見出し画像

◆作品No.164 灰と幻想のグリムガル

🔴作品紹介🔴


放送期
2016年1月10日冬

character
▼ クラン『暁連隊』
●チームハルヒロ
ハルヒロ(盗賊):細谷佳正
ランタ(暗黒騎士):吉野裕行
ゾディアッくん:佐藤結良
マナト(神官):島﨑信長
モグゾー(戦士):落合福嗣
ユメ(狩人):小松未可子
シホル(魔法使い):照井春佳
メリイ(神官):安済知佳
●チームレンジ
レンジ(戦士):関智一
アダチ (魔法使い): 野島健児
ロン (聖騎士): 杉田智和
●チームキツカワ
キッカワ(戦士):浪川大輔
●チームオリオン
シノハラ:高橋広樹
ハヤシ:木内秀信
●チームミチキ
ミチキ(戦士) : 武内駿輔
オグ(盗賊) : 増田俊樹
ムツミ(魔法使い): 戸松遥
ハヤシ
メリィ
●その他
ブリトニー(レッドムーン):安元洋貴
バルバラ(盗賊先生):能登麻美子
ホーネン師 (マナト師匠): 中田譲治
ゴブリン:ゴブリン
デッドスポット:杉田智和

★推し様出演 : 細谷佳正氏


オープニングテーマ
「Knew day」-(K)NoW_NAME
エンディングテーマ
「Harvest」-(K)NoW_NAME
「Cultivate」-(K)NoW_NAME


監督
中村亮介
脚本
中村亮介
キャラデザ
細居美恵子
アニメーション制作
A-1 Pictures


★あらすじ★
生きるって、簡単じゃない。 目が覚めると、ハルヒロは暗闇の中にいた。 ここがどこなのか、なぜここにいるのか、そしてどこから来たのかもわからないまま。 周りには自分と同じ境遇らしき数名の男女。 彼らとともに暗闇から踏み出した先には見たことのない世界、 「グリムガル」が広がっていた……。 記憶も、お金も、特別な力も――、何もない僕たちが手に入れた現実。




🔶感想🔶

<評価:S>
視聴2022.5.27
●過去視聴済2018.4.6

<感想>
終わりました!!めちゃくちゃ良かった~♡
正直初見全然ピンと来てなかったんです。異世界で戦闘の話だけどゆったりし過ぎてて、何が言いたいんだろうと迄思っていた。。
本当にちゃんと見てなかったのと自分が大人になった分捉え方が変わりました。
まずはざっくりあらすじ。
〝主人公ハルヒロは暗闇で目を覚ます。知らぬ場所。そこはグリムガル。何もわからないまま義勇兵になり戦えと言われる。〟
っとこんな感じのお話です。
まず、作中のキャラがこの世界を分からないので、こちらももちろん解らないwその背景の謎が魅力的ではあるけど、まったく明かされない。1ミリも明かされない。なので早々と諦めた方が良いですwそこを気にしてしまうと本作が一気につまらなくなってしまいます。(だけど気になる笑)
静かに流れる日常の時間と戦闘での命の尊厳が上手く表現されていて生きるとは?と人の関係性だったり色々考えさせられる。
その命のかかる状況の話なのにビックリする程BGMがゆったりした癒し系でギャップが良い。
物語は主人公ハルヒロの目線で進んでいく。なのでハルの思いや感じた事を楽しむものなのかなと思う。彼から見た状況や人との関わり方とか「あるよね~」と同感する。他の異世界作品に比べてファンタジーと言うのかチート等ではないので、みんな秀でた強さがある訳でもないく華美な戦闘よりややリアリティを表現しているので、日々ってこんな風に流れていくし、誰しも当たる壁みたいなものを感じれてより一層人間味とか私の好きな心情・感情に重点を置いている。そこが非常に非常に面白い‼︎
もうキービジュアルにあるキャッチコピーがこの作品のそのものを指している。
「生きるって簡単じゃない」
それは、生きるための資金集め。モンスターとの死闘や人間関係、死別人生における生きて行く事の難しさを謳っている。またメリィと背中合わせってのも良い。

終わりがこれからも続くENDなんだけど、綺麗に終わって納得した。前に見た時は「また続きエンドかよ!」とケチ付けててたけどwこれはこの終わり方で良い!

絵のタッチが好きでした。水彩と言うのか、手書き感というのか。絵本の様な感じもやわらかくて素敵。流石A-1P!アイキャッチの絵が良い!

初めて聞いた時からOPの曲にハマりました。文字がビー玉なの良いね。挿入歌もそのシーンに合っていて感動する。音楽とてもいい作品です!

