神山まるごと高専に入学するまで

私がなぜ神山まるごと高専に入学したか書いてみようと思う。

受験を決めるまで

前のnoteに書いた通り、最初に神山まるごと高専について知ったのは、
母の友人がきっかけだった。
パンフレットをもらい、神山まるごと高専に興味を持った事から始まった。

元々高専に興味があり、行きたい学校を探していた時に知ったため、
自分でも考えられないくらいに『行きたい!』と強く思った。

でも起業家講師で会いたい人がいたわけでもないし、寺田さんなどをもともと知っていたわけでもない。
自分には作りたいものも明確にないし、やりたいことも決まっていなかった。

自分でもなんで行きたいと思ったのかわからなかった。
なんで楽しそうだと思ったのかすらもわからない。

実際に見てみるとわかるかもしれないと思って、未来の学校FESに行った。
そこで起業家の人と話をした。

起業家の人は自分から見るとみんな自由に活動して、失敗して、自分のやりたいことをやっている。

そんな印象を受けた。

そこに惹かれたのかもしれないけど、自分が腑に落ちるような理由を見つけることはできなかった。

だからそのまま行くことにした。
楽しそうだから、行きたいと思ったから。この気持ちだけで受験することを決めた。

入試準備

入試の課題が発表されたとき、すごく悩んだ。
自分には作りたいものがないから。

でも何かしらは提出しないといけない。

だから知り合いに意見を求めた。
自分にやりたいことはなかったけど、人の役に立つことをしたいという思いはあった。

だから色々な人に話を聞きに行った。
親戚や習い事の先生、数回しか話したことがない人にも聞きに行った。

自分が作りたいものがないなら他の人にしっかり頼ればいいじゃないか。
そんな思いだった。

実際に入試の課題で提出したものは元は他の人からの提案だった。
最初は他の人からでも、アイデアをプロトタイプに近づけていくうちに自分なりのアイデアが入れば大丈夫だと思った。

推薦入試

一次試験の提出が始まった。
でも提出はしたものの、自分は課題の出来にあまり納得がいっていなかった。ギリギリまで粘ってはみたけれど、やはり納得はできなかった。

出した時から受かる気がしなかった。
だから一般入試に向けて準備をすることにした。

やっぱり推薦入試は落ちた。

悔しかったりはしなかった。

一般入試

推薦入試に落ちたとわかってから課題の資料をずっと直してた。
今度は自分が納得いくまですることができた。

でも今度は本当に神山まるごと高専を受験してもいいのかわからなくなってしまった。自分なんかがいけるわけないとか、受かっても自分じゃついていけないんじゃないか、とかネガティブなことばっかり考えてしまっていた。

死んでまで神山まるごと高専に入りたいっていうほどでもないのに
わざわざ大変な受験をする意味はあるのか?
県外まで行かなくてもいいんじゃないか。

考えても結論はでなかった。

本当にギリギリまで迷っていた。
期限の前日には決まらなさすぎて泣いたりもした。

結局は受験することにした。
課題を提出したのは締め切りの30分前。

受験することを決めたのはうちの家族がよく言う言葉のおかげだった。

『まあなんとかなるじゃろ』

悩んだ末にやめて後で後悔するよりも、とりあえずやる。
やった後に後悔したならそれはどうにでもなる。
迷うくらいならとりあえずやれ!

そんな感じでもうやる前にはあまり考えすぎないようにした。

色々ありつつも無事に一次試験を通過してついに二次試験がきた。
始めた合う人がほとんどだった自分は最初はかなり無口だったと思う。
緊張していたし、初対面の人と話すのが苦手だった。

でもしばらくしてくると緊張が限界を越えたのかなんなのかは知らないけど普通に話せるようになってきた。
試験が始まるといつも以上に話せた。
自分ってこんなに初めてあう人と喋れたのかと思うくらいには話せていた。

二次試験の一個目が終わり面接が始まった。
さっきとは違いとても緊張していた。
緊張しすぎて面接で話したことをほとんど覚えていないくらいだった。

面接が終わって親が迎えにきた時に「受かった自信あるの」って聞かれた。
自分はそんなふうには感じていなかったから「何で?」って言い返した。
そしたら今まで見たことないくらいテンションが高かったって、本能的な何かで受かったって思ったんじゃないって言われた。

そんなことあるのかなと思いつつもまあ納得してとりあえず車の中でねた。

合格発表の日になった。
その日は普通に授業があって、授業中に発表時間になった。
授業を受けなきゃいけないのに結果が気になってしまって全く授業に集中できなかった。

授業が終わるまで待とうと思っていたけど結局隠れて自分のパソコンで合否をみた。

合格と表示された時は本当に嬉しくて叫びそうだった。でも授業中だったから親に言えるわけでも友達に言えるわけでもなかったからなんか「うん」
って感じになった。

休み時間に入ったら担任の先生に報告しに行った。
先生は自分のことのように一緒に喜んでくれた。
受験が始まる前から一緒に学校を調べてくれたし、合格した今でも情報を追い続けてくれたいる先生だった。

こんな先生と一緒に受験をすることができたのは本当に幸運だったと思う。
他の神山まるごと高専生の話を聞くと担任はあまり協力的ではなかった人も多かったみたいだし、受験に否定的だった人もいたらしい。

自分が合格できたのは先生のおかげだっていうことも多くあったと思う。
本当に感謝している。

これで長く続いた受験が終わった。


ここまで呼んでくれてありがとうございました!
夏休みにあげるといっておきながらかなり終わりの方になってしまいました。今回は受験期の話をまとめてみましたが、比較的主観が多めになってしましました。読みにくかったかもしれませんが、自分のありのままを書きました。自分も神山まるごと高専に行きたかった思いなどを思い返すことができ楽しく書いていました。

夏休みが明けたら夏休み中の総まとめみたいなものを書こうと考えているのでそれも呼んでくれると嬉しいです!


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