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第1章④選ばれた!市民とそれを応援するプラットホームSENBOKU TRIALその3〜泉北のめぐみ、いただきます編

Hello,Note!
毎週金曜日にお届けする泉北ニュータウン物語。ゆるくときに隔週になりつつ更新しております。

泉北ニュータウン物語の全体像はこちらから

前回から、2018年1月に公募が行われた50周年を実施するにあたり市民とそれを応援するプラットホームSENBOKU TRIAL(市民委員)は、11名が選ばれた事例とその後の取り組みを紹介しています。

今日は、ニュータウンに実は豊富にある食材の活かし方!というテーマでお届けします。

SENBOKU TRIALとは

50周年から51年目へ、そしてその先の未来へつなぐため、泉北を面白くする市民企画プロジェクト「SENBOKU TRIAL」。「SENBOKU TRIAL」とは公募で選ばれた市民提案の暮らしのアイデアを、市民と泉北に関わる企業・自治体等がパートナーになって実現するプロジェクトです。これから、まちのあちこちで動きだすTRIALを応援し、参加し、みんなで泉北ニュータウンを楽しむきっかけとして、泉北ニュータウンまちびらき50周年事業の一環で実施されました。

泉北の立地を活かした新たな自宅活用に挑戦「地域密着いただきます プロジェクト」

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プロジェクトリーダーは栄養士・調理師・保育士で、いただきますプランニング代表の山口 香代子さん。保育園勤務時に、アレルギー児も一緒に食べられる給食を考案し、レシピ本が出版されました。平成28年、泉北の自宅に菓子工房が完成し、地産地消おやつを開発されています。

プロジェクトは

泉北の立地と自宅の活用に挑戦する、「地域密着いただきますプロジェクト」。 泉北ニュータウンにあふれる豊かな食材、上神谷米(読み方;にわだにまい)やヨシダファーム(卵)など、泉北の食材を使ったお菓子作りやお料理教室、食育などを通して、泉北の魅力を発信していきます。
具体的には、自宅を改修して作った工房で、泉北ならではの色々な商品を開発して、PRをしていきます。
 「泉北にはこんな食材があるよ!」「この食材を作って何か商品を作れないかな?」などありましたら、ぜひご相談ください。 この取り組みを通して、自分の経験や特技を活かしながら、地域で夢を叶えることができる、そんな未来を、泉北の多くの方々と一緒につくっていきたいと思います。

という形で、泉北の豊かな食材と、子どもたちにその魅力を伝えるだけでなく、料理教室という形で緑育も行おうという取り組みです。

山口さんって何者?

バイタリティあふれる山口さん、栄養士としてはスタートでし、子育て経験や大好きな料理が活かせる栄養士という仕事を天職だとおっしゃります。

学校・保育園・給食会社・病院・企業の栄養士・レストラン・大学等で栄養士として勤務し、様々な現場で、食育・献立作成・衛生管理・コスト管理などたくさんの学びや経験を経て、食にまつわる全てを提案する「いただきますプランニング」を2015年12月に起業されました

2016年12月には、自宅に菓子製造業の許可をとり、菓子工房をはじめました。地元「さかい」の美味しくて・身体にいい食材を提案する拠点を中心に、上神谷米(米粉)を使った「ノングルテン」お米のハレすがた「シフォンケーキ」「クッキー」などお好みのお菓子の製造販売を行っております。お店「オリジナルおかし」OEMのご相談もサポートされています。

泉北ニュータウンには食材があふれているの?

ニュータウンって団地と住宅っていうイメージが、特に住んでいない方や一般的なニュータウンイメージをお持ちの方はピント来ないかも知れません。

泉北ニュータウンの詳細はこちらをごらんください

大阪の南部に位置しています

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泉北ニュータウンは泉ヶ丘地区、栂地区、光明池地区の3つの山を切り開いて開発されました。

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実際のニュータウンはかなり緑が豊かなニュータウンなんですね

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堺市全体でも、大阪など都心への野菜を供給する量が近隣では最大と言われています。

ブランディングも「堺のめぐみ」を中心に堺市もPRしています。

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これだけの野菜を供給する一つの拠点になっているのが実は「堺市南区」なんですね。

特に堺は春菊の生産量が全国で収穫量トップクラス(大阪府1位、日本でも3位)で、小松菜の収穫量はトップクラス(大阪府1位、日本で11位)と報告されています。

収穫量とは別にとても美味しい食材も豊富です

上神谷

上神谷は天野山金剛寺から続く山麓に抱かれた「神様が降り立った」と昔から言い伝えのある土地です。川の最上流にあり、汚水が入ってこない綺麗な水で育つため「穢れなき水で育った神の庭の米」といわれています。

ヨシダファーム

一羽一羽ストレスを与えず、季節や餌の食べ具合など鶏の体調を見て毎日愛情をもって育てられた卵。鶏は家族。輸入の飼料を使用せず、できる限り国産できる限り人が食べられる品質のものを飼料にして、大切に育てられた鶏からうまれた、安心・安全の美味しい卵。

と、魅力たっぷりの泉北ニュータウンでどんな取り組みが広がったのでしょうか。

泉北ニュータウンシフォンケーキ「お米のハレすがた」

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先ほど紹介した永峰産「上神谷米」米粉、ヨシダファームの卵、泉北レモンを始めとする泉北のめぐみをはじめとする食材を生かしたシフォンケーキを山口さんは「お米のハレすがた」と名付けて広めてらっしゃいます。

シフォンケーキは簡単に作ることが難しそうですが、それをわかりやすく広める活動をされました。

和食だし料理講座 ~泉北のめぐみ、いただきます~

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和食の味の決め手となる滋味豊かな本物の“和食だし”を使った料理講座と、泉北産の食材を使った親子向けのワークショップを、大阪ガスさんと開催されました。

メニュも豊富です

美原区古代米ごはん
和風ミートローフ
柚だいこん
美味しい和風だしスープ
泉北シフォンケーキの試食付き

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参加されたみなさんは、料理の基本をまなべたことだけでなく、泉北ニュータウンでこれだけの食材があるのか!と驚かれてらっしゃいました。

地域の資源って多角的にどうやって発見できたのか

いまお届けしているSENBOKUTRIALの市民委員のみなさんの取り組みは、泉北ニュータウンまちびらき50周年の一環で広がりました。

アイデアと実行力のある市民さんのちからと、地域に根ざす企業や行政ができることや強みを提供することで、協働が生まれます。ともに力を出し合う協働です。

その前段では、泉北ニュータウンまちびらき50周年実行委員会のみなさまが地域を掘り下げ、整理していたことも一因であります。そのあたりはこの下りを御覧ください。

まちのアップデート

はだれか一人、どこかの一組織では限界があります。だからこそ、丁寧に紡いでいく機能も必要だし、プレーヤーも必要。

ニュータウンのまちづくりに必要な一因ですね。

という感じで、引き続き、毎回1名または2名づつご紹介することにいたします!

泉北ニュータウンの今にいたるまでを切り取る「泉北ニュータウン物語」連載中です!

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