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「幸せはラッサッサーヤンゲ♪」


あの人が不幸だって?

あんた、大きなお世話よ。



殴り合いの喧嘩をする夫婦が居たのよ。

あんまり喧嘩するもんだから聞いてみたくなったのよ....幸せかって。

二人とも「幸せ」だと答えたの。


愚問だったわ。

二人の幸せは二人にしかわからない。
二人が決めることなのよ。



優しい娘婿さんに
同居しようと言われていたお婆さんは、
頑なにそれを拒んでいたの。

寂しくないの?
不安でしょ?と人は言う。

「今、とても幸せなの。」
そう言ってお婆さんは微笑んだわ。


誰がなんと言おうといいのよ。

自分の幸せは自分が決めるの。


価値観だって何だって
自分のものだものね。


何処かの誰かは不幸だと
そんな風に思うあなたのほが
何処かの誰かに言わせりゃよっぽど不幸なのかも知れないわよ。


自分より不幸な人探しをすることほど
不毛でつまらないことは無いわ。

ペンペン草も生えやしねぇわよ。


あたし?

あたしはいつだって幸せよ。

そりゃ泣く時もあるけんど、
泣けるってことも幸せなのよね。


みんなそれぞれの幸せの形は
有るよで無くて、
無いよでも やっぱり有ったりしてね。


流動的で能動的で
受動的で積極的なものなのよ。

何だかわからないわね。



さてと、
自分で決めた納期が迫ってきてるわ。

今日で完成させるつもりよ。

心拍上げて
鼻息荒く
描いてるの。

煮詰まっても
一杯のコーヒーが
あたしを幸せへと運んでくれますです。

そしてご機嫌なあたしは 
いつものあの歌を歌うの。

♪〜お空にゃぽっかり白い雲
ラッサッサーヤンゲ〜
ラッサッサーヤン サーヤンゲ〜♪


単純な自分を誇りに思うわ。

それもまた幸せだと
噛み締めるのでした。

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