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◆作品No.204 ヴァイオレット・エヴァーガーデン -Violet Evergarden-

🔴作品紹介🔴

放送期
2018年1月10日 秋

character
▼C.H郵便社
●ドール/自動書記人形
ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依
カトレア・ボードレール:遠藤綾
エリカ・ブラウン:茅原実里
アイリス・カナリー:戸松遥
●社員
クラウディア・ホッジンズ(社長):子安武人
ベネディクト・ブルー:内山昂輝
ローランド:各務立基
リリアン:引坂理絵
ネリネ:齋藤綾
▼育成学校時代の同級生・教師
ルクリア・モールバラ:田所あずさ
イベリス・コノウエ:土井真理
ブルーベル・ユノア:柚木尚子
ローダンセ(教員):野沢由香里
▼ライデンシャフトリヒ陸軍特別攻撃部隊
ギルベルト・ブーゲンビリア:浪川大輔
ディートフリート・ブーゲンビリア(兄):木内秀信
ベネディクト・ブルー
クラウディア・ホッジンズ
▼ドールの家族
ティファニー・エヴァーガーデン:沢田敏子
ブーゲンビリア夫人:高島雅羅
スペンサー・モールバラ(ルク兄):木村昴
スペンサー(幼少期):日笠陽子
●カザリ
アイリスの母:沢海陽子
アイリスの父:松本保典
アイリスの叔母:土井真理
アイリスの叔父:宮本誉之
アイリスの甥:引坂理絵
エイモン・スノウ:稲垣拓哉
▼依頼主
●ドロッセル王国&フリューゲル王国
シャルロッテ・エーベルフレイヤ・ドロッセル:中島愛
アルベルタ(メイド):小山茉美
ダミアン・バルドゥール・フリューゲル:津田健次郎
●ユースティーティア天文台シャヘル天文本部
ルベリエ(課長):星野充昭
リオン・ステファノティス:上村祐翔
カイル・ゼーニヒ:横田大輔
●ゲネトリクス国ロズウェル地方
オスカー・ウェブスター:滝知史
オリビア・ウェブスター:千本木彩花
●マグノリア家
クラーラ・マグノリア:川澄綾子
アン・マグノリア:諸星すみれ
エリス:堀越真己
●クトリガル国メナス基地
エイダン・フィールド:浅沼晋太郎
エール・コスター:佐々木拓真
マリア:須藤祐実
エイダンの母:土井真理
◎過激派
リンジー・ニックス曹長:赤城進
イシドル:三上哲
メルクロフ准将:廣田行生
▼親族
ブーゲンビリア夫人:高島雅羅


オープニングテーマ
「Sincerely」-TRUE
エンディングテーマ
「みちしるべ」-茅原実里
「Believe in...」-結城アイラ


監督
石立太一
脚本
吉田玲子、鈴木貴昭、浦畑達彦
キャラデザ
高瀬亜貴子
アニメーション制作
京都アニメーション


★あらすじ★
想いを綴る、愛を知るために。 感情を持たない一人の少女がいた。 彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。 戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。 戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。 ――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙 ――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙 ――飾らないありのままの恋心をつづった手紙 ――去りゆく者から残される者への最期の手紙 手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。 これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。


🔶感想🔶

<評価:S>
視聴2024.5.28

<感想>
いやーっと見ました!見終わりました!!!
では、ざっくりあらすじ

〝戦争で生き残った義手の少女ヴァイオレット・エヴァーガーデン。彼女は大切な人から貰った「愛している」の意味を探す為、手紙の代筆を始める。感情の乏しい彼女が愛を知るまでの人生譚。〟

やっと見ました~!6年越しww
噂は聞いていたので見たいと思いつつあまのじゃくな性格でもあるので、「泣ける、泣ける」と言われ過ぎると冷めてしまうのでちょっと放置していました。
まず評価ですが、とてもよかったです。噂通りの作品でした。ただ、そいう角度で泣かされるのかとちょっと驚いた所もありました。
感情が揺さぶる作品なので、自分の好みでもありましたし京アニさんですし美しい作画にも魅了されます。
感動と美しい作画を求めている方には是非見て欲しいです。

