見出し画像

◆作品No.118 刻刻-こっこく-


🔴作品紹介🔴


放送期
2018年1月8日冬

character
▼ 佑河家
佑河樹里(ゆかわ じゅり):安済知佳
じいさん:山路和弘
佑河貴文(ゆかわ たかふみ):辻谷耕史
佑河翼(ゆかわ つばさ):野島裕史
佑河真(ゆかわ まこと):岩田龍門
佑河 早苗(ゆかわ さなえ): 生天目仁美
▼間島家
間島翔子(まじましょうこ):瀬戸麻沙美
間島父 : 保村真
間島母 : 高橋理恵子
間島 洋介 : 山崎智史
▼宗教団体真純実愛会(しんじゅんじつあいかい)
佐河順治(さがわ じゅんじ): 郷田ほづみ佐河 : 浦尾岳大(青年)、鶴翔麒(少年)
柴田(しばた): 山内健嗣
宮尾(みやお): 外崎友亮
田辺(たなべ): 粟津貴嗣
山井(やまい): 若林佑
下坂(しもさか): 山橋正臣
井本(いもと): 佐治和也
▼雇われ組
加藤(かとう): 藤井隼
迫(さこ): 吉野裕行
潮見(しおみ): 内田夕夜
飛野(とびの): 蜂須賀智隆
阿南(あなん): 前田弘喜
半裸の男
▼止界の関連人物
創始者(そうししゃ)
マリヤ : 能登麻美子

オープニングテーマ
「Flashback」-MIYAVI vs KenKen
エンディングテーマ
「朝焼けと熱帯魚」-ぼくのりりっくのぼうよ

監督
大橋誉志光
脚本
木村暢
キャラデザ
梅津泰臣(原案)、日向正樹(アニメーション)
アニメーション制作
ジェノスタジオ

★あらすじ★
永遠の6時59分…佑河家に代々伝わる止界術。止界術を使うと、森羅万象が止まった“止界”に入る事が出来る。ある日、主人公樹里の甥と兄が、誘拐犯にさらわれてしまう。救出の為にやむを得ず“止界術”を使うが、そこにいるはずのない自分以外の“動く”人間たちに急襲される。彼らは、止界術を崇める「真純実愛会」。止界術を使用する際に必要な“石”をめぐり、止界の謎、佑河家の謎が徐々に解明されてゆく…




🔶感想🔶

<評価:S>
視聴2023.4.10

<感想>
うっヲヲヲヲうえ?なんて評価したらいいんだw
視聴終えました。視聴者は率直に最後呆気に取られる方も多いかもしれない。そりゃそうだよね!笑
一先ず最終回は置いといて、凄く面白かったです!!!
「何なんだ?この世界」と謎の世界に引き込まれる。
ざっくりあらすじ。
〝ある一家に伝承された時が止まる世界を生み出す止界術を巡る物語〟
こんな興味をそそられるお話。背景に謎がふんだんに使われているので、まず世界観にヤラレル。そして登場人物も面白い。
人物についてはキャラの方で書きます。
本作の主になる部分を考えてみました。
これは家族や人の絆と感じました。
最後の樹里が帰ってくるシーンの「ただいま」と「おかえり」これにすべて詰まっていた気がします。
樹里の一家・佐河&塩見・翔子&迫・飛野・マリア&創始者。各自の関係性に少なからず絆が生まれている。
その人間ドラマが本作の見どころ。主人公樹里の一家、佑河家には無職の父・引き籠りの兄・シングルマザーの姉等半分が問題を抱えており貧乏なのだ。環境から抜け出したいと考える樹里も一人止界に残る事で家族の大切さを深く感じる。そんな彼女の成長も良い。
自分が共感したのは、佐河の探究心。自分が居なくなってからの世界を見たい。自分も良く思う事だから。
この世の真理を見たいと言うのは「分かる----!」と心で叫んだww不思議大好き♪

そして、最終回。積みあげた感情を一気に平らにするw
ここで評価が一気に分かれる所でもある。それは、事の真相がさらっと出てくるからだ。
あっけらかんとさせられる。深読みしたい人には向かないかもしれない。だがある意味世界の解明できない謎は案外こんな感じで「そんな深い意味ナイナイ!!」なのかもしれない。そう考えるとコレもまた面白い。
構成で良く用いられる、最後につながるシーンを最初に持ってくる技法が使われておりそこは感動する。だからこそ余計にマリアの存在を重くして欲しい所でもあるけど、樹里を帰す方法としてやっぱりさらっと返還されるのが「実話こんなもんよ。」とマリアの性格が表しているのかもねw重要は重要なのよ!この世界の要だからね!本作に限らずそう言うものなんだと受け入れるとストンとするもんよ!

