍もの愛をあなたに届けたい。
 「ずっと」という言葉はあまり使いたくないけれど、あなたがずっと渇望している“何か”が満たされる瞬間が来るまではあなたのことを見届けたいと思っています。というか、この激ヤバジェットコースターすぎる1年間を乗り越えた以上は、そうそうのことじゃ離れてあげないから!?!?くらいの気持ち。
 言いたいことは他にもたくさんあるけど、好きな理由とか今更言うのは野暮なので………
 大好きです。ずっと、好きでいたいといまは思っています。あとそろそろ自分がかっこいいって認めてくれ? (注:平野担「そろそろかっこいいって認めな?」に対してひらのさん「絶対認めない!!!意地でも認めない!!!!」のやり取りが質問箱・インライ等での我々のお家芸になっています)

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