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◆作品No.133 revisions-リヴィジョンズ-

🔴作品紹介🔴

放送期
2019年1月9日冬

character
▼私立聖昭学園/S.D.S.
堂嶋大介(どうじまだいすけ):内山昂輝
大介(幼少期):日岡なつみ
ミロ(バランサー/アーヴ):小松未可子
張・剴・シュタイナー(ジャーン・ガイ・シュタイナー):島﨑信長
凱(幼少期):大地葉
張・露・シュタイナー(ジャーン・ルウ・シュタイナー):高橋李依
手真輪愛鈴(てまりまりん):石見舞菜香
浅野慶作(あさの けいさく):斉藤壮馬
慶作(幼少期):諏訪彩花
矢沢悠美子(養護教諭/やざわ ゆみこ):遠藤綾
▼渋谷の人々
堂嶋幹夫(大介叔父/どうじまみきお):櫻井孝宏
黒岩亮平(警察署長/くろいわ りょうへい):てらそままさき
泉海香苗(婦警/いずみ かなえ):寺崎裕香
牟田誠一郎(区長/むた せいいちろう):飛田展男
前田(副区長/まえだ):千葉一伸
横山 信夫(自治会の代表/よこやまのぶお):宝亀克寿
▼リヴィジョンズ
チハル・イスルギ:日笠陽子
ムキュー・イスルギ:田村ゆかり
ニコラス・サトウ:大塚芳忠

オープニングテーマ
「ワガママで誤魔化さないで」-THE ORAL CIGARETTES
エンディングテーマ
「カーテンコール」-WEAVER

監督
谷口 悟朗
脚本
深見真、橋本太知
キャラデザ
近岡直(原案)、白井順 (CG)
アニメーション制作
白組

★あらすじ★
「これは予言よ。あなたたち五人に、いつか大変な危機が訪れるの。そのときみんなを守れるのはあなた」幼いころ誘拐された過去をもつ高校2年生・堂嶋大介は、幼なじみのガイ、ルウ、マリマリ、慶作とともに、不可思議な現象──「渋谷漂流」に巻き込まれる。 渋谷の中心部が跳ばされたのは300年以上先の「未来」。そこで待っていたのは、広大無辺な荒野と森、点在する廃墟……そして、未来人「リヴィジョンズ」と彼らが操る巨大な機械の化け物だった。 理由もわからぬまま化け物に蹂躙されていく渋谷を助けようと現れたのは、誘拐事件の大介の恩人と同名で瓜二つの少女・ミロ。彼女は、大介たちだけが操縦できる人形兵器「ストリング・パペット」を提供し、渋谷を守れと促す。 誘拐事件の恩人──ミロによる予言「仲間を守る運命」を信じて生きてきた大介は、ついに訪れた危機と手に入れた力に歓喜する。しかし、幼なじみ5人の絆は誘拐事件の影響でバラバラとなっていた。孤立した街。未知の敵。未確定な過去と運命の予言。少年少女たちは、「現在(いま)」を取り戻すために「未来」と戦う。必ず、元の時代へ戻る──





🔶感想🔶

<評価:S>
視聴2023.7.19

<感想>
‪ 何か見た気がしていたけど全然初見だったw
何かと勘違いしたのか?