勝手に考察したのは、実愛会の教典でもある【大円行記(だいえんぎょうき)】は、止界に閉じ込められた樹里の書いたノートにつながるとか?思ったけど、時間軸が合わないもんね。w考えがオソマツデシタ。。

タイトルも気になり何かあるか調べたけど、そのままかな?
【刻刻】(こくこく・こっこく/ぎざぎざ)
意味
1.時間の流れの、その時その時。
2.時間が経つにしたがって。時間の経過ともに状況が目立って変化していくさま。
3.細かいかい刻み目。また、その刻み目のあるさま。
時の刻み。過去現在未来やその瞬間が善し悪し大事なんだという事かな?

キャラの名字も注目してみました。
一応対立関係の佑河と佐河。左右が入っているのが意味あるのか?結果あまりないかもw
【佑】の由来は、右手で器を持って神様にお祈りする様子を表すことから「(神の)助け」「助ける」という意味がある。天や神が助けるという意味もある事から能力を授けられたのかな?
【佐】もまた手助けや助ける意味があって、周囲の人に信頼され、助け合える仲間に恵まれる人。敵対するけど、最後に赤ちゃんに生まれ変わることで助けあえる仲間に恵まれ佐河が本当に欲しかったであろう家族愛を手に入れることが出来て良かったね!
書いてて来ました!!!間島!!この3家は石に関わる。
右/間/左→これだね。

評価が別れそうな作品ですが、監督の大橋誉志光氏はウィッチブレイドやアムネシアも手掛けていてミステリーと暗い空気感がらしくて良かった!途中迄のアイキャッチが怖いwチャカチャカチャカって。

OPが癖になる。EDカードは原作者と関係がある漫画家さんだそうです。

★謎★
謎、謎、謎だらけ!!!
・一番はこれじゃない?マリア。霊回忍(タマワニ)を身に宿す始祖的存在。人種も不明というか見た目外国人。他にもいるのか?
・止界その物。何のために存在しているのか?最後の竜の様なタマワニは何?
・カヌリニは止界を守るための傭兵の様なものなのか?
・マリアの夫になる創始者。なぜ石を佑河家に預けたのか?石を制作した段階で3つあって佑河、佐河、間島の祖先に預けたのだろうか?
・佑河の人間は特殊能力がなぜ使えたのか?
・刻刻の18:59/11:32この時刻は意味があるのか?
・佐河から再構築された赤ちゃんは、樹里をママと呼んでいたが実際生んだという事ではないのか?

<声優及びキャラ>
印象に残った順に記載。
●佐河:自分の探究の為なら犠牲も問わず冷酷だが、印象としてはそこまで悪役じゃない。そして自分の信じていた何かが崩れ、自分の存在や宗教、意義を見つけたかったのかもね。あまりにも純粋だった為に受け入れられず自分の生きるべき世界を諦めた様に感じた。可哀想で拗らせおじさんで私好みでした♡
●貴文:樹里の父。貴文のキャラが本作に花を添えてる。もうトコトンどうしようもないw全キャラのなかで一番サイコパス気質。何の思い入れも無い人間に対し躊躇いがない。欲まみれなので一番人間味がある。じいが術を伝授しなかったのは正解。
●飛野:超脇役にもかかわらず残りました。最後に神ノ離忍化(カヌリイ)するんだけど、付かず離れずで案外側にいる所がかわいく見えてくる不思議(いや、全然容姿は可愛くないのヨ)樹里の事も助けてくれるのもいいね!
●翔子&迫:ここは2人。翔子の不幸は本当に残念だけど、兄だけでも帰還できて良かった!それより恋愛モンスターはちゃんと拾いますよ!迫!脇役だけどよっちんが声当てしてるから重要なんだろうと思ったけど、良い位置のキャラだったね。迫の行動全ては、恋でよろしいでしょうか?w
●樹里:主人公らしい良いキャラだった。環境から抜け出したい樹里だったけど、最後の最後まで家族を守りたい気持ちを貫いて一人で誰もいない世界で生きるって狂うよ。赤ちゃんでも誰かいるといないとじゃ違うもんね。それを選べる強さがカッコよかった。でも赤ちゃん帰還させて役目が終わって一気にカヌリニ化になったじゃない?感覚的なんだけど、人は荷が下りたり、受け入れると解放され終わりが来る感じがしてね!それを感じとれた。
●翼:樹里の兄。引きこもりだけど、真を守った事で現実世界でも殻を破けたね。エンドカードとかでイケメンに書かれてるw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?