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◆作品No.132 デビルズライン


🔴作品紹介🔴


放送期
2018年4月7日春

character
平つかさ(たいらつかさ):石川由依
▼警視庁公安五課F班
安斎結貴(あんざいゆうき):松岡禎丞
沢崎 孝(さわざきたかし):細谷佳正
ジュリアナ・ロイド / ジル : 沢城みゆき
柳 劉生(やなぎりゅうせい):日野聡
朝海洋祐(あさみようすけ): 興津和幸
石丸惠巳(いしまる めぐみ) / ジェイソン:石田彰
▼鬼
李ハンス(り ハンス) / ヨハネス・クレーマン:木村良平
秋村肖太(あきむら しょうた):下野紘
片桐龍之介(かたぎり りゅうのすけ) / おりょう:平川大輔
安斎環(あんざい たまき):宮野真守
田丸裕子(たまるゆうこ): 浅倉杏美
▼CCC
ゼロツー / 菊原 桐郎(きくはら きりお): 櫻井孝宏
ゼロナナ / 天城那々子(てんじょう ななこ):東山奈央
ゼロキュー / 吉井健一(よしい けんいち):蒼井翔太
ジューゴ / 村上蓮(むらかみ れん):山下大輝
ゼロヨン / 仲村航平(なかむら こうへい):竹本英史
イレブン / 住森麻夕(すみもり まゆ): 山村響
レーロク / 牧村武史(まきむら たけし): 神谷浩史
ゼロゴ / 牛尾直也(うしお なおや):逢坂良太
ゼロイチ / 白勢叶芽(しらせ かなめ): 榊原良子
クイーン / 神埼明仁(かんざき あきひと): 花澤香菜
ジェイソン
▼ONL
安斎みどり(結貴の実母旧姓佐古/あんざい 、さこみどり): 浅野まゆみ
加納昭雄(かのう あきお):緒方賢一
柳 劉生(やなぎりゅうせい)
▼その他
阪木敏郎(BARサカキ/さかき としろう):中谷一博
戸田ミワコ(とだ ミワコ):内山夕実
馮 静(フェン ジン):北原沙弥香
落合慶司(おちあい けいし):千葉進歩
千頭幸助(せんずこうすけ): 近藤浩徳

★推し様出演 : 細谷佳正氏

オープニングテーマ
「Eclipse」-蒼井翔太
エンディングテーマ
「そっと溶けてゆくように」-宮野真守


監督
中野英明
脚本
古怒田健志、久尾歩
キャラデザ
川口千里
アニメーション制作
プラチナビジョン

★あらすじ★
鬼とヒトが共存する世界――2人の心が近づくたびに、鬼という存在が彼らの距離を引き離す。 二人を待ち受ける運命とは、そして「鬼」とは――。
鬼とヒト、究極の愛を描く本作が、今動き出す!




🔶感想🔶

<評価:S>
視聴2023.5.11

<感想>
はい!終わりました~。面白かった〜!
終始物悲しく共存の難しさや多様性、誰が人間で誰が鬼なのか考えさせられる。このてのテーマ好きだ~♡
後半の緊迫感は良かった~。
ではざっくりあらすじ!
〝鬼と呼ばれる吸血欲を持つ紅目人種が日常に居る世界。舞台は日本で鬼の犯罪を取り締まっている警視庁公安五課に所属する主人公と恋人のヒロイン。そして鬼の抹殺を企てる組織の陰謀に巻き込まれるラブサスペンス〟
と言う感じです。何にも情報入れないで基本見るので、どんな内容なのかと楽しみにしてました。主は主人公の結貴とつかさの人種を超える恋愛がメインと感じた。他は結構サスペンスの背景がハラハラするので面白かった!
きっと見た人は同じ事思うと思いますが、その背景の謎が全く解明されないw
2019年に原作の完結となる13巻が発売されているからアニメでの1クールで終了予定だとしたらあの終わり方になるのは納得かな。でも何にも解決してないしちょっと詰め込んだ感は否めない。設定が良いので気になってしょうがないので原作を読むのが良いんだろうね!
兎に角、終始可哀想なんだよね。鬼と言っても変異をしない限りは人間と変わらない。感情も人間と同じ。でも紅目人種に吸血衝動は備わっているものだから避けようがない。どんなに愛しい相手も人間であれば吸血して最後は殺してしまう。これが悲しくて可哀想で切ない。そんな中で結貴とつかさは良い距離感で、互いを大事にしているからこそのすれ違いなど感情の行き来が良かった。エログロが少し描写であるけど、どちらかと言うと官能的な台詞が出てくるので、絵で見るよりなんかよりエロく感じたw
他には群衆心理とか虐げられるものの現状や人の感情や心の闇の部分など考えさせられる作品。菊原の台詞で、『トカゲのしっぽではなく。頭を切り落とせば解決するとでも思っているのか?だがこのトカゲは頭ですら生えてくる。根っこを残して草を刈ってもまた生えてくるのと同じだ。根は目の届かない土の中にあり、引っこ抜く事も制御する事も出来ない。その上大勢で身を寄せ合って、巨大な草原をなしている。制御不能な巨大な人の共通意識と言う社会の目。すなわち鬼は危険だと言う社会通念だ。社会通念がある以上CCCを潰してもまた誰かが、同じ役割を強いられるだろう。』これが印象的で、表立っている菊原も結局の所駒の一つで黒幕でもない。それだけにバックボーンが何なんだって余計に気になるが、社会通念を相手にしてるとしたら・・・そんなの無理じゃん!!!って泣きたくなる。w
今回、涙する事が無く自分の感情にがっかりだった。 (泣きたい欲が強いので笑)題材は良いし、社会的問題とか含まれてるので込み上げてくるかと思ったんだけど、凄い冷静に見てた。