あくまで個人の意見ですが。
あのね、まず苦行。聞くに堪えない主人公の言動、性格に耐えなければならない。ここ迄耐え忍ぶ必要がある主人公初めてでした。これは万人受けしないかもね~。かなり酷評だったようだけど、私は感情、心情好きなので非常にドッロドロの人間の汚い部分と捨てたもんじゃないよね人間が同時に味わえて、終わって「うおおおおお」って心が叫んだw
人の感情の単純・複雑の交差がとても面白かった〜!!これぞ人間。
ではまず、ざっくりあらすじを書いて行きます。
〝舞台は渋谷。5人の幼馴染の高校生たち。主人公の堂嶋大介は幼少期にある人から言われた「未来に起こる危機から皆を守れるのはあなた」と言う言葉を信じ続けていた。そんないつかが主人公たちに訪れる。果たして主人公大介は皆を守れるのか?大変な危機とは何なのか!?〟
っと本当にざっくり書きましたがこんな感じのお話です。ジャンル的に言うとタイムパラドックスSF群像劇みたいな感じかな?
これもまたね、設定が面白いんだけど、背景が全然解けなくて解らないのww
もう~監督たち好きだな考察させるの!考察の為に作った訳では無いと思いますが、答えありきの作品好きな人には向かないと思います。
この作品が伝えたかった部分が、その背景ではないから。
自分が感じたのは「人、人類、人間」そのもの。物語や敵との構図も解り易いので入り難い事は無いと思いますが、本作は兎に角、人のあり方みたいな部分で、群像劇がこれにあたる。未曾有の大災害に見舞われる人々の行動、心理を誇張しつつリアルに描かれている。そして敵もまた人。何を持って人間とするのか?差別等そんな問いが含まれている。そして、各自の望みが単純・純粋に人間の欲望で人間らしく美しくも醜い。これぞ人間。これが面白い。3つの人間に分かれていて、パンデミック前の古代人、パンデミック後の抗体を持つ未来人、持たない未来人。どう別れても結局自分達の正義を押し付ける形になって人間何百年経ってもどうしようもないなって。ずっと戦ってんだなって思った。
もう一つが「比較」なのかな?と。これもこの作品のテーマで、大人と子供、自分と他人、取り巻く状況環境の違いの比較など。それがキャラクター達の心の成長に繋がっていると感じた。沢山散りばめられているので詳細は割愛します。w
上記感想にも書いたが、今回主人公がとんでも特徴的で、これを見るのには中々忍耐がいる。この主人公に苛つき、途中切りされる可能性は多いと思うww
これも良くある成長も含まれるけど、これもまた人ってそんな直ぐ変われないのも真理でこの速度の遅さがリアリティあってヤキモキさせられる。でもなぜか終わってみて楽しかったと言う感想に行きつく。タイムパラドックスとか量子が出て来るのでそこは私には少し難しかったですがもっと背景を知りたいと思う作品でした。

作画に関しては3DCGかな?戦闘シーンはぬるぬる動くので良かったです。

OPが結構好きな曲調だなって思ったらノラガミの曲もやってたバンドなのね。THE ORAL CIGARETTES(ジ・オーラル・シガレッツ)
歌詞聞いて本作の事みたいと思ったら書き下ろしだった。その中で印象的だったのが、あの日の見苦しい僕の姿はもう此処にないからって大介の成長を書いてるんだなって。タイトルも自己中心的な人の内心のようで面白いなと。誤魔化すなって自分と向き合えって事なのかなと。
EDのWEAVERのカーテンコールも描き下ろしで、物語に沿った内容になっている。

何でこんなのが主人公なんだと思うが、結局最後は大介の事を話していると思うのでやっぱり彼は主人公なんだと実感しました。笑

◆タイトルについて話したい※全て憶測です。
【revisions -リヴィジョンズ-】
以下のように考えてみました。
・リビジョン(revision)→ズは普通に複数形を指しているだけかと思います。
<意味>「修正」「改訂」や「製品のバージョンを示す番号」といった意味がある。リビジョンはバグの修正や些細な性能改善が行われた場合に更新される。この事から、敵となるリヴィジョンズについては、抗体を持たなかった者としてのバグを意味していて、そのリヴィジョンズのスローガンと言うのか?生身の体を持つ事で普通の人間になるための修正を行う組織とも取れる。修正と言う意味では、大介自身の事と幼馴染たちとの関係性やミロが所属しているアーヴもまた歴史の改訂を目的としているのでそこにも当てはまるのかなと。何故敵の組織名なのかと思ったけど全体的に修正・訂正が必要な人々って意味でのことなら腑に落ちました。

