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◆作品No.151 映画 マロナの幻想的な物語り


🔴作品紹介🔴


放送期
2020年8月29日夏
上映時間 92分

character
※外国語版声優、日本語版声優
マロナ(アナ、サラ):リジー・ブロシュレ、のん
マロナ父ラルフ
マロナ母
▼飼い主
曲芸師マノーレ:ブルーノ・サロモネ、小野友樹
イシュトヴァン:ティエリー・アンシス、平川新士
イシュトヴァンの母親:笹島かほる
イシュトヴァンの妻:南條ひかる
ソランジュ(幼少時):シレル・マイ=イヴァルト、原 涼子
ソランジュ(少女、大人):マイラ・シュミット、夜道 雪
ソランジュ母:駒形友梨
ソランジュ祖父:弦徳
マルゾフェル(猫)
▼その他
医者:川上晃二
獣医:浅水健太朗
イシュトの妻の友人1リアンヌ:拝師みほ
イシュトの妻の友人2:武藤志織
通行人1:林 瑞貴
通行人2:福山あさき


主題歌
「Happiness」-イザベル・セルリング



監督
アンカ・ダミアン
脚本
アンゲル・ダミアン
キャラデザ
ブレヒト・エヴェンス
アニメーション制作
アパルト・フィルム(尼)、サクレブルー・プロダクション(仏)、マインズ・ミート(白)


★あらすじ★
血統書付きで差別主義者の父と、混血で元のら犬だけど美しくて博愛主義の母との間に生まれたマロナは、同時に生まれた9匹の末っ子で、「ナイン」と呼ばれていました。このハート型の鼻を持つ小さな犬は、生まれてすぐ彼女の家族から引き離され、曲芸師マノーレの手にわたります。マノーレはこの小さな犬にアナと名付け、アナにとっても、幸せな日々が訪れたかに思えましたが……




🔶感想🔶

<評価:S+>
視聴2023.5.23

<感想>
すっっっごい面白かった♡めちゃ私好み過ぎた〜。
超ざっくりあらすじ!
〝マロナと言う名の犬の生涯のお話。〟
犬からの目線の世界が表現されており面白い。作画がとにかくおしゃれでアーティスティック。

『幸せは苦しみの休息に過ぎない』この言葉が本当に印象的な作品です。

見終わって。「ちょっと待って・・・こんな可哀想な事ある?」
凄い沈んだままなんだけど。なにこれ。全然幻想的じゃない。
いや世界感は幻想的なんだけど・・・めちゃくちゃ気持ちが沈むし、悲しいし、怒りも込上げてくる。
でもね!でもね!これ凄くメッセージが強くて、これを見て人間が何を感じてくれるかがとても大事。
制作側もきっとそれを伝えたいと思うし伝わって欲しいと思っていると感じる。
犬や動物を飼おうとしている人に飼う前に是非見て欲しい。
人間と会話できる事は無いけど、犬は特に人との距離が近い存在だからこそ、マロナの気持ちがもしそうならと置き換えて欲しい。犬が求めている幸せなんてとてもちっぽけだけどそれがどれほどの幸せなのか。好きな主人の傍で同じ時間を過ごしたい、見守りたい。ただそれだけ。だからそこ純粋な彼らを傷付けないでほしい。家族を迎えるという事がどう言う事なのかこれを見て少しでも動物たちを大切に愛してほしい。
物語の内容もラストも衝撃で放心してたけど、感想を書いて行く内に涙がこぼれる。
後から来るねこの作品。私は動物が好きだから余計に苦しい。
マロナが人間との別れを感じ取れるシーンとか本当に何かを感じているからね。だから軽い気持ちで飼わないでほしいし最後まで責任もってほしい。
ちょっとっ自分の気持ちが出過ぎてしまったので作品の感想を書いて行きます。
悲しいけど、大切な事を描いて素敵な作品だった。本作の特徴とも言える幻想的な部分。これが作画なんだけど、まるでアートの中にいる感覚。初めての感覚。凄くセンスの塊だと思う。絵本のようだし、不思議な感じ。台詞もそんなに多くないんだけど、このアート部分で人の感情だったり、伝えたい事を表している。見てこのキャラの心情がこういう事なのだろうと伝わってくる。例えば、イシュトヴァン編で母親の家で体の大きいイシュトにとって凄く狭くて小さな廊下とかが心の苦しさを表現してると感じた。他にそういう部分が散りばめられているので探すのも楽しいです。人もまともに書かれて無くて少し恐怖感も感じる。この作品全体のイメージと合ってると思う。見ている側の受け取り方のセンスを問われているかのように感じるw
物語は最後まで晴れやかになる事はないんだけど、良かった。マロナは幸せに逝けたのだろうか。最後も何で追いかけたのか、ここのシーンはマロナの台詞が無いんだよね。だから何で追いかけた本当の気持ちが見えない。でも今まで置いて行かれる空気を感じていたから必死に追いかけたんだと思う。でも家にはほかにも家族おるやん。でも自分を拾ってくれたソランジュだったからなんだろう。もうねイタタマレナイ。ソランジュがただ留守番程度に思っている事はマロナにはそう見えないからこそ、散歩行ってから遊び行けよと怒りがこみ上げる。
全然幸せな事が少なくて、心情的におかしい人ばかりで、それでも必死に生きようとする姿は素敵。そしてのんちゃんのナレーションみたいな吹き替えもまたいい。マロナの気持ちをいいつつ説明もするからね。のんちゃんの声は良い!
名前について、犬が本当の意味で理解をしているかは分からない。音でしか認識してないと思う。でも名前ってそのものを表現するのに大切なものだから三回も変わる事に実際のわんちゃんは何か感じたりするんだろうか。そこも興味深いです。
本当に素敵な作品なので沢山の人に見て貰いたいです。

