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◆作品No.205 OVA ヴァイオレット・エヴァーガーデン~Extra Episode~

🔴作品紹介🔴

放送期
2018年7月4日 夏

character
▼C.H郵便社
●ドール/自動書記人形
ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依
カトレア・ボードレール:遠藤綾
エリカ・ブラウン:茅原実里
アイリス・カナリー:戸松遥
●社員
クラウディア・ホッジンズ(社長):子安武人
ベネディクト・ブルー:内山昂輝
ローランド:各務立基
▼育成学校時代の同級生・教師
ローダンセ(教員):野沢由香里
▼依頼主
イルマ・フェリーチェ:日笠陽子
アルド・モリーニ:安原義人
フーゴ・モリーニ:平川大輔


オープニングテーマ
「Sincerely」-TRUE
エンディングテーマ
「みちしるべ」-茅原実里
「Believe in...」-結城アイラ


監督
石立太一
脚本
浦畑達彦
キャラデザ
高瀬亜貴子
アニメーション制作
京都アニメーション


★あらすじ★
第4話と第5話の間の、数か月間に起きた物語。 ヴァイオレットのもとに舞い込んだとある歌姫からの代筆依頼を描く。



🔶感想🔶

<評価:S>
視聴2024.6.18

<感想>
見終わりました~!!
ざっくりあらすじ

〝オペラの歌姫イルマに代筆の依頼が来た。いつものように始めるヴァイオレットだったが依頼内容はオペラの歌詞だった。業務外だと困惑するヴァイオレットだが、様々な心に触れ最後まで遂行する事を誓う。果たして手紙は書けるのか?〟

なんか壮大な文言になってしまったw
まず評価から。良かったです。OVAなのでレンタルしちゃいましたww
話の時系列としては通常の4、5話の間の話だそうです。確かにアイリスの田舎からドロッセルに移った時に急成長を遂げていたヴァイオレットなので、このExtra Episodeが有って納得する。普通に通常として入れて良い内容だと思ったんですが、放送時間が34分でオーバーするって事と円盤特典が決まっていたのかもしれません。

<気になった事(良し悪し)>
・今回は歌詞依頼だったが、オペラの内容的に恋人に宛てた手紙という名目なので手紙になる。初めは戸惑っていたヴァイオレット。珍しく社員の皆にも手伝ってもらってそれを出す。そんな放棄したようにも見える内容だったので面白かった。アルドが困惑しているヴァイオレットを見てイルマが何を思い求めているのかのアドバイスをしてあげるのが優しい。自分も息子のことだから相当辛いだろうに。でもそれ以上にイルマが辛そうだからアルドは少し救われていたのかも。今回手伝いって事で、社員の詩が面白かった。そして優秀なドールがいるとベネディクトがエリカを見て言うシーンがあって照れてるエリカが可愛かった!
…んあ?だからエリカ→ベネディクトになったの?ここでしか分からないじゃん!うわー凄い!

・ホッジンズはいつまでもお父さんで、歌詞が仕上がって初めてオペラで聴いた時の表情がまたお父さん。こんなに人の心が分かるようになったのかヴァイオレットちゃん♡って聞こえてくるようだった!

・ヴァイオレットの挫折シーンカワイイ。壁に向かうww

<花言葉表現>
*故意に花のシーンが多いものは、作品表現として花言葉が用いられていると感じ記載しています。
【花言葉とは】トルコ発祥と言われる恋文(セラム)。アイテムに意味を持たせ、気持ちを伝える表現方法。
◇花名◇シーン:花言葉:感 想:の順に書いています。
((キャラ、シーン順))

◇オレンジローズ◇
シーン:イルマの楽屋
花言葉:「絆」「幸多かれ」「信頼」「熱望」「健やか」
感 想:ユリスの時にも出てきたバラ。本数でも意味のある花ですが花束って事でかなり多く追いませんでした。イルマの感情からすると熱望が1番しっくりくる。歌詞を強く希望する心を表現している。


◇ピンク・ローズ(種:フェリーチェ) ◇
シーン:キャラ名。イルマ・フェリーチェ
花言葉:日本「感謝」「しとやか」「上品」
    西洋「grace(しとやか、上品)」「gratitude(感謝)」「happiness(幸福)」
感 想:フェリーチェ(Felice) は、イタリア語で幸福という意味です。上品やイルマが幸福になるよう付けられた名前に思える。


