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詩 Poetry for NEKO’sArts自作品まとめ

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作家(画家)NEKOさんの作品に詩をつけさせていただいたものをまとめています。
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2021年12月の記事一覧

Poetry for NEKO’sArts-No.6

嗚呼  なんと麗しいミロスのアプロよ 汝を得んとし 我は刻を止めん 我の持つ全てを 汝に捧げんがために 今正に この世に息づくは 我と汝のみ 刻が再開されし後世には  汝と我エルメースの 究極的愛の営みが 永遠に語り継がれん 注)こちらの画像はNEKOさんのtwitterアカウントより、ご本人の了解をいただいた上で転載しております。

Poetry for NEKO’sArts-No.5

寛容に潜む甘い罠 僕らは羽ばたこう ここを後にして 密で翅が固まる前に… 古から今も輝く月明かり 僕らは羽ばたこう 長く険しい道のりでも この翅が断たれる前に… 折角授かった翅だから 僕はら羽ばたこう 真理に触れるその時まで… 僕はらはきっと満たされる 螺旋に舞う眼下を眺めながら… 注)こちらの画像はNEKOさんのtwitterアカウントより、ご本人の了解をいただいた上で転載しております。

Poetry for NEKO’sArts-No.4

未開とは… 心の曇り 心を澄ませば 在るべきもの 行くべき所が見えて来る あとは 輝く水面に身を任せるだけでいい 注)こちらの画像はNEKOさんのtwitterアカウントより、ご本人の了解をいただいた上で転載しております。

Poetry for NEKO’sArts-No.3

怒りと苦痛に満ちた 長きに渡る自浄作業は終わった 多くの人々がそこに巻き込まれたが 心あるも者だけが僅かに生き残った この人々の言葉と思考が再生への道筋を描き 新たな階層へと昇華させてくれるこを 都市は知っていた 注)こちらの画像はNEKOさんのtwitterアカウントより、ご本人の了解をいただいた上で転載しております。

Poetry for NEKO’sArts-No.2

朦朧と 憔悴しきった都市からは言語の膿が滴りはじめた。 慟哭と咆哮を伴う 自らの肉を割き膿を掻き出す様に 人々は 自壊してゆく都市を見てとり恐怖に慄いた。 人々は余りに無知だった 原因は自らにあることにも… そして 都市の自浄作用についても 誰も気づきはしなかった。 注)こちらの画像はNEKOさんのtwitterアカウントより、ご本人の了解をいただいた上で転載しております。

Poetry for NEKO’sArts-No.1

暗い部屋の中に僕はいる 一筋の光を求めもがき苦しむが 瞬くたびに闇は増す あと僅か… 時が進み 完璧な闇が訪れると その重圧によって瞬くことさえできなくなる そして… 無に帰する掟に従い そこに在ることの意味さえ消失する 注)こちらの画像はNEKOさんのtwitterアカウントより、ご本人の了解をいただいた上で転載しております。