◆作品No.212 四畳半神話大系
🔴作品紹介🔴
放送期
2010年4月22日 春
character
▼大学
私、ナレーション:浅沼晋太郎
ジョニー:檜山修之
小津(おづ):吉野裕行
明石さん(あかし):坂本真綾
樋口清太郎(ひぐち師匠):藤原啓治
羽貫涼子(はぬきりょうこ):甲斐田裕子
城ヶ崎マサキ(じょうがさき):諏訪部順一
香織さん(ラブドール):浅沼晋太郎、檜山修之
相島:佐藤せつじ
占い老婆:真山亜子
景子さん:大原さやか
▼その他
猫ラーメン店主:宮内敦士
バイト女店員:角田紗里
助監督:影平隆一
ヨッパライ:徳本恭敏
部長:本多力
先輩:丹沢晃之
アナウンサー:永吉ユカ、中田隼人
古道具屋店主:水野龍司
カサゴ店主:山口りゅう
ウニ店主:興津和幸
会長:諏訪雅
インストラクター:金谷ヒデユキ
怪人:杉村憲司
司会のお姉さん:東條加那子
男:佐藤拓也、大原崇、杉村憲司、逢笠恵祐
店員:足立友
男子:河田吉正
女子:浅倉杏美、小橋知子、坂井恭子
幹部:山口登
ほんわか女子:嶋村侑、佐藤有世、平田真菜、中村知子
ほんわか男子:手塚祐介、河田吉正、川原慶久、安達貴英、影平隆一
脳内A(前頭葉さん):浦山迅
脳内G(扁桃体さん):樫井笙人
脳内E(側頭葉さん):清水明彦
脳内F(海馬ちゃん):下和田ヒロキ
子供:佐藤大翔、阿久津秀寿、上野優斗、伊勢彩乃、荒井ひな
軍曹:姫野惠二
学生:荻沢俊彦、佐藤拓也、宮本崇弘
★推し様出演 : 諏訪部順一氏
オープニングテーマ
「迷子犬と雨のビート」-ASIAN KUNG-FU GENERATION
エンディングテーマ
「神様のいうとおり」-いしわたり淳治&砂原良徳 + やくしまるえつこ
「ラブマゲドン」-シナリオアート(2017年)
監督
湯浅政明
脚本
上田 誠(ヨーロッパ企画)
キャラデザ
伊東伸高
アニメーション制作
マッドハウス
★あらすじ★
京都の大学に通う、誇り高き三回生の 「私」 。 薔薇色のキャンパスライフを夢見ながらも現実はほど遠く、実り少ない二年間が過ぎようとしていた。 悪友の小津には振り回され、謎の自由人 ・ 樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女 ・ 明石さんとは、 なかなかお近づきになれない。 いっそのこと、ぴかぴかの一回生に戻って大学生活をやり直したい ! もし、あの運命の時計台前で、ほかの道を選んでいれば ? ? 迷い込んだ不思議な並行世界で繰り広げられる、不毛と愚行の青春奇譚。
🔶感想🔶
<評価:S>
◆管理再視聴 2024.7.5
●過去視聴済年月日不明
<感想>
見終わりました~!
いざ、ざっくりあらすじ
〝京都の大学に通う「私」はバラ色のキャンパスライフを夢見ていたが、実際は程遠く無益な2年を過ごしていた。大学で出会った悪友小津に振り回され私は大学生活をやり直したいと願ったのだ。。〟
評価から。面白かったです。いつ見たのか忘れてしまったが、2011年くらいには見ていると思います。もう10年以上経っているのでほぼ新規みたいなものですw
兎に角早口で台詞が流れていたイメージのみ残っていました。改めて見て浅沼晋太郎氏の凄さに脱帽しました。この早口の語り部アニメってそんなにないので、これを出来る声優さんは本当に尊敬します。浅沼さんの話術を観るアニメと言ってもいい。
それだけでも見る価値があるので是非。
内容は忘れている甲斐あって改めて物語の把握が出来て良かったです。
大学時代の学園青春にSFを掛け合わすのが斬新でした。
著者:森見登美彦氏×監督:湯浅 政明氏×脚本:上田真誠氏×イラストレーター:中村佑介氏の個性豊かなキャラと中毒性のある世界感を楽しめる作品です。
<気になった事(良し悪し)>
・上記で学園青春にSFと書きましたが、時間遡行をしているシーンがあるのでタイムループ作品だと思い込むのですが、最後の方に本作は平行世界のパラレルワールドだった事が分かります。なので最初のは「あれこれタイムループだったけ?」と記憶が消失した自分はそう口走ってましたw10話にこの世界の本質が見えて驚きました。
おまえ一度見てるだろ!と言いたくなりますが、初見はこの早口に付いて行けず流し観していた事もあって保々内容は把握してませんでした。見てないのと同じだけど、一応鑑賞してます。実は、5話に平行世界である伏線が撒かれているのでそれを倍数の10話で回収するのが面白かったです。一見様々なサークルに入り関わる人物は同じですが、微妙に関係性が異なっていたり、出来事も異なっているのですが全ては繋がる?と言えるか定かじゃないですが、1話に繋がって来るのでそこもめちゃくちゃ爽快です。
そう作られているそうです。