◇ホヤ(種:サクララン/アルドリッチ)◇
シーン:キャラ名。アルド・モリーニ
花言葉:「人生の出発」「人生の門出」
感 想:アルドは名前の両方に花の名前が付いている。ファーストネームはフーゴを待つアルドの背中を押すような花言葉。


◇ゆり(種:モリーニ)◇
シーン:キャラ名。アルド、フーゴ・モリーニのファミリーネーム。
花言葉:全体「純潔」「無垢」「威厳」
    オレンジ「愉快」「華麗」「軽率」
感 想:オレンジの方の言葉だと華麗しか合ってないかな?w音楽家としての威厳とかで全体の花言葉は合うかも。

◇ひまわり◇
シーン:イルマの家に行くシーン
花言葉:「憧れ」「情熱」「あなただけを見つめる」
感 想:3本出てくるのだが、本数の意味は愛の告白。これもイルマのフーゴへの深い思いが表れており、花言葉だけでなく本数言葉も入れてることから深く深く思っていると想像できる。

◇ピンクカーネーション◇
シーン:イルマの部屋の花
花言葉: 「感謝の心」「あたたかい心」「美しい仕草」「気品」
感 想:カーネーションはイルマの部屋のみ出てくる花でこれはイルマからヴァイオレットへの気持ちを表している。シーンによって本数が異なるので、当てはまりそうなものを選びました。大体開花しているもので5〜9本。
8本:あなたの思いやりに感謝しています 。8本はヴァイオレットへの気持ちにぴったり。
9本:いつまでも一緒にいよう。9本はフーゴへの気持ちにぴったり。
全体の花言葉でも感謝を表すのでヴァイオレットへの気持ちを表している。

◇クラスペディア ◇
シーン:手紙を書きイルマの所に行く前
花言葉:「永遠の幸福」「心の扉をたたく」「エネルギッシュ」「個性的」
感 想:この花が出てくるシーンはイルマからの依頼が中々上手くいかず調べた上で書き上げたけどダメ出しされたシーン。花言葉だとあまり当てはまらない気もするが、心の扉叩くや本をベースに書き上げてるヴァイオレットへの個性的と言うかヴァイオレットの言葉が欲しいと言う気持ちの表れが合う。やり遂げたいイルマとヴァイオレットの気持ちのエネルギッシュさも合う。

◇トリトマ◇
シーン:ヴァイオレットが川辺を歩くシーン
花言葉:「恋するつらさ」「あなたを思うと胸が痛む」
感 想:これはイルマとヴァイオレットとの心そのものを表している。フーゴと少佐やイルマの気持ちなどヴァイオレットが感じているのも現れている。


<映像、音楽>
・安定の美しさだけど、今回はイルマとアルドが噴水で話すシーンの水の綺麗さを進めたいと思います。その飛沫が2人の涙にも思える。噴水の水の中にぼんやりと映る2人。彼らの気持ちを表しているようだ。

・今回オペラと言うことでオペラの歌が出てくるけどアレは…日笠さんが歌ってたりするの?だとしたら凄い!


<声優及びキャラ>
●イルマ・フェリーチェ:日笠陽子さん演じるオペラの歌姫。少しツンデレな所があり、自分の意向を伝えない。それには理由があって戦争で帰ってこない恋人フーゴへの気持ちをヴァイオレットには理解できないと思っていたのだろう。ただヴァイオレットも同じ境遇だと知り心を開く。流石の日笠さん安定のうまさでした。いつまでも安否の分からない大切な人を待ち続ける気持ち。現実を分かりつつも諦められない思いは本当に分かる。そんな隣で帰還した人達を見る辛さ…。

●アルド・モリーニ:安原義人さん演じるオーケストラの指揮者。フーゴの父。息子を失う哀しみを背負い且つ恋人のイルマを支えている。大人だからアルドの優しさが素敵。ロケットに写真を入れている位なので下記にも書いたが自分の後を継がせたかったんじゃないかと思う。絶対に戻ってこいと言う台詞。。辛いよね。自分よりも子供が死に近い所に行かせないといけないなんてね。。安原さんのお声も渋くてダンディーでいいよね!!

●フーゴ・モリーニ:平川大輔さん演じるアルドの息子でイルマの恋人。戦争に出陣し今だ消息不明。本当に少ししか出てこないのでどんな人か分からないけど優しそうな人。アルドの息子って事もあって音楽の道を進むはずだったのかもしれない。



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