◆タイトルについて話したい※全て憶測です。
【灰と幻想のグリムガル】
以下のように考えてみました。
・灰:物の燃え尽きた後に残る粉状の物質。もえがら。転じて価値のないもの。
→人は死ぬと結果的に全て灰にしかならない。死と隣り合わせの日常を表しているのかな?灰はグレーって色の意味もあって生きている間は様々な色鮮やかな色に包まれている。鮮やかな色使いが多いのもそう感じた。何もなくなった時の灰との比較にもなっているのかな?それと人のと言うか日本人特有の気持ちのグレーもあらわしているのかな?
・幻想:実際にはありそうもない、とりとめのないことをあれこれと想像すること。根拠のない空想。
→この世界自体を表してるのかなと思う。ここが実際の世界なのか不明だし。後はハルが勝手に相手を想像することやイマジナリーマナト、光とかも含んでるのかな?
・グリム:「grim」の語源がゲルマン祖語の「grimmaz」(恐ろしい)に由来している。人を不安にさせる状況・状態が厳しい、深刻な、暗い、悲観的な意味を持っている。
・ガル:galは地震の加速度を表している。1秒間に地震動の速度がどれだけ変化したかを示すもの。地上で物体が自由落下した時の加速度。
→ひとつずつだとよく分からない意味よね。グリムガルと言う世界は生死がすぐ側にある深刻で怖い場所って意味なのかなと思いました。ガル自体は地震の加速度なので実際地震があると言う訳ではないが、揺れは心の揺れ、心の恐怖心や不安の加速を含んでいるとおもしろいなと。
他の方の見ましたらウィザードリィの小説【隣り合わせの灰と青春】という作品の影響を受けていると、原作小説のあとがきにかいてあったそうです。

★謎★
・まあこれは、この世界と何故召喚されたのか?に尽きるよねw召喚されたものの記憶とかだよね。

<声優及びキャラ>
●ハル:細谷佳正さん演じる主人公。非常に平凡な子で眠そうな目が印象的。人間性はバランスタイプで皆に平等に接する。案外ムードメーカなのかなって感じた。結構マナトに頼り切っている所があってイマジナリーを生んでしまう。平和主義と協調性があるのでランタとよくぶつかるが互いに居て欲しいと心の底では思っていると感じている。メリに恋しているって睨んでる!!恋愛来いw細谷ンの少し高めのボイスも穏やかな話し方も推し様もあって耳が幸せすぎ♡
●ランタ:吉野裕行さん演じるパーティーの仲間。まとめていうと問題児!だけど!だけど!ランタは口に出さなくても本当は空気めちゃくちゃ読んでる子で、かと言って雑なところも捨てなく乱暴に聞こえるけど考えてるムードメーカーなんだよね。言葉だけを拾うと嫌いになる人多いと思うけど、実は本当にいい子なんだよね。ハルヒロの欠点とか付くこともないし。だからむしろ中和に立ってる様で事細かい偏り気味なのがハルヒロなんだよねー。この差がめちゃおもしろーーい。特に印象に残っているのが「お前はマナトじゃねえんだから」とらしくない行動を取ったランタ。やっぱり何だかんだこの子凄い周り見て考えてるのが分かる回。最初と最後だとかなり印象が違くなるキャラ。一番好きかも♡
ユメの事好きじゃん!!この恋愛も来いと思っている。
●マナト:島崎信長さん演じるパーティーの仲間でリーダー。しっかり者のマナト。それとハルの台詞から皆が完全でないとと言う完璧主義者も感じる。完璧に見える人柄だが元世界では怒られてばかりだった記憶がある。マナトはダメ人間だったのか?それがあるからここでは理想の自分を演じているのか?謎~!マナト気になる~!存在。
●ユメ:小松未可子さん演じるパーティーの仲間。ユメは関西弁なんだね。ちっぱいをランタに言われ傷ついている。そしてランタを嫌っている。ランタが好きだからどうにか花開いてほしいけどユメはハルが気になってそうだと思い込んでいる。一人称は名前呼び。ムードメーカーで優しい子。誰とでも仲良くなれる。
●シホル:照井春佳さん演じるパーティーの仲間。いやし系の小柄の巨ぬうちゃん。引込思案で物静かな子。マナトの優しさに惹かれていたよね!最後の方は少し強くなっていて成長したね!
●モグゾ:落合福嗣さん演じるパーティーの仲間。剣士で大型のモンスターや仕留めなど担当している。モグゾ自体は穏やかで優しい性格。料理が好きな記憶を持っている。少し存在感は薄いけど、みんなの中和剤。だけど怒るととんでもなく怖いwwどうもーって技名が笑う。
●メリィ:安済知佳さん演じるパーティーの仲間。出会ったころは冷たい人間性で中々馴染めない皆だったけどメリの過去の仲間の事を知るとだいぶ印象は変わる。本当に優しくていい子が十字架背負って生きるのは本当に辛かったと思う。でも仲間をディズペルする回は最高だったね。ミチキの手とか最高。ハルとの関係が発展してほしい♡
●キッカワ:浪川大輔さん演じるハルの同期。チンカチンカのルービーは、なぎらけんいち分からないと意味不でしょw
●ゴブリン:初期モンスター。声優みたらゴブリンって人でゴブリンがゴブリンやってて笑ったww

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?