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キャリアコンサルティングを受けてみた

キャリアコンサルタントの資格を取得するために、キャリアコンサルタント養成講習を受けることにした私ですが、手続きの過程で、自分自身がキャリアコンサルティングを受けることになったので、その経験をシェアしておきます。

1.ハローワークで専門実践教育訓練給付金の手続きについて尋ねた

キャリアコンサルタント養成講習は、雇用保険による助成金である専門実践教育訓練給付金の対象となる講習です。かれこれ何年も雇用保険に加入してきたのだから、これは申請したいと思い、調べたところ、職場から「専門実践教育訓練受講に関する事業主の証明書」(様式はハローワークで配布)をもらって必要書類を提出することで、助成金の申請ができることがわかりました!
しかし、私の場合、いろんな事情?と気分で、職場に資格取得について知られたくなかったので、まずはハローワークに必要な手続きについて聞きに行きました。

2.職場に資格取得を知られたくなかった

「専門実践教育訓練受講に関する事業主の証明書」(様式はハローワークで配布)を職場からもらいたくない場合は、以下のような手続きをとることで、回避できると教えてもらいました。

①「ジョブ・カード」を作成
②ハローワークで、訓練前キャリアコンサルティングの予約をする
③キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを受ける

3.ジョブ・カードを作成した

ジョブ・カードとは、厚生労働省のサイトによると、「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」の機能を担うツールであり、個人のキャリアアップや、多様な人材の円滑な就職等を促進するため、労働市場インフラとして、キャリアコンサルティング等の個人への相談支援のもと、求職活動、職業能力開発などの各場面において活用するものだそうです(^^;
イマイチ、わかりづらいのですが、個人のこれまでのキャリアを振り返り、今後のキャリアプラン形成や就職活動に活かすためのツールと理解しました。
在職者がジョブ・カードを作るメリットとしては、自分自身のキャリアプランを目に見える形にする、必要な会社においては自分の実務能力を表現するツールとなる、今回のような助成金申請のための職業教育訓練制度における必要度の把握のための材料と理解しました。
求職者にとっては、さらに、このジョブ・カードを利用して就職活動に活かすことができると思います。

ジョブ・カード作成にあたっては、厚生労働省のジョブカードのサイトに、「ジョブ・カード作成支援ソフトウェア」なるものが提供されていて、これを使って簡単に作ることができるようになっています。
私の場合は、それも使いながら、日本語としてあるいは自分の文章スタイルとして違和感あるところを修正しながら作成しました。

ジョブ・カードには、いくつかの様式(シート)がありますが、今回は、「様式1-1 キャリア・プランシート(就業経験がある方用)」と「様式2 職務経歴シート」を作成しました。ジョブ・カードの作成例は、厚生労働省のジョブ・カードサイトで紹介されていますので参考にしてください。

4.キャリアコンサルティングを受けた

ジョブ・カードの準備が出来たので、居住地の管轄のハローワークに電話し、専門実践教育訓練受講を目的に、キャリアコンサルティングの予約をしたいと伝えました。
すぐに、委託業者のキャリアコンサルタントの方に代わり、空いている時間を教えてくれて、私の都合の良い日時の予約を入れてくれました。

当日、ジョブ・カードを紙媒体とデータをUSBに入れて持参し、コンサルティングに臨みました。
対応してくださったのは、キャリアコンサルタント歴10年の比較的ベテランの女性でした。柔らかい笑顔が素敵なすこしふくよかな安心感のある方でした。
キャリアコンサルタント資格を取得しようと思ったきっかけなどについて質問があり、話しながら持参したジョブ・カードを見てくださいました。
そのなかで、私が持参した「キャリア・プランシート」は、半年前は有効であったが、その後様式が若干変更されているということが判明しました。変更後の「キャリア・プランシート」では、特に「これから取り組むこと等」という項目に、キャリアコンサルタントの資格をとってどのように活かしたいかや、これまでのキャリアとその資格がどう関わっているかを書いた方が助成金支給決定に効果的であるという意見をいただきました。さらに、「その他(以上から、自己PRやキャリアコンサルティングで相談したいことなどを自由記入)」という項目にも、資格取得後のビジョンなどを書いたほうが良いとアドバイス頂きました。ここまでの時間は15分程度でした。

そして、その場でパソコンを貸していただき、新しい様式を画面上に出してくださって、そこにUSBで持参したデータから再作成しました。できたものを印刷させていただき、内容を確認していただき、質問などの受け答えをし、ほぼ修正なく、日付の訂正などで最終版としました。この作業は私自身が行い、作成にだいたい10分ぐらい、確認と印刷に15分ほどかかりました。

コンサルティングでは、私が書いた「キャリア・プランシート」の内容をとてもよく理解して下さり、どんな形でキャリアコンサルタントをしていきたいのかを聞いてくださいました。漠然とこんなことを考えているけれども、実際に勉強していく中でどんな風にその資格を活かした仕事をしていくかを考えていきたいと伝えました。

キャリアコンサルタントの方は、私のキャリアプランに関心を示しながらアドバイスをくださり、「こういうキャリアを持った人がキャリアコンサルタントとして仕事をすることがとても楽しみであるし、将来一緒に仕事をしたい」と言ってくださいました。

5.まとめ

リップサービスもあったかもしれませんが、これまでやってきたことやこれからやりたいことを全く否定せず、笑顔で聴いて下さり、前に進めるように対応してくださったことが、大変嬉しく、とても感謝しています。私もこのようなキャリアコンサルタントになりたいと思わせてくださったプロフェッショナルに出会うことができ、資格取得に弾みがつきました!

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