もう一つ面白いと感じたのが、ループやパラレルワールド作品のほとんどは現在より更に良い結果を求めて作られるものが多いんですけど、「私」の大学2年間はことごとくダメなんです。それが面白くてwパラレルなんで選択肢があるのに良い結果が無いなんてなんて可哀想にも思える。だがそれも主人公が選択した先の結果だからねw最後の四畳半に閉じこもる事を選択したけど、誰もいない何もない事は辛くて無益な日々よりももっと地獄。高みを望むのも良いが自分の身丈にあったものを見つける事が大事なのかも。才があって何者かになれたはずというのは若い時に思い描きやすい。でも小さい幸せを積み重ねてこそ大きな幸せになるからね。
・本作の好きな所は食事のシーン。むさぼり、大口で食べる時の音が好み。なんかおいしそうなんだよねw猫ラーメンも味は無類で食べてみたいルックス。
・ソフトボールサークルほんわかがマ○チ商法みたいで怖かったw
・ここに既に「夜は短し歩けよ乙女」が出て来ていた。
・占いおばばが回数と共に料金をあげて行くw。そして好機はいつでもあなたの目の前にぶら下がっている。これは良く使われるフレーズだけど、目の前にぶら下がっているは部屋のもちぐまの事も指しているのかなと感じる。とにかく早く返せよ!それがきっかけで明石さんとぉおお!!と思うw。
・私一度見た時に凄く印象に残っていたのが、「この男、小津だ」と私が何度も言って小津がいっぱい出て来るって記憶だったんだけど。。そんなシーンどこにもなくてwwあれ?なんだ何を見てたんだ?ww人の記憶ってあてにならね~w
<映像、音楽>
・なんといっても中村佑介氏のキャラデザだよね。そして実写も含めた映像がまた摩訶不思議な世界で良かった。癖癖癖!ww
・やくしまるえつこさんの音楽は特徴的で癖になるよね。結構好きでアニメ主題歌は聞き入っちゃう♪
<声優及びキャラ>
●私:浅沼晋太郎さん演じる主人公。バラ色のキャンパスライフを夢見ている。理想が高いためさまざまな事に柔軟になれない部分が不毛で無意義な生活を招いていると思うw小津に落としいれられている所もあるが社交性の低さから浮き気味になる。小津が諸悪の根源に見えるが本当にダメなのは流される私。振り返ると小津以外に友と呼べる人物がおらず実は一番仲が良く知らず知らずに依存していると感じる。小津のおもちゃになっている。黒髪の乙女を探しているが、明石さんも気になっている。いや明石さんだろ!黒髪の乙女。はよデートに誘えと何度も思うwストーリーテラーでもある主人公の声をやられた浅沼さんがまあ凄い。台本とか偉い文字数で大変だったろうなと。。
●小津:吉野裕行さん演じる主人公の同学年。私曰く妖怪のような見た目。頭が切れ要領がいい。立ち回りが上手い人っているけどまさにそう言う人。なので大学生活を謳歌している。利用しているにもかかわらず何故か人に取り要るのも上手。だが恋人には一途で無茶もするピュアボーイ。最後顔違くて笑った。それくらい妖怪に主人公が見ていたって事ね。最後に見舞いの時主人公の顔が小津になっていて、主人公の中にいた小津とは主人公が作り上げたもので毒されたと言うよりは持っている小津部分が共鳴していたのかもしれない。あとよっちんの声が合いすぎる!!この小津の演技良いよね~!!
●城ヶ崎マサキ:諏訪部順一さん演じる大学の映画サークルのボス。イケメンで潔癖症。無類のおっぱい好きでラブドールの香織をこよなく愛している。諏訪部さんの変態演技最高で~す!!まあ城ケ崎は裏表が違う人間で後輩に関しては王。だけど樋口の唯一の友人で羽貫の事も気にしてあげる優しさはある。香織との愛の形は人それぞれなので。。うん。まあ女性に美しさと幻想を抱くならラブドールがいいかもねw
●明石さん:坂本真綾さん演じる大学の後輩。クールな性格が誰も寄せつけないオーラを纏っている。回ごとに様々なサークルに所属している。主人公が気にしている女性。明石も主人公とは普通に話、少し恋愛の空気は感じる。蛾が苦手でその時の顔があまりに違くて面白い。もちぐまをいつも所持しているが1匹いつも無くす。なぜか樋口の弟子になっている。真綾さんの声がまた良い。明石さんそのままでいてくれ!w
●樋口清太郎(ひぐち師匠)&羽貫涼子:藤原啓治さん、甲斐田裕子さん演じる大学と下宿先の先輩、樋口と親しい歯科衛生士。樋口はその特徴的な輪郭が何とも言えない。自由人で神秘的。小津が師匠と慕うだけあって人に奢らせるのはピカイチ。藤原さんの何とも軽い神秘な表現が素敵。城ケ崎と代理戦争をしている。羽貫の事をどう思っているのかは不明。その羽貫は美人で懐の深い人。だが酒癖が悪く顔を舐め回す。腐れ縁と言っているが羽貫は樋口に気がありそう。甲斐田さんのおねーさんボイスが良い!!