◆タイトルについて話したい※全て憶測です。
【デビルズライン】
単語毎に訳すと悪魔線って事だけど、以下のように考えてみました。
・デビル→これは特に捻りは無く、鬼の事を指していると思う。~の鬼って意味も含んで良いようなので我武者羅で頑張るって所は結貴やつかさに当てはまるのかなって思った。後はみなさんもご存じ悪魔だね。
・ライン→色々な意味のあるラインと言う言葉。私は一番初めに、デビル(悪魔/鬼)の境界線なのかなと思いました。作品の内容も人と鬼の境界線、ラインを視聴者側に考えさせるものだと感じました。関係ありそうな意味だけ書いてみました。
【境界線,分け目,区分】人と鬼の種的な区別。心や人物の素質の悪魔性が境界線や分け目が当てはまる。
【戦線】鬼と人やCCCとF班との抗争。
【家系、一族】結貴の血筋。
【通信回線、伝達手段】無線でのやり取りが多い部分。
【局・部・課・係のような上下の組織】警察やCCCなど組織。

EDが良くて作品の憂い感とマッチしていた!!
マモの歌声も良いよね。
声優陣が豪華で耳が幸せだった♡‬

★謎★
・鬼の発生はどこからなのか?日本では割合が0.01%と言ってたと思うけど、ジルとかハンスのように世界規模で居る。突然生まれたのか?人間のDNAの突然変異とかなのか?
・CCCとそのバックボーン。これが何なのか?鬼を根絶やしにする意図は?帳簿は結局あったのか?あと何の金なのか。01は誰なのか?欠番しているNOの意味はあるのか?
・ONLは鬼とのハーフ計画や鬼を管理しているが鬼が生きやすいようにすることを目的としているだけなのか?
・結貴の父環。環の事件が初の鬼の殺人事件だったのか?大量って所で初なのか?両親は出てきたがどうやって結貴が生まれたのか?そもそも鬼と人はSEXできないから人工授精とかか?
・菊原はなぜこの件の真相にたどり着かそうとF班を泳がせていたのか?

