見出し画像

第1章④選ばれた!市民とそれを応援するプラットホームSENBOKU TRIALその2〜エンジニア×電鉄会社のコラボ編

Hello,Note!
毎週金曜日にお届けする泉北ニュータウン物語。ゆるくときに隔週になりつつ更新しております。

泉北ニュータウン物語の全体像はこちらから

前回から、2018年1月に公募が行われた50周年を実施するにあたり市民とそれを応援するプラットホームSENBOKU TRIAL(市民委員)は、11名が選ばれた事例とその後の取り組みを紹介しています。

SENBOKU TRIALとは

50周年から51年目へ、そしてその先の未来へつなぐため、泉北を面白くする市民企画プロジェクト「SENBOKU TRIAL」。「SENBOKU TRIAL」とは公募で選ばれた市民提案の暮らしのアイデアを、市民と泉北に関わる企業・自治体等がパートナーになって実現するプロジェクトです。これから、まちのあちこちで動きだすTRIALを応援し、参加し、みんなで泉北ニュータウンを楽しむきっかけとして、泉北ニュータウンまちびらき50周年事業の一環で実施されました。

「子どもプログラミング サポーター100人プロジェクト」

画像1

プロジェクトリーダーは田重田 勝一郎さん。CorderDojo泉北・和泉を主宰され、フリースクールを堺市中区深井、富田林市で展開されている特定非営利活動法人志塾フリースクールラシーナの代表もされています。

プロジェクトは

無料の子ども向けプログラミング道場を泉北で開催します。子どもたちが創りたい、実現したいことを、大人が同じ目線に立ち、一緒になって考えます。また、それらをサポートする大人も増やします。あなたも子どもプログラミングサポーターになりませんか?

という形で、“プログラミング”を使って子どもたちが創りたい、実現したいことを、大人のエンジニアと子どもが、同じ目線に立ち、一緒になって考え、実現する場を泉北中に増やしたいという思いでスタートしています。

そこでは、参加する子どもの数だけ、大人では思いもつかないような、自由な発想の作品ができあがります。 また、サポートする大人の方が、子どもに気づかされることが多いことも、本プロジェクトの特徴といえます。 

CorderDojoってご存知ですか?

CoderDojo は7〜17歳を対象とした非営利のプログラミング道場です。2011年にアイルランドで始まり、世界では110カ国・2,000の道場、日本には225以上の道場があります。
CoderDojo で学べる内容は道場ごとに様々ですが、

例えば次のような内容です。Scratch, micro:bit, Webサイト
Raspberry Pi, Minecraft
Python, Ruby, JavaScript
Viscuit, PHP, 電子工作など
内容も規模もそれぞれ異なります
CoderDojoJapanサイトより2021/01/15引用
https://coderdojo.jp/

特に、特徴的なのは、どの道場でも主体的に学ぶ姿勢が大切にしていることです。運営を支えるのは100%ボランティアの普段はITをお仕事にされているエンジニアさんやプログラマーが中心です。

現場でバリバリ生かしているスキルを、子どもたちが形にしたい内容を具体化する伴走者のような関わりをされているんですね。そのため、授業というよりもサポーターが、子どもに質問していきます。

50周年事業のCoderDojoのパートナーは南海電鉄

そんなDoderDojoを泉北にも育みながら、CoderDojoの柱であるエンジニアボランティアをたくさんとつながらなければなりませんでした。

駅という資源や地域にネットワークをお持ちの南海電鉄さんとつながることで可能性が広がるのではということでパートナーとなりました。

当時のご担当者さんのコメントです

スクリーンショット 2021-01-15 14.41.57

毎月開催するCoderdojo

画像3

CoderDojo堺さんはすでに堺区で3年の実績をお持ちです。もちろんそのサポーターメンバーが新たに関わってくれました。

ただ泉北ニュータウンでイチからコミュニティを育むためには、実際のリアルの現場をつづけることが最も効果的だったと、ご一緒して感じていました。
そして回を重ねるたびに子どもも増え、地元のボランティアも増えていくことになりました。

また、もう一つとても大切な形だなと感じたのは、50周年最後にあわせて2017年12月に1年子どもたちが作ったものや仲間と共有する「デカDojo」という取り組みをゴールにされていました。

このデカDojoには周辺の市町村のDojo仲間も加わり、応援し合う形で広がりが生まれました。

関係人口を積み重ねたからこそのデカDojo

画像4

その集大成である「でかドージョー in 泉北」が、帝塚山学院大学の協力を得て、12/3(日)に狭山キャンパスにある「スマートラボ」で開催されました。

「スマートラボ」は内容に自由に椅子やレイアウトを変えることができる、近代的でおしゃれな教室でした。大きなクリスマスツリーなどもレイアウトされており、一足先にクリスマス気分の中での開催でした。
タブレットで水族館を作ったり「PETS」という木でできたロボットを使ったプログラミング、知育玩具など、パソコンを持っていなくても楽しめる仕掛けがたくさんありました。
また保護者向けにも「座談会」や、「泉北ニュータウン出身者による講演」と言ったコンテンツも用意されていました。

