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ブランディングはじわじわゆっくりと

先日、私のお店がある近辺で某テレビ番組の生中継があった。
私のお店にもテレビが来て下さり、アナウンサーさんが店内でパンを食べる中継があり、とてもうれしい気持ちでいっぱいだった。

でも一番うれしかったのは、生中継がつながる少し前に店内の映像とともに、『菓子屋横丁で話題「小江戸の和パン」の新作』とサイドテロップが出たこと。

去年の夏に「小江戸の和パン」でリブラディングしてから1年経たずに
そのワードがテロップになるなんて思ってもみなかった。
これも菓子屋横丁の生放送のおかげだ。ありがとう、菓子屋横丁。

この「小江戸の和パン」ブランドは昨年の初夏に受講した「ブランドマネージャーアドバンス講座の課題で考えたもの。
先生や、受講仲間とのやり取りの中から、自店の強みをつかみなおし、それを活かして新たに作ったコンセプトだ。
せっかく考えたのですぐに実行したくて、昨年の18周年祭で「小江戸の和パン」シリーズを発表し、以来意識して和素材のパンを増やしてきた。
まだ爆発的に人気を博すというところまではいっていないが、口コミサイトを見ると、和パンがおいしかったというコメントが増えており、和のパンが楽楽の特徴と少しずつ浸透しているのが感じられる。
そんなタイミングでのテレビだったので、なんだかとても嬉しかった。

リブランディングでは、まずは現状の楽楽の強みを把握し、その強みに立脚した新しいコンセプトづくりを行った。これまで感覚で行ってきたブランドづくりを理論に裏付けられたものとして開発できたのは、とてもよい経験だったと思う。しかもすぐに実地で試せるのは自営業の特権だ。

ブランディングとは、時間のかかるもの。やったからと言って、すぐに成果を求めることが難しい。
が、やらないと絶対に結果は出ない。だからこそ、ゆっくりゆっくり浸透させて、川越のパン屋さんと言えば楽楽。
楽楽と言えば和パン。
そんな想起があたりまえに起きるように、仕掛けていけたらいいなと思う。

今回は、たまたまテレビに出していただき、幸せだったが、焦らず、おごらず、ゆっくりと成果を出していこう。

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