夫へのイライラは甘い蜜

夫へのイライラの種類

あなたはどんな時にイライラしますか?
イライラする時、どんなことを考えていますか?

Instagramのストーリーズでもアンケートを取らせていただきましたが、夫へのイライラは主に3種類あります。

「何でこんなこともわからない?」
「いつも私ばっかり!」
「結局自分優先、、、」

こんな風に考える人が多いと思います。
アンケート結果もどれもあまり大差は出ず、みんなそんな風に思うんだなぁという印象でしたね。

じゃあなぜあなたの中にこんな気持ちがムクムクと湧き上がってくるんでしょうか。

夫にマウント取りたい妻

「何でこんなこともわからない?」と考えがちな人は、「マウントを取りたい人」です。

例えば、休日になんか子どもの顔が赤い?と思って熱を測ると、38度越え。
「熱がある」と夫に伝えると「え?まじか。大丈夫かな、心配やな」のみで終了。
「え?それだけ?」とイラっとしながら、「熱以外の症状は?」「病院行く?」「休日診療やっているところは?」「明日まで待てる?」「薬あったっけ?」「とりあえず冷やす?」頭の中では次から次へと考えている。
とりあえず冷やそうかな・・・「アイスノン持ってきてもらっていい?」とお願いすると、タオルも何も巻かずにアイスノンだけ持ってくる。
いや、それくらいわかってよと思いながら、「タオルもいるよ」と伝える。
「救急行っといたほうがいいかなぁ」ちょっと相談してみても「うーん、どうかな。どう思う?」と答えのない答え。「ちょっとは考えろよ」と思いながら、「もう聞かんわ」と諦める。

頭の中では子どもの心配しながらも、「マジ使えない」「ちょっと考えたらわかるやろ」「ほんまになんも考えてない」って夫へのイライラが募る、、、なんて経験ある人も多いはず。
一見すると「使えない夫」とそれに「振り回される妻」なんですが、

でもね、実は違うんです。
思い通りに行かない現実、大変な現実の対処にいっぱいいっぱいな現実、共感してくれない悲しいさのストレスを「夫が役に立たない」「子どものため」という正当化する理由をつけて夫に当たっているのは妻の方なんですよ。

正論をぶつけて論破することで「自分がいかに頑張っているか」「自分がいかにできているか」を証明したくて仕方ない、実は夫にマウント取ることでご機嫌取りをしてもらっているのはあなたです。

え!じゃあ何もしない、何もできない夫は悪くないんですか?
結局私が我慢すればいいんですか?
そんな風に思う人もいますよね。

でも、よく思い出してみてください。
夫は「心配やなぁ」って言っているし、心配していないわけではないんです。
そんな夫の愛を受け取れない、受け取らないのはあなた自身。
マウントを取るより、何をどう伝えれば伝わるのか、どう伝えればもっと心地よい関係が築けるのかの方が何倍も大事です。

勝手に被害者妻

次に多いイライラが「なんで私ばっかり」の不公平感。
そんな妻は実は勝手に被害者になっている人がほとんどなんです。
お皿洗って欲しいとお願いしても、「わかった」と言いながら、携帯ばっかり見ている夫。「結局やらへんやん」ってイライラして、「何で私ばっかり」って思いながら皿洗いをするなんてことありますよね。
子どものため、夫のためと自己犠牲をして、自分のやりたい、食べたい、行きたいをどんどんどんどん後回しにする人、それが愛だと思っているし、そうすることが「いいこと」と信じているんですよね。それ以外の選択肢以外思いつかないですって方も多いです。
それを汲み取ってくれない、察してくれないことが自分自身を全て否定されている気になったり、大事にしてもらえていない気になったりしてしまうんです。
でもね、あなたがあなたの気持ちを無視している限りあなたの「私ばっかり」はなくなりません。
「今やらなきゃ」「私がやらなきゃ」より、「今やりたいこと」を優先してあげられるのは自分だけです。夫に期待して、叶えてくれないって駄々こねていませんか。

結局自分優先

お出かけ前のドタバタで私は自分の身支度も進まない中、子供たちのことをやっているのに、のんびり起きてきてシャワー直行。何分たっても戻ってこない夫にイライラもやもや。自分の身支度ばっかり、いつまでも自分優先だなって思いますよね。
自分優先できない自分と自分のことばかり優先しているように見える夫、その格差に悲しかったり、辛かったり、そしてその気持ちを理解してもらいたいはずなのに怒りをぶつけてしまうんです。
そこで怒りをぶつけても何も解決しない、自分の気持ちを伝えるにはコツがあります。
自分は今何を感じている?何を考えてイライラしている?夫はエスパーではありません。
コツを知らない人は怒りに変えて、ぶつけることで自分の辛さを吐き出しているんです。

甘い蜜吸っていませんか

夫以外の人にはとても温厚で怒ったりすることも少ないって方も多いですよね。
そんな人こそまさに「甘い蜜吸っている人」です。
何度も伝えたけどわかってくれないんです!頼んでもやってくれないんです!それでも怒る私が悪いんですか?と思う方、気持ちはよく分かります。
でも、正しいか正しかないか、悪いか悪くないかの思考に陥っている時こそ甘い蜜を吸っている時なんですよ。
と、言いながら、今朝夫がクロワッサンを焼いているのをすっかり忘れて、髪のセットをしている間に盛大に焦がしてくれて「もぉー!」と言った私です。つい出ます、忙しいと特に。それでも笑顔で「もう一回焼いといてー」と言える関係になれたのは、甘い蜜を吸うより笑える日常があると実感しているからです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?