★謎★
・そもそもなんで。渋谷なのか?2017年の渋谷が飛んでる時そこは空いてるの?それとも2388年の荒廃した土地がはまっているの?
→これは、渋谷と言えば若者の街。今回の作品の重要な部分は若さ。この象徴だったのか?計画的には全世界が対処だったけど。2017年の世界に関しては特に何も描かれて無かった。渋谷が忽然と無くなったらとんでもねぇ事だけどw
・リヴィジョンズのシビリアンだが、知能は退化してゆく中で、姉妹とニコラス3人は知能を温存出来ていたのか?
→これは通常人間の細胞を取り入れていたからだと思うけど、階級を良く言っていたがどこからそれは来ていたの?双子ってだけ?そしてニコラスを下にみていたけど、知能を持っていたから普通のシビリアンよりは階級が上だったのか?それとも攻撃力が他と違い強かったからなのか?
・SDSメンバーによってミロの預言が異なる意味。
→これは恐らくニコラスが最終回で残していた大介との因果。何度も大介を殺そうとしていたが失敗に終わる。って所で、何度もこの2010年が繰り返しがあり各自の預言が異なったのではないか?とは言え、ルゥだけが覚えてないと言う答えで、最終的にミロではなく大介本人から言われる。これも、始まりがどこからなのかが不明。今回の軸にあった時代は何度目というか最終章だったのか?最初のミロと最後のミロも同一ではなく、これはパラレルワールド的な何かなのか?頭が追い付かないwww
・ニコラスの目的は初めからだったのか?
→慶作の存在。虚無の結晶が現れた事で変わったのか?超次元存在になったから、パンデミックも関係なさそうに見えるけど、因果的な事言ってたので大介を狙ったのは必ず大介が自分を殺しに来るから?目的が良く見えないラスボスだった。
・なぜ2010年に飛ぶのか?
→案外これ考えると答えが見つからない。何で2010年なのか。その前でも少し後でもいいのに2010年なのか?結局大介を誘拐したのは、ニコラスだったでいいのか?それでいうとなんで2017年だったんだ?w
・アーヴってなんだったの?
→アーヴも音声のみで、この組織こそ全然見えない。一応抗体と量子脳をもった人達みたいだけど。最終回ミロがイギリスロンドンに居る事が分かって、結局パンデミックは止まってないし、未来予測も役に立ってないんじゃ?謎過ぎる。
・虚無の結晶ってなんなの?
→慶作がチヒロを殺した時に時空に飛ばされたと同時に結晶が出来た。しか分からない。なんでそうなったのか?原理はなんなのか?誰か教えてwww