個人的に思う所もあるのでそこは下記に記載していきます。
花に関する事が多いのでそこも見て頂けると幸いです。

※ここからネタバレです。本作に関しては作品を先に見てください。


<感じた伝えたい事・テーマ>
本作のテーマは分かりやすいですよね。「愛する事」
◆テーマ:愛する事
愛情には様々な愛がある。総括すると愛とは相手を思いやり、大切に慈しむものだと思う。
それは、家族(親子兄弟)、恋人、友人、生き物に対して抱く感情でありそのどれにも最終的には上記の相手を優先的に大切に思いやる事に行き着く。
本作は手紙を通してその様々な愛情に触れてゆく。ヴァイオレットもほとんど感情を知らなかったけど手紙を通し感情と愛情を知ってゆく事で、ギルベルトが自分に伝えた愛してるという言葉の意味を知れたと思う。そして自分も同じ感情をギルに対して抱いていた事を知ったのだと。
ただ見ている人は、ギルベルトの感情に対して「これは。。どっち?」て思ったと思います。
本作では分からないのが答えです。ギルの気持ちに付いては、劇場版で書こうと思います。

*愛について*
・親兄弟のいつくしみあう心。ひろく、人間や生物への思いやり。
・男女間の愛情。恋愛。大切にすること。かわいがること。めでること。
・〔キリスト教〕
「ストルゲー/storgē」 στοργή家族愛。
「エロス/ érōs」    έρως 性愛。
「フィーリア/ philía」 φιλία 隣人愛。友愛。
「アガペー/ agape」 αγάπη 真の愛。神が全ての人間を慈しむ事。
・〔仏教〕 渇愛、愛着(あいじゃく)、愛欲。十二因縁では第八支に位置づけられ、迷いの根源として否定的に見られる。
・日本の愛は、かなしという音に愛を当てていた。愛おしいなどの意味の概念を表す語としては「情」を付け、恋愛を表すものには「色・恋」を付けていた。LOVEなどの語義が導入されたのは近代だそうです。概念自体は欧米とは異なったそう。
*漢字*
■「愛」とは過去を振り返ること。愛の成りたちは
「旡」「心」「夂」の組み合わせたもの
「旡」は人間が後ろを向く姿
「心」は人間の心
「夂」は人の足を表します。
愛とは人がゆっくり歩きながら後ろを振り返ろうとする心情を表した漢字なのです。
「旡」には、いっぱいになって詰まり、ふさがっている様子を表すそうで「心」が付くことで、胸がいっぱいになるというまさに恋愛の意味として作られた文字だそう。

漢字成り立ちの意味だと今使われているものとは全然違う意味で驚く。
意味から見るとギルとヴァイオレットの愛はストルゲー、エロスになるのかなと。ただヴァイオレットは上官と部下の主従関係も少なからず感じていたのかもしれない。ただ愛情を知らない子なので【命令=愛情】だったのだろう。あれだけ命令を求めるのも自分が必要とされたい、役に立ちたい、ギルを喜ばせたい、守りたい、そんな思いが受け取れる。純粋で従順で、犬と呼ばれていたが本当にワンコのように主人への忠誠と愛情だけなんだと。ただ自覚してないだけでね。

<気になった事(良し悪し)>
・本作の面白いと言うか、不思議というのか、主人公のヴァイオレットとギルの物語では実はあまり涙を流す事が無い。そこに一番びっくりしている。上記で書いたそういう角度とはこの事で、手紙の依頼主の事で泣かされる。想像していなくて更に驚いた。2人の関係の全貌が分かるわけではないから仕方ない事なんだけどね。完全に泣かない訳じゃないけど、他の物語と比べると大泣きはしないなと。。。そこがプラス付かなかった部分です。これは自分の希望だからだと思うけど、主軸の話になるからそこでもっと泣かしてほしかった。ヴァイオレットの成長過程も急に成長していたりするので、3話のように何がきっかけで気持ちの意味を理解したのかそこももう少し欲しかったなと。。

・世に知られている噂の10話。本当に素敵な回だった。これはこれは泣いてしまう。脚本、映像、音楽、声優の演技全て美しく良かった。だからこそ思った。これは本作の魅せ所だと思う。公式も推しているし。だからこそ、ココを推薦、推したい!わかるけど、安売りしてほしくないなと思った。この回だけ見てという意見も多々見受けられるが、この回だけを見れば感動する人もいるだろうけど、これはそういうもんじゃないと感じた。ヴァイオレットが10話までに成長させてきた心があるからこそ、アンの痛みと母の哀しみ、悔しさが理解出来ている。だから手紙を書けたし、だからこそのCH社に帰ってからのあの涙なんだ。泣ける泣けると出し過ぎると逆に冷める場合もあるので、出せばいい物でもないと思いました。本当に良い回なので、他者に説明されるものでもなく自分で見て感じ取って欲しいです。

