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2023年正月の話

2023年正月。
12/31-1/2までの3日間を実家で過ごした。

去年の正月は、毎晩泣いていた。
なんだか悲しくなって、とにかく悲しくて寝ながら泣いていた。あぁやばい闇落ちする…と思いながらどんどん心が落ちていった。
1月3日からやってるヒーリングなどを探した記憶がある。

今年は、悲しみに支配されないように、玄関に盛り塩をしたり観葉植物(パキラ)を持って行ったり対策はした。笑

今年は31日から滞在していたのだが、わりと楽しかった。居心地が良いと感じた。
祖母も無事に生きていて一緒に年越しができてホッとした。あたたかい寝床、美味しいご飯、幸せに過ごせたように感じた。

1月3日。
彼氏と会う予定があったので、お昼近くに実家を出た。
「もう帰っちゃうのかい」という祖母の言葉や、
「ご飯持っていっていいよ」と言ってくれる優しい母の言葉がとても有難くて、染みた。
その言葉が染みすぎたのか、居心地が良かったからなのか、3日に彼氏と会いに行くことへ抵抗感を感じ出した。

彼氏に会うよりも,実家にいたい。
いやだ,行きたくない。
別に会いたくない。
私は家族と一緒にのんびり過ごしたいんだ。

でも、約束は約束なので正直,いやいや家を出た。
帰りの電車では、心がずーんとなっていた。
「はぁ。なんで三が日にもう実家でなきゃいけないんだ。」
「おばあちゃまに会いたい」
「家族でテレビ見て、買い物行って、ご飯作って、そんな日常を過ごしたいのに」
「はぁ、彼氏よりもおばあちゃまに会いたい」

やたらと祖母に会いたい気持ちが募っていた。
「祖母に会いたい悲しい寂しい行きたくない」
そんな気持ち。

祖母は生きてるのだが、祖母に会いたい気持ち、それも悲しさの混じった会いたい気持ちが私の心を大きく支配していた。

今思うと異常なほど、「悲しさ」「祖母に会いたい」「実家に行きたい」気持ちが強かった。

あの時の私には彼氏に会える喜びや幸せなどはなくて、とにかく「寂しさ,悲しさ」を感じていた。

そんな気持ちのままだから、彼氏とのLINEも素っ気なくなってしまった。
もちろんそのそっけなさは彼氏に伝わり、若干口論もした。
「会いたいの?会いたくないの?」と聞かれた時に
「祖母に会いたい」と何度も言いそうになった。

会ってからも「実家に帰りたい」という気持ちはずっと心の中にあった。

彼氏とキスをしてる時も、一緒にいる時はいつも幸せなのに,その感情を感じないほど「実家に早く帰りたい」と思っていた。

だからまた彼氏と喧嘩した。
発端はよく覚えていないが、「俺帰る」と言われた。その時こう思った。
「帰ってくれたら、私は今夜もう実家に帰れる」

でも彼氏が本当に帰っちゃうのは寂しいし、まだ別れたくないと言う気持ちがあったからなんとか留まらせた。

一旦仲直りして、一緒に次の日まで過ごした。

次の日の朝には「実家に帰りたい欲」はほぼなくなっていた。

私は一緒にいる人の影響を受けやすい。
彼氏と時間を過ごしたことで、いつもの私を取り戻した気がした。
幸せを感じていて,自由を感じていて、満たされている感覚。彼氏との時間が本当に嬉しくて、彼氏を心から大好きと思えている状態に戻った。

祖母に会いたい,実家に帰りたいというあの異常なまでの悲しみはなんだったのか。。。

ちなみに、実は4日から2泊3日で1人旅を計画していた。ずっと泊まりたかった場所に行く予定だった。

だがその宿泊をも前日キャンセルしたのだった。
本当にずっと行きたかったのに、そこ行くよりも「実家に行きたい、おばあちゃまと日常を過ごしたい、私ばかりそんな贅沢…」という感情の方が大きくて、なんとキャンセルしてしまった。

この行動には自分でも驚いている。
うーん、やはり、私、なんか、悲しみの邪気吸ってたかな?

一人旅をキャンセルした私はいま、また実家にいる。今日から3日間は実家で過ごす。

果たして私は、どうなるのか。
1日1日を大事に平安に過ごしたい。

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