フルタイムの兼業主婦が保育士試験 独学で一発合格した方法 ②

前回の続きです

  前回は、筆記試験のインプットまでのスケジュールと方法をお伝えしてきました。今回は、アウトプットと試験直前の対策を書いていきます。

試験2か月前

 とにかく、過去問を解けるだけどんどん解いていきましょう。私のように短い勉強時間しかとれない人は、分野ごとに解いていくことをおすすめします。問題集には、年度ごとに編纂されたものと、科目ごとに編纂されたものがありますが、科目ごとに集中して解いていく方が知識の定着に有効のように感じました。
 1日に20問くらいのペースで毎日続けてください。前回紹介した 保育士試験合格問題集 中央法規出版 の問題集が1か月で終わると思ます。
 1日20問というと、1科目1回分なので、60分以内に解けていれば大丈夫です。そして、解いたあとは答え合わせと解説を熟読すること。

試験1か月前

 このころには、得意分野と苦手分野が明確になってきていると思います。そこで、苦手分野を6割までもっていくための対策をしていきます。

苦手な理由は?

 苦手な分野になぜ苦手意識をもってしまうのか、何となく興味がないであったり、外国の人の名前が覚えるのが苦手であったり、色々理由はあると思います。
 この段階になって、私は、保育士試験の解説ユーチュブをよく見ていました。色々な解説者の方々が、それぞれ語呂合わせや理解を深める解説をしてくれています。中でも語呂合わせは記憶の定着に非常に役立ちました。
 また、苦手分やを苦手と感じる原因として、表面的な暗記にたよっていて、実は内容を根本的に理解していないということもあります。
  特に短時間で必要最小限の知識をインプットしてきた場合、深いところでの理解が不足していると思います。そのための対策として、その分野の専門書を読むことをおすすめします。専門書といっても学生が一般教養で使用するような書籍で十分です。
 一度インプットとアウトプットをしているので浅い理解や単語の暗記はある程度できていれば専門書でより横断的に理解を深めることができるので、色々な気づきがあると思います。私の場合、教育原理が苦手だったのですがこの方法で最終的には50点中40点とることができました。

試験2週間前から直前

 最後の総まとめと、過去問のおさらいをします。勉強時間は、最後の2週間は家族にも協力してもらい、1日2時間くらいは時間がとれるといいですね。 
 何をやっていても不安みたなメンタルになることもありますが、保育士試験は、1回で受からなくても持ち越せる試験だと思うと、気持ちが楽になりますよ。私自身も、家族には、1回では無理なので期待しないでって伝えていました。
 勉強方法としては、過去問をもう一度解き直すことと、何度でも保育士指針を読み直すことです。そして、意外に役に立つのが母子手帳です。子供がいないと持っていないと思いますが持っておられる方は是非、じっくりと読んでみてください。
 我が子の成長を頭の中で再現しながら、乳幼児期の発達を再確認してください。また、母子手帳には、栄養のことや、保健衛生のこと、色々な分野で役に立つ内容が凝縮されています。
 そして、最後の総しあげとして、時間がある方は、最新情報を確認しておくことも大切です。こども家庭庁や、厚生労働省のホームページに掲載されている通知文書に目を通しておくとよいと思います。

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