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相棒 season20 #5 光射す

こんにちは。ちえです。
詳しいプロフィールはこちらです。
   
ボチボチ見てますよ〜。 

○あらすじ

角田は、水木という顔見知りの元刑事が落ち込んでいる姿を見かける。

水木は、2か月前から行方不明になっている大学生の娘を探すため、警察官でありながらネットで情報提供を呼び掛け、問題になった。しかも、寄せられた情報は冷やかしばかりで、本人は騒動の責任を取って辞職していた。そんな中、警備員の男が、施錠されたアパートの自室で首を吊って死んでいるのが発見される。状況的には自殺だったが、外傷がある上、室内の指紋が不自然に拭き取られていたことから、“密室殺人”も疑われた。そして、この事件の一部始終を見ていたのは、なんと飼っていた“亀”だった!事件に興味を持った右京と亘が聞き込みをすると、隣に住む三宅富士子という老婦人には、部屋から出ない息子がいると判明。日中、部屋にいるその男性がもあるが、話を聞くことさえできない。翌日、捜査を続けていた右京と亘は、現場付近で怪しげな男を発見。捕まえて事情を聞くと、男は水木の元部下の刑事で、警備員の男が亡くなった部屋を、非公式に家宅捜索していたと語る。そんな無茶をしたのは、問題の部屋に女性が監禁されているというネットの書き込みがあったからだというが…!?

公式サイト



・特命係と捜査一課の視点

捜査一課は、監視カメラの映像から、
水木が紅林殺害の犯人と推定。

一方、特命係は
青木に依頼した映像分析の結果、
身長が155cmだったため、
三宅富士子が水木の娘を抱えたと考えました。

・杉下右京の観察力

「細かいところが気になる僕の悪い癖」
と言いつつ、
「よくそんなところに気がつくなぁ」と
驚かされます。

現場検証中、
隣から男性の咳が聞こえてきたので、
訪ねたら高齢の女性が出てきました。
「寝たきりの人がいるから」とその女性は発言。

しかしその後アパートの周辺の人に聞いたら、
引きこもりの息子がいることが判明しました。

紅林が買ってた亀を歩かせてたら、
様子がおかしかったため、
カーペットが敷いてあることが判明。

フローリングの柄と同じだったので、
管理人さんも気づきませんでした。

このアパートには床下収納があり、
これが事件解決へのヒントになりました。

・ホントにそうなの?

紅林が自殺したように見えましたが、
指紋を消したあとがあったため、
密室殺人の可能性も疑われました。

後々、紅林の元カノに聞いたら、
「合鍵を返したかったけど、
新聞受けはテープで止められていた。
不用心なのかわかってるが、
窓の桟に置いた」と証言。

密室ではなかったことが判明しました。

・心情

紅林が水木の娘を床下収納に監禁してました。
窓の桟に鍵が置かれたのを見た隣人の三宅富士子。
留守の間に水木娘を救出しました。

しかし、監視モニターがあったため、
紅林に知られてしまいます。
監禁したことがバレたため、自殺しました。

危険を冒して、
自分の背と同じくらいある水木娘を抱えた
三宅富士子。

「親は子どものためなら何だって出来るのさ」

「親ならどんなに責められても、
子どものためにやってあげたいと思うのは
当たり前」


そう言い、光が見えずに苦しんでいる
水木の手助けをしました。

富士子自身、
長年引きこもってる中年の息子がいます。
どうしたらいいのか、光が見えません。

「自分のせいで息子が引きこもりに
なったのてはないか?」と責めていました。

・感想

娘がいなくなったのに、
何も情報が得られなかった水木、
自分は80歳過ぎで
中年の引きこもりの息子がいる三宅富士子。

2人の共通点は、
「子どものために何とかしてあげたい」
という気持ちでした。

三宅親子を見てると、
8050問題を思い浮かべました。


最後に息子が自宅から出てきたけど、
母親は逮捕されました。

「この息子はどうやって生きていくんだろう?
この人に支援が必要だけど、
どうやって助けを得るんだろうか?」
その後のことを考えてしまいました。

薬局時代に、
80過ぎの高齢の親が、
40過ぎてる子どもの面倒を見てるケースを
たくさん見てきました。

「自分がいなくなった後、
この子はどうなるんだろう?」と
不安を漏らす方もいました。

福祉などの支援を
必要になる前に調べておかないと
いけないなぁと考えさせられました。

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