・手紙っていかに相手に気持ちを伝えるかを文字や文章を考え紡ぐ。その時間は相手の事だけを思っている。そんな時間って尊くて素敵よね。メールや電話で直ぐに相手と繋がれる時代は便利だけど、重きが違う気はするよね。筆跡とかでもその人なりが見えて温かみを感じるもんね。年齢重ねたり、時代だったりで手紙を書くことが減るので貴重だよね。

・最終回のヴァイオレットが驚いたような表情をしたのは何だったの?誰が居たのよw

<謎、疑問>
◆そもそもヴァイオレットは子供兵だったのか?

→過去の事は何も明かされていないので、なんとも言えないが、あの演技場での殺戮がどの程度経過してからのものなのか?初めにあれを見て武器・兵器として使用できると踏んだのか?子供達を養成していたところはあったのか?それは分からない。孤児で拾っただけではあのチート級の強さはありえん。そしてオスカーの回の池を飛ぶところはそれが活かされている。あんな飛べないよw

◆ヴァイオレットの義手の謎。
→なぜバイオレットにあれだけの高性能な義手が付けられていたのか?・・・分かりませんwそして誰がいつも・・・分かりません。ドールの仕事に必要だからだなと。これ以上の答えは見つからないわ。


<花言葉表現>
*故意に花のシーンが多いものは、作品表現として花言葉が用いられていると感じ記載しています。
【花言葉とは】トルコ発祥と言われる恋文(セラム)。アイテムに意味を持たせ、気持ちを伝える表現方法。
◇花名◇シーン:花言葉:感 想:の順に書いています。

・キャラの名前も花の名前になっており、これも心と同じ表と裏。裏腹にちなんでいるのかなと思う。花は表、花言葉が裏(本当の気持ち)これを表現として使っているのかなと感じた。
((キャラ、シーン順))

◇ヴァイオレット(菫)◇
シーン:キャラ名。ヴァイオレット・エヴァーガーデン。病室やヴァイオレットの部屋花
花言葉:全体「小さな幸せ」「謙虚」「誠実」
    紫「愛」「貞節」
    西洋「あなたの事で頭がいっぱい」
感 想:花言葉からまさにヴァイオレットそのもの。貞節の意味は、女性が夫以外の男性に身や心を許さない事。ヴァイ自身の心もだけど、ギルが付けた意味を思うと貞節がしっくりくるwヴァイを誰にも渡したくないって意志が見えてくる。面白い。

◇ブーゲンビリア◇
シーン:キャラ名。ギルベルト、ディートフリート・ブーゲンビリア兄弟。墓地備え花。
花言葉:全体「秘められた思い」「溢れる魅力」
    赤「情熱」「あなたしか見えない」
感 想:兄弟のファミリーネーム。情熱的な一家なのか?2人ともで言うとヴァイオレットへの思いを表したのかと思う。各自の花はありませんでした。

◇チューリップ(種:クラウディア)◇
シーン:キャラ名。クラウディア・ホッジンズ
花言葉:全体「博愛」「思いやり」
    白「新しい愛」「失われた愛、失恋」
    紫「不滅の愛」「気高さ」
感 想:クラウディアという種類は紫に白の縁のチューリップ。クラウの思いやりや父性の不滅の愛やもう隣にはヴァイオレットがいないちょっとした寂しさの失われた愛を表している。

◇カトレア◇
シーン:キャラ名。カトレア・ボードレール
花言葉:「魅惑的」「優美」「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」
感 想:蘭の女王と言われるカトレア。その名の通り優美な大人の成熟した魅力全開のカトレアにぴったり。

◇アイリス(アヤメ)◇
シーン:キャラ名。故郷カザリの両親が付けた名前アイリス・カナリー
花言葉:「強い希望」「大きな志」「信念」
感 想:アイリスは幼馴染に振られた事で村を出てドールになった。アイリスの夢は世界一のドールそんな彼女の多きな意志や信念が込められている。