画像5

多くの市民企画委員さんの取り組みで共通しているのですが、それは地域を思う気持ちや、地域をテーマにしている、または地域の「無い」を意識しているから、その取り組みに共感する人が集まります。

その共感した方は、最初は参加者ですが、参加したことをSNSなどで発信するから広がります。毎回20名でも、ボランティアが2−3人に1名つくので、さんかした子どもたちは満足度が高く、次も参加したいと友達も誘い参加しますし、親も子どもの成長した姿に満足が高まり、今度は自分でDojoを開催する人も現れたりと、参加のハードルとご自身で高めていく方がおおいように見えました。

その関係人口の総和が、フィナーレのデカドージョーではないでしょうか。

50周年のその後に生まれたCoderDojo泉北和泉

画像6

写真はCoderDojo泉北和泉さんからお借りしました
https://coderdojo-sakai.connpass.com/event/198378/

50周年のあとは、堺市南区と和泉市を対象フィールドに開催されています。すでに26回を超える形で続いています。

泉北ニュータウンまちびらき51年目を迎え、この度、泉北地域で活動する道場としてCoderDojo泉北和泉が新たに誕生しました。 CoderDojo堺ともども、CoderDojo泉北和泉をよろしくお願いいたします!

田重田さんはその後、泉北ニュータウンにフリースクールをはじめました

志塾フリースクールラシーナ(富田林教室)を開校して丸4年が経ち、志塾フリースクールラシーナ 泉北教室をはじめられました。

実は泉北ニュータウンにはフリースクールがありません。そのために富田林など周辺市町村に通う子どもたちがいました。その声を聞いて、意を決して始められたそうです。

一番驚いたのは、新しい教室に必要なものを、ほぼすべて「寄付」で賄ったことです。CoderDojoやフリースクールなどたような取り組みをこつこつ積み重ねられた田重田さんだからこそ、できたことだと思います。

画像7

画像8

まちづくりを担うプレイヤーには魅力的な方が多いのは事実です。ですが、本当に実践されてる方は、関係人口をきちんと積み重ね、社会的な関係性の資本を積み重ねている人が大事なんだ、今回の田重田さんの記事を書きながら改めて感じました。

そして、、、コロナ時代に合わせた新たな事業をはじめる

ここからさらに、田重田さんはもう一歩踏み込んで事業を進めています。

スクリーンショット 2021-01-15 15.03.50

現在、ラシーナさんは完全個別指導のオンライン学習会「ノ・マド」実施中です。

4月に緊急事態宣言発出されてからラシーナに通う小学生〜高校生対象にオンラインでの学習支援を行ってきました。その実績とノウハウを活かし、まだラシーナ教室につながりのない小中学生にもラシーナのオンライン学習を提供すべく、完全個別指導のオンライン学習会「ノ・マド」を開始しました。
今なら無料でマンツーマンのオンライン学習を始められます。詳しくは「ノ・マド」のWebサイトでご確認ください!
WEBサイトより引用2021/01/14

ぜひ、上記サイトを御覧ください。フリースクールに通わなくてもオンラインでサポートしてもらえる。まさにWithコロナ時代の新たな事業がまた一つ生まれています。

お問合せは・・・
​特定非営利活動法人志塾フリースクールラシーナ​
〒584-0036 富田林市甲田2-20-14(田守ビル2階)​
TEL 0721-81-0417
問合せ受付|10:00~17:00 土日/祝日・年末年始は休業

ーーーー

とここまで書いてみて気づきました、、、毎回1名または2名づつご紹介することにいたします!

泉北ニュータウンの今にいたるまでを切り取る「泉北ニュータウン物語」連載中です!

こちらのマガジンへいいね!ありがとうございます。
チャレンジが生まれる連鎖を起こし、ニュータウン革命を泉北から起こして、日本一チャレンジできるまち、泉北をつくりたい!とはじまった一般財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団からお届けします。

いいね!未来を感じた!、そんなみんさんの寄附で成り立っています。応援やフォローがとても大切なエネルギーになります。
応援よろしくお願いします!

ーーー

現在泉北ニュータウンでは、子どもの居場所を応援する基金を立ち上げて寄付を募集しています
寄付した分の約40%戻ってくる控除もついていますので、ご覧ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?