<声優及びキャラ>
・若干キャラの見分けが難しい特に警察関係者ww印象に残ったキャラを書きます。
●結貴:主人公の人と鬼のハーフ。つかさの大学の友人が鬼で彼を捕まえた所からつかさとの恋が始まる。松岡禎丞氏が演じてます。過去の記憶が欠落しており常に自分の鬼に嫌悪感を抱いている。つかさと出会った事で段々と考え方が変化していく。気持ちを素直に伝えられずモジモジくんと感じるwでもつかさに対しての思いは強く嫉妬心も強い。基本優しい性格なので自分でも落胆しつつ鬼も人も放っておけない故に事件に巻き込まれる。変異の演技はさすが松岡氏。松岡さんの事を言うとデビューしてから出なかった年がないから本当に凄い人。もとい。結貴がつかさとのイチャイチャの後の治まらない衝動の自慰のシーンで「吸いたいって」の台詞にやはり吸血鬼の性が避けられないことに落胆してるのがなんか良かった。大量殺人の鬼の親を持つ事を最後の方には思い出すもそこにあまりショックしていなくて、あれだけ鬼が嫌だった理由じゃん!って思ったけど加納が過去の事を話したから納得したのか?w
●つかさ:ヒロイン。兎に角真っ直ぐで勇敢な子。好きな気持ちには鬼も人間もなく、結貴に対してちゃんと向き合っている良い子。でもちゃんと結貴とのまぐわいも考えていてそこが好感をより持てる。よろけた拍子に結貴の乳首に触れ官能ボイスを出した結貴の声が可愛くてもう一度聞きたいと言った回でエロ娘と突っ込んだw自分の気持ちを相手に伝えるのは案外難しいがそれが出来て感心する。最後、結貴に涙を見せなかった所も素敵。二人とも最後は再開するけどその後が気になる。
●ハンス:中国系鬼とのハーフ。ONLから脱走してきて結貴たちと一緒に居る事になる。自分の鬼を恐れて居なくコントロールできる。性格は飄々としている。ONLにいる時は友人もいなかったが結貴とつかさを通してF班の皆との交流と仲間、友達。そして行ってきますとお帰りが言える場所が自分に出来た事に1つ成長する。人間、鬼どちらにも偏った加担はしておらず気のいい子。一つ気になるのがつかさには今後恋心とかは抱かないのかな?w木村良平氏が演じており飄々さが声に合ってる。
●沢崎:もうね。フォロー役に細谷氏持ってきたら勝!細谷佳正氏が演じています。F班の班長で、鬼に対して誠実に向き合う人。お兄ちゃん気質だから好き♡声も良い♡何とか最後まで皆を守り抜こうとする沢崎がカッコよくてたまらん!!!ジルは頭上がらないね。
●石丸:来ました!我らの彰・石田。石丸がまた良いキャラでね~。石丸も正体色々ありまして、でも好印象です。鬼好きのやや変人な部分はあるwこちらも淡々とした口調でこれを石田さんがやる事に意義がある。好きなキャラです。結局良い人が出ちゃってる。
●ジル:米と仏のハーフの鬼。沢城みゆき氏の大人の女性の演技はさすがです。口調はやや荒いが仲間想い。待機させられすぎて最後の方は印象が弱い。
●菊原:警察官とCCCの実質的なリーダー。櫻井孝宏氏が演じています。もうこの菊原。見た目で悪役決定なんだよね。眼光が冷たい。菊原もまた非道で鬼のような人間。結貴の父である安斎環を探しにONLに出向き結貴と出会う。菊原の背景は全くの謎。警官だからって正義でもないし、鬼への恨みなども不明。CCCに入った理由も本当の所は不明。利用するためとは言ってたけど、ん?警察側のスパイで入ったのか?最後あれは消されたよね絶対。騒ぎを起こした牧村を止められなかった事で下されたんかな?ナナコと出会うんだけど、勉強を教えている内にナナコが恋をするんだよね。きっと気が付いてたし、ナナコが恋愛に嫌悪いしてる気持ちも分かった上で、この台詞を言ってるんだよね「俺は恋愛はしない。相手が誰でもだ。俺はお前に女を求めないし、性的な目でみるつもりもない。それが理解できるなら俺の傍に来い。」こんなのハマルじゃん。そしてこのキャラを櫻井氏がやるのが、ぞわつくと言うか、好きになるなって言われて余計に好きになるし、長年の不貞もこうやってコントロールしてそうで、リンクして笑っちゃうからやめて下さいwって思った。スミマセン。だけど櫻井孝宏氏の演技はやはり良い。色々と滲み出る声色にやっぱりスゲ〜って魅了される!
●07&09:07であるナナコは、鬼に母を殺された過去からCCCに入会する。このナナコ感情が、また人間のダメな部分を出していてそれが良い。一番最初の身近な鬼が母の恋人だった森澤で、ナナコと過ごす日々が増えある日ナナコを抱きしめた所に母が来て発砲し母を殺した。その時すでに変異していたのかは定かでは無い。森澤がナナコをどういう目で見ていたのか?またナナコが好きだったのか?そこも曖昧だけど何となく禁断でドロドロ。後に菊原と出会いCCCに入るんだけど、菊原の事が好きだったんだよね~。でも男女の仲に嫌悪していて気が付かないふりしてたんだけど、09に言われてハッキリ気が付いちゃったのね。詳細は菊原の方で書くけど、仕向けが上手すぎてこれは好きになるよと参ったw結局菊原を止めるって目標は出来ず、撃つ事も出来なかった。ナナコを東山奈央氏が演じていて私の幼女の記憶が強いからあんなクールな声出るんだと驚いた。09は蒼井翔太氏が演じている。ナナコに片思いしていてナナコの為に尽くすんだけど異性として見て貰ってなくて可哀想だった。大人し目の性格なので何でCCCに入会したのかは不明。
●05牧村&06牛尾:スパイの入り乱れで一瞬混乱するw神谷浩史氏と逢坂良太氏が演じています。個人的に逢坂氏は正の役をやる事が多いと言う印象だったのでヒールが新鮮だった。逆に神谷氏はどちらもあり、両面の演技が流石だなって思った。声質的にも淡々とした口調だと本当に怖いがそれが良い。最後牧村と菊原のシーンは良かった。そして牛尾はどこ行った?ww
●落合:クズ中のクズ。妻子持ちにも関わらずつかさを強姦しようとしたが悪びれる事もなく結貴に非道な仕返しと言葉を浴びせる。鬼より酷い人間。
●秋村肖太:忘れちゃいけない下野さん。初めの方で出番が終り、贅沢な使い方ねw当て馬なキャラで可哀想。
●安斎環:結貴の実父。宮野真守氏が演じています。人間の恋人を人間に殺され変異し15人を殺害した過去がある。NOLに管理されている。実母のみどりが話しかけていた際、ちゃんと答えていた事から容姿は完全に鬼化しているがコントロール出来ている状態なのか?死刑判決が決まっていたがなぜがONLに隔離された。

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