◇エリカ◇
シーン:キャラ名。エリカ・ブラウン
花言葉:「孤独」「寂しさ」「博愛」
感 想:控えめで大人しいキャラのエリカ。どこかもの哀しそうな雰囲気がある。自分の才能の事で悩んでいるエリカには花のエリカの種類でクリスマス名がつくものの中には謙遜や幸せな愛と言う意味もある。謙遜がキャラ的には合っている。最終的に夢を叶える部分では幸せが合っている。

◇クレマチス(ベル型種:ベネディクト) / オリエンタルリリー(種:ローランド)◇
シーン:キャラ名。ベネディクト・ブルー。ローランド。
花言葉:ベネディクト「精神の美」「旅人の喜び」「策略」「たくらみ」
    オリエンタルリリー「純粋」「無垢」「威厳」
感 想:配達員の2人。花言葉では、精神美や旅の喜びがベネディクトらしい。副社長になるたくらみとかも合うかも笑ローランドは仕事に対して無垢や純粋。手紙を届ける気持ちが合っている。

◇ネリネ / ルピナス(種:リリアン)◇
シーン:キャラ名。ネリネ。リリアン。
花言葉:ネリネ「華やか」「幸せな思い出」「輝き」「また会う日を楽しみに」「忍耐」
    リリアン「貪欲」「想像力」「あなたは私の安らぎ」
感 想:CH社の受付嬢の2人。2人も印象が弱いので性格などは想像。リリアンはまさに想像力wwネリネは映画版で分かりますが幸せな思いでやまた合う日をが表現してる。

◇ルクリア(におい桜) / スイートピー(ジャイアントスペンサー)◇
シーン:キャラ名。ルクリア、スペンサー・モールバラ兄妹
花言葉:ルクリア「優美な人」「しとやか」「清純な心」
    スイートピー「門出」「別離」「優しい思い出」「永遠の喜び」
感 想:自動手記人形育成学校の同級生。花言葉そのもののしとやかな女性。兄思いの良い子。兄は兵として参戦したが自暴自棄になり立ち直る事から門出や妹との思い出などが合っている。

◇ローダンセ / イベリス / ブルーベル◇
シーン:キャラ名。ローダンセ(教師)イベリス・コノウエ、ブルーベル・ユノア(同級生)
花言葉:ローダンセ「変わらぬ思い」「終わりのない友情」
    イベリス 「心をひきつける」「初恋の思い出」「甘い誘惑」
    ブルーベル「謙遜」「変わらぬ心」
感 想:ローダンセは変わらぬ思いが合っているのかな?ドールに対しての有り方などの思いは変わらないとかそう言う事かな?印象が弱い同級生はどの言葉か悩む所だけど、イベリスはシャヘル天文で組んだカイルが心が誘惑されていたのでそういう惹きつける魅力。ブルーベルは・・・謙遜で控えめとかかな?

◇セントポーリア(種:シャルロッテ)、ロサーノシャルロッテ◇
シーン:キャラ名。シャルロッテ・エーベルフレイヤ・ドロッセル王女
花言葉:「小さな愛・心」「親しみ深い」「深窓の美女」/「高貴」「高潔」「私を信じて下さい」「女性的な愛情」
感 想:シャルロッテと名のつく花は2種類ありました。どうちらもシャルに適した花。セントポーリアの深窓は位の高い人に使ったりしますし、愛情などはシャルの思い。室内花の女王とも呼ばれており室内に籠るシャルを連想させる。ロサーノは菊の花で日本では皇室などの家紋。花言葉の私を信じてもシャルの思いをダミアンに信じてほしいと言う気持ちが表現されている。

◇ハイブリットティーローズ◇
シーン:ティファニー・エヴァーガーデン。
花言葉:ピンクの薔薇「上品」「感銘」「しとやか」「温かい心」
感 想:ヴァイオレットの身元引受人のティファニー。花言葉通りの人柄。ギルが信用を置いているだけある。上品でしとやかが合っている。