<声優及びキャラ>
今回の登場人物たちは、殆ど自己中なんだよねwでも人間ってエゴの塊だし。結局自分ありきでしか生きれない生き物で、でも社会性を上っ面で生きているもの。そこでの子供と大人がどういうものなのか。社会ってなんなのかみたいな部分が見れて面白い。自分はどのキャラに近いのかとか照らし合わせても面白いかも!
キャラの苛々した感情が視聴者にも伝染する。声優さんはやっぱすごいや!
●大介:内山昂輝さんが演じる主人公。ウッチーにしては珍しく活発な性格のキャラ。でもやっぱりクールな声質だね!メシアコンプレックス、救世主妄想を持っていて、みんなを守りたいと言う信念の強さは凄いけど、中二感が煙たがられてたねw大介の言う、「みんな」の範囲の狭さ。要は幼馴染周辺なんよね。それが小さい視野で、すっごく子供なんだよね。でもちゃんと学生の視野なんだよね。学生ってイキり散らかしてるけど、結局学校周辺しか世界がないからそれが全世界なんだよね。黒岩が見ている世界と全く違うのもこの作品の比較の面白さ。そしてもっと広いのが未来人たちの視野。「お前一人の力で全てが回っていると思っているのか」このガイの台詞がその通りで、でも認めたくないんだよね。自分には何もない事を。成長が必ずある設定だから、慶作と黒岩の死、そして本当は自分はバックアップ要員で主役でもなんでもなかった事で現実と周りを見れるようになっていたけど、根底にある性格は直ぐには治らなそうw兎に角認められたいと言う良く人間が持つ承認欲求を強く描いている。案外周りの大人は受け入れてるのが驚いた。
●ミロ:小松未可子さん演じる一応ヒロインなのかな?アーヴのエージェント。少しクールな感じのミロだけど、初めは任務の為に行動していたけどSDS達と過ごす内に自らの考えで動く事を考えるようになる。最後に飛んだ2010年で幼少期の大介にあのセリフを言った時のミロの表情は良かった。ヒロイン位置に居るけど、やや印象は弱い。ミロもまた人から指示されるだけでなく自ら考える事の成長が彼女の物語と思った。姉がしてくれていたおまじないという事で大介のおでこにキスするけど、ここは何も発展は無いのよね?w恋愛モンスターとしては少しの恋心は欲しかったけど。大介の方が恋と言うよりは信仰に近いのは解ったww
●慶作:斉藤壮馬さん演じる、本作のキー人物。ムードメーカーで協調性があり大介とは正反対の性格だが、そんな大介も受け入れており大介からは親友と思われている。本人は運がないと常に口にする。だけど、何がついていないのかの描写が無いのでどの程度運がないのかが不明。てまりの事が好きなのは表立って分かるがてまりは大介に気持ちが向かっている事を知りつつ対応している。それも付いていない1つ。見ていてヤミ落ちしそうだなと思っていだが、その通りだった。受け入れるって中々出来ない事だけど、慶作の負の感情の行き場が無くて心配だった。wアーヴは慶作こそ重要人物と捉えていた。それって虚無の結晶出せたからなのかな?最後は、自ら時空の中に残る事を選択した時の大介との擦れ違いが何とも空しかった。ニコラスとも似てるのかな?手に入れたいものが手に入れられないコンプレックスみたいな部分。だから融合されてしまったのかも?ゲシュペンストも大介の内部だと思ったけど、あれは慶作が思っている内心も少し入ってたのかな?消えてしまったけど干渉知れば存在の固定が出来ると言っていたので慶作も完全に消えた感じではなさそうだね!
●まりん:石見舞菜香さん演じる幼馴染の一人。大人しい性格で争い事が嫌い。大介に好意を抱いていて理解者に成ろうとしている。ただ慶作の気持ちに気が付いていない。でも気になったのが、ニコと融合した慶作が現れてた時に真っ先に抱き着きに行ったんだけど、それは?なんだかんだいつも側に居てくれている慶作に気がついたりしなかったのかしら?wロリ巨乳枠♡どちらかと言うと人に聞く依存タイプなのでミロからは最後は自分で決めろと2010年の時に言われている。留置所のシーンは依存の女がもろに出てておおって思ったwwOPの大介以外背中向けているシーンでまりんだけが振り返ってるのエモイ。
●ガイ&ルゥ:幼馴染の双子。兄ガイは島﨑信長さん、妹ルゥは高橋李依さんが演じています。この2人は基本大介の言動行動にいつも苛立っていていつも喧嘩している。ガイはリーダーに向いている性格でSDSを纏めている。希望が無くなった時の自暴自棄様の反動が凄いwルゥは前向きで皆が後ろ向きになる時に喝を入れる役割。割と2人出て来るけど印象は弱めかな?
●黒岩:渋谷警察署の署長でてらそままさきさんが演じている。強面だけど、常にみんなの事を考えておりこの状況をどう乗り越えるか改革派な行動力。最後の方は強行突破な部分もあったけど、信頼も厚く柱的存在。自分で行った分の責任は背負う真面目な人。そりゃあれは最後泣くよ。指針を失うってこの事ねと思った。
●泉海:SDSのまとめ役兼連絡係で、寺崎裕香さんが演じている。いずみは最初頼りないキャラの位置づけなのかと思ったら全然そんな事無くて、頼もしいと寄れるお姉さんだった。秀でる事はないけど、重要な人物というかいずみがいなかったらSDS本当に終わってた。まりんよりおっぱいが小さい事を気にいしていた。かわいい♡w
●幹夫:大介の叔父で櫻井孝宏さんが演じている。さっくが演じているのもあり、やや怪しそうに見えてこれは大裏切りとかあるのかと思ったら普通にいい人だった。リヴィジョンズに捕われるが自力で脱出する。その後は黒岩たちと共にSDSのバックアップなど務める。本当にただただいい人だったw
●ニコラス:大塚芳忠さん演じるリヴィジョンズの一人。重要なキャラなので、大塚さんが演じるのも納得。見た目は、犬のぬいぐるみの様なキュートな容姿。英語やドイツ語フランス語などを駆使し少しチャラけた性格。人懐っこい感じもあるが、自分の欲望野望には貪欲。大介との因果がありお気に入りにしている。案外憎めない。最大の謎は身分の位置と計画はいつ企てたん?って所。
●チハル&ムキュ:日笠陽子さんと田村ゆかりさん演じるリヴィジョンズの双子の姉妹。リヴィの表立った悪役だけど、こちらも結構交渉するのでそこまで憎めない。謎なのがニコラスの計画にまったく気が付いてなかった事。人を見下すと何も見えなくなるしやがて自分達に跳ね返ると言う警鐘のような存在だった。結局チハルの量子脳を持った生身の体になれたのか見たかった。
●ゆみこ:遠藤綾さん演じる、大介たちの学校の教員。シビリアンが現れた日、恐怖心から生徒を見捨てた事に懺悔の念を持ち続けている。ゆみこも人間の弱さと汚さが見える良いキャラでした。途中横山一派になり色気で誘惑したが何も起こらずだった。あれは必要だったのか?大介も高校生だけど、メサイアコンプが酷くて性の事とかぶっ飛んでそうなので効き目なかった感じかな?w

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