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第1章⑤ニュータウンをアップデートする市民の取り組みのプロセス〜選ばれた!市民とそれを応援するプラットホームSENBOKU TRIALをふりかえる


Hello,ニュータウン!
毎週金曜日にお届けする泉北ニュータウン物語。ゆるくときに隔週になりつつ更新しております。
一般財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団 の代表をつとめる宝楽と申します。

泉北ニュータウン物語改め、泉北ニュータウン汗まみれ。
の全体像はこちらから

ここ数回は2018年1月に公募が行われた50周年を実施するにあたり市民とそれを応援するプラットホームSENBOKU TRIAL(市民委員)は、11名が選ばれた事例とその後の取り組みを紹介してきました。

SENBOKU TRIAL(市民委員)のアプローチを1枚の絵でふりかえりたいと思います。

その取り組みは関与を高めるか?関心を高めるか?

私自身が、まちづくりをする方を伴走する上で重要だと思っていることは、その取り組みは①まずはコミュニティを構築しているのか、②関心を持つ方を増やし事業を広げるときなのか、③関与する機会を増やすことでインパクトをふかめるのかという視点です。

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交流人口と関係人口とは

その前に整理したい言葉

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交流人口とは

交流人口とはその地域に訪れる(交流する)人のこと。その地域に住んでいる人、つまり「定住人口」(又は居住者・居住人口)に対する概念である。その地域を訪れる目的としては、特に内容を問わない

関係人口とは
関係人口とは、言葉のとおり地域に関わってくれる人口のこと。自分でお気に入りの地域に週末ごとに通ってくれたり、頻繁に通わなくても何らかの形で、その地域を応援してくれるような人たち

まちづくりや活性化という切り口では、よく交流人口と関係人口が語られます。が、仮にまちに無関心な方を巻き込み、ゆくゆく定住・移住する仲間に変化するとして、少しづつ交流し、関係者になるというプロセスを私は、歩むと思うんです。

関心を高めるか?それとも関与を高めるか

そして、交流人口→関係人口に変化するアプローチには、私は「関心を強化するアプローチ」「関与を強化するアプローチ」があると考えています。

ただし、いずれのアプローチでも「小さなコミュニティ」からはじまります。そのためには、小さなコミュニティが生まれているか、または生まれる取組が重要になります。

2018年1月に公募が行われた50周年を実施するにあたり市民とそれを応援するプラットホームSENBOKU TRIAL(市民委員)からみていくと

関心を強化するアプローチ

関心を強めるアプローチは多様です。簡単なワークショップから、音楽で感じる取組み、自分も公園でコワーキングしている体験型、公園のイベントに浸ることでニュータウンの暮らしを感じること、そして遊びを通じて多様なコミュニティに関わることなどが生まれました。


関与を強化するアプローチ

関与を強めることでは、参加だけでな無く、造り手になる関わりが生まれました。

子どもがかるたを作る取組み、レモン畑を耕す、吉本新喜劇を作り、出演する、畑でつくった作物を作るだけではなく、販売もする。

などは当てはまります。


参画も関心もたかめつつ、小さなコミュニティ創造を強めたのは

ひとつだけ特異な取組みとしてCoderDojoとして地元のエンジニアがボランティアで参画し、子どもたちは作りたいプログラムを作成するプログラミングクラブです。

こちらは子どもたちに興味関心を高めつつ、支え手の大人のプログラマーを巻き込み継続する場が生まれています。

特に小さなコミュニティは「私も実はきになっていた」「そうやねん!やりたかった」など、声なき小さな声が集まることで小さなエネルギーを生み出すことになります。

ニュータウンをアップデートする市民の取り組みのプロセスに必要なものは?

ニュータウンで何か始めようというときに欠かせないのは

・アイデア
・実行力
・活かせる資源(場所・コト)
そして
・小さな関与できるコミュニティ

です。どれ一つとして欠かすことはできません。

泉北ニュータウンまちびらき50周年事業では、このすべてを持ち寄ったり、融通し合ったりしたことがポイントだったなと改めて感じます。

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