◇リオン / マダガスカルジャスミン(種:ステファノティス)◇
シーン:キャラ名。リオン・ステファノティス。
花言葉:リオン「秘密」「秘密の生活」「秘めた思い」
    マダガスカルジャスミン「二人で遠くへ旅を」「清らかな祈り」「傾聴する」「うぬぼれ屋」「清純」「愛される花嫁」
感 想:2つの花の名前が入ってるのはリオンだけかな?どっちの花言葉からもヴァイオレットへの気持ちを感じ取れる。

◇カーネーション(なでしこ科、種:オスカー) / なでしこ(種:オリビア)◇
シーン:キャラ名。オスカー、オリビア・ウェブスター親子
花言葉:カーネーション「無垢で深い愛」暖色系「私の心に哀しみを」「純粋な愛」「感謝」
    オリビア「思慕」「才色兼備」
    なでしこ「純愛」「貞節」「無邪気」「大胆」
感 想:作家のオスカーと愛娘。オスカーは無垢で深い愛や私の心に哀しみをなどが合っている。オリビアは父を思う気持ちや笑顔などが思慕やなでしこの無邪気、純愛が合っている。感謝や大胆がヴァイオレットの行動に合っている。

◇マグノリア(木蓮) / 杏 / デイジー(雛菊) ◇
シーン:キャラ名。アン、クラーラ、デイジー・マグノリア親子(娘、母、孫)
花言葉:アンズ(杏)「臆病な愛」「乙女のはにかみ」「疑い」「疑惑」
    マグノリア「自然への愛」「崇高」「忍耐」「威厳」「持続」
    デイジー「希望」「平和」「美人」「純潔」「貴方と同じ気持ち」
感 想:ファミリーネームのマグノリアは持続。孫まで続いた事からそう思いました。忍耐などは母クラーラやアンの気持ち。アンは無理矢理当ててみました。母のクラーラは鼻が無いのでアンも無いのかもしれません。臆病な愛や疑惑。母への思いや自分に隠している手紙の事など当てはまると思いました。孫のデイジーは本作で無く映画で登場します。希望やあなたと同じ気持ちがデイジーの存在と思いが合っているなと思った。

◇ストロベリーフィールド◇
シーン:キャラ名。エイダン・フィールド。
花言葉:「変わらぬ愛」「不朽」「変わらない愛情を永遠に」
感 想:変わらない愛情を永遠にはまさにエイダンが愛した人たちに宛ててる思い。恋人のマリアも両親もエイダン本人も変わらぬ愛を送ったなと思った。

◇菜の花◇
シーン:冒頭手紙の飛行シーン
花言葉:「小さな幸せ」「活発」「快活な愛」「財産」「競争」
感 想:小さな幸せや活発な愛、戦争の話でもあるので競争などが作品全体のイメージとしてるのかな?

◇露草◇
シーン:交際を申し込まれている女性が代筆依頼に来た時
花言葉:「小夜曲」「わずかな楽しみ」「敬われぬ愛」「恋の心変わり」
感 想:恋の駆け引きをしたかった女性の気持ちとヴァイが代筆した後の相手側の心変わりを反映している。

◇白椿(カメリア)◇
シーン:ドロッセル王国の国花
花言葉:「完全なる美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」
感 想:国自体の意味では繋がらなかったけど、シャルの至上の愛らしさを表現しているのかと感じた。興味深いものを見つけました。ディズニーが制作したファイヤーボールという3DCGアニメの主人公が「ドロッセル・ジュノー・フィアツェーンテス・ハイツレギスタ・フュルスティン・フォン・フリューゲル」と言う。相手国の名前が入っている。偶然なのか京アニの遊び心なのか?ドロッセルは鳥の鶫(つぐみ)で、フリューゲルは羽の意味ですが椿と結びつきませんでした。このディズニーのキャラも真っ白なガイノイド。

◇薔薇◇
シーン:フリューゲル王国の国花、シャルの部屋飾り花
花言葉:「あなたを愛しています」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」
感 想:こちらも国自体の意味は繋がるものはない。ダミアンからの返事の際付属されている。薔薇は送る本数で意味が異なる。1本=一目ぼれ。出逢った時から惹かれていたのかもしれない。シャルが花瓶に入れた本数4本=一生愛し続ける。10本=あなたは完璧これはシャルのダミアンへの思い。
※キャラ名が花言葉になっているが「ダミアン・バルドゥール・フリューゲル」には花が無い。ダミアンは男性名、バルドゥールは、ギリシア語でBALDR(バルドル)は、「太陽の神」「光・エネルギー」を意味します。 フランス語では冒険家。ダミアンの性格上、自信をずぼら、狩りに行く、気が利かないと紳士な振る舞いより自由にエネルギッシュな人と取れる。