<声優及びキャラ>
・人物の特徴として、やはり素行や性格の悪いキャラクターの服や身体の表現が面白い。きっと大勢が感じる通念が世界通して同じなのが面白い。
●マロナ:主人公。9番目に生まれた末っ子。頭がよくいい子。ただただ幸せになって欲しい。飼い主の事に全力。最後は自分の人生を振り返ってどうだったのかな?鼻が♡で可愛い。のんさんが声を充ててる。いつもヒンヒン言って心配になるわ。
●マロナ父ラルフ&飼い主:この父がまた、一番最初の酷いキャラ。自分の子供にビビリ拒否。飼い主も速攻捨てに行く。逆にここに居なくて良かった。いつの間にかできた子供に驚き過ぎ。
●マノーレ:曲芸師の飼い主。小野友樹氏が吹き替えしています。声が良い。優しくどこか幻想的な彼の声を上手く表現されててやっぱりうまいなと。マノーレは比較的良い飼い主だったと思う。ただ、自分の夢に近づくのに有名サーカスからの誘いがあり、犬を置いて行けと言う条件だった。一緒に稼いだ相棒でもあるマロナを置いて行けるわけなくやけ酒をする。きっと行きたい気持ちと非道は出来ない葛藤に苦しんでいてそれをマロナが汲み取り自らマノーレの前から消えるシーンは悲しくて仕方ない。兎に角グネグネのグニャグニャなので酔うww彼の特徴である衣装が黄色の前進タイツ?に赤のストライプ線。この線が動く動く。仕事が終わるとこの線が取れるのだがこれがオンオフの見せ方なのが面白い。きっとマロナは一番マノーレが好きなはず。あとイシュトヴァン編の時にウォンテッドアナって看板があるんだけど、探してたのかな?そして、サーカスに入ったんかな?
●イシュトヴァン:二番目飼い主。大柄の男で建設関係の仕事。恐らく裕福そうな妻を持っている事から建築士なんだとう。設計図書いていたので。イシュトも心優しい人。マロナが一目ぼれする位優しさオーラ出てる。その影響で癇癪持ちの母を持ち面倒を見ている。母は恐らく病気もちと思う。母と妻に心を拘束されている。自分の安息をマロナに感じていたと思うが最終的に妻のあれは洗脳何だろうか?負けてマロナを捨てる。こういう優しい人がどうしてこんな非道な人間と結婚したり恋仲になるんだろうってたまに不思議に思うんだけど、優し過ぎて洗脳されてるんだと思う一面でした。実際あるんだろうなって怖いなって思う。イシュトと二人きりの時は幸せだったと思う。母親がマロナに皿投げて大けがさせるのとかイタタマレナイ。
●イシュト妻:これが本当に怖い人間。こういう奴いるよね。自分の気まぐれな善意の為だけにマロナを引き取る。でも飽きて邪魔になり家から追い出す。友人もまた同類で、見栄の張りあい。深くも考えてない空っぽ人間。犬をアクセサリー感覚で捉えてる。ワンちゃんはアクセサリーじゃない。コツコツ言うヒールの音がめちゃくちゃいらっとする。最後イシュトにディープなキスをし続けて洗脳していく。その腕が何本も出てきてイシュトをぐるぐる巻きにしていく、体も心も縛り付け拘束と束縛。イシュトの目も焦点があって無くてマジ怖い。一番嫌いなタイプの人間。
●ソランジュ:三番目の飼い主。そしてマロナの名付け親で最後の飼い主でもある。子供の気まぐれな所もありつつ、善意でやってるとは言え、飽きるのも早い。この位になるとマロナも感が良いのでそこまでのめりこんでない。大人になるにつれ遊ぶ人間も違くなるし犬より友人とが優先になる。マロナの散歩をめんどくさがりマロナを死に追いやる。書き方悪いねwでもそういう人も多いだろう。特に事もは駄々をこね強請るが最後まで面倒を見ない。これ親も良く考えて欲しい。
●ソランジュ祖父と母:祖父は口うるさいじじいって感じなんだけど、マロナに本音を話すと大人だし一番マトモで優しい人。母が苦労してきたことを知っているから最善を取ろうとマロナを捨てようとするんだけど、良心から連れて帰る事にする。そこで体が弱く発作を起こし死に掛ける。その時の祖父は良い人だよね。心配から口うるさいからいい人。マロナのお陰で助かる。母は借金が返せなくいつも働いて苦労している。基本普通の人。

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