<映像、音楽>
・もうさ、言う事無しなんだよね!!こんな綺麗な作画流石よ。他のシリーズも同じ感想になっちゃうwただ、京アニキャラの好きな表情があって、、それは泣き顔。泣き顔めちゃくちゃ丁寧で細かいしわとかも書かれているのが余計にリアル感があって感情が伝わる。どのキャラも泣き顔は止めて見ちゃう。涙も溢れる大粒の潤いとか美しい。後悔しいとか泣くのを我慢する時の唇の震えた感じとか最高です。
・曲に関しては自分と言うか他の方の感想を見てEDがあまり好評じゃないような事を書かれていて、私はあまり気にならなかったけど、みのりんは特徴的な声だしキャラボイス感が濃いからそう感じてしまう人もいるのかなと思った。でもみちしるべの歌詞がヴァイオレットの心情で素敵。

<声優及びキャラ>
●ルクリア&スペンサー・モールバラ兄妹:田所あずささん、木村昴さん演じる学校の同級生と兄。同級生だけどヴァイオレットとの過ごす時間は結構多かったように思う。ルクリアのお陰で、ヴァイオレットの人の思いを伝える事が開かれた。互いにいい関係だったよね。ルクリアも兄との関係を改善できたし。自暴自棄お兄ちゃんも向き合う事が出来てモールバラ回は良かった。

●シャルロッテ・エーベルフレイヤ・ドロッセル&アルベルタ&ダミアン・バルドゥール・フリューゲル:中島愛さん、小山茉美さん、津田健次郎さん演じる隣国同士の婚約者と女官。政略結婚の為の恋文のやり取りだけど、実はシャルロッテはダミアンに恋をしていた。出逢った当時は10歳でダミアンは20歳。これ正直声が津田さんって事もあって20歳の雰囲気じゃないよねww年齢だけでいうと驚いてしまうけど、自分を売り込むシャルの強かさはあの不貞腐れとギャップがあって良い。最終的に求婚させたとか大勝利!!中島恵さんの少女と大人の中間くらいの声も良かった。そして切っても切れないアルベルタさん。生まれた時から側に居てある意味育ての親で、自分の良し悪しも分かっているアルベルタとの別れ。ジーンときますね。離れたくないシャルの気持ちも分かるし、気丈にしているアルベルタも素敵。素敵なレディーになって欲しい反面寂しかったとも思う。そしてダミアンは出番が少ないので何とも言えないですが、本当の自分を見てくれないと傷心していた所に素で年上のお兄さん来たらそりゃ恋に落ちるわ!!早く結ばれちまえって言う市民の声に同感したww

●リオン・ステファノティス:上村祐翔さん演じる天文台の写本職員。幼少期に両親が失踪した事で心に傷を負い、自分を置いて父を捜しに行った母を許せなく女性嫌い。ヴァイオレットと組み素性を知って行く事でヴァイオレットに惹かれていくツンデレ君!!しかしヴァイオレットには心にいる人を知りちょっと悲しそうな顔するのが「ぐぉおおおおお」って恋愛モンスターは叫びましたww最後の別れの時の一緒に星を見てくれるかのシーンは良かった。片思いでも女性に出来たって事はリオンにとってはかなり前進だよね!!

●クラーラ・マグノリア&アン・マグノリア:川澄綾子さん、諸星すみれさん演じる親子。なんなら本作の主人公で主役、主軸の話。。と思うほどの回の登場人物です。クラーラの思いがどんなに辛かっただろうと申し訳なかっただろうと。アンが何となく察していた事を知った時に苦しかっただろうと。アンもわがままと言うよりも本当に母が好きでいつも我慢しているからこそのあのセリフ。あんな小さい子には無理よ。だから少しでも一緒に居れるヴァイオレットへの声掛けが多くなるのも分かる。もうね。。つらいねほんと。。でも母の愛は手紙を添える事で自分がいつも見守って側にいるよとあるとないとだとアンの人生は違った。諸星さんの泣きの演技が更にぐっとくる。最後の家族になった時の空を見上げるシーンは素敵だね。


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