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女性1人で遍路に行ってしまった話

なぜ遍路に行ってしまったのか?

そう問われたら、今ならこう答える。

ノリと勢い


遡ること半年以上前、私は目の前の現実から目を逸らす為に旅行計画を立てた。

東北にでも行ってみようか? 京都? 奈良? 宮崎県とかどうだ? それこそ海外?

どこに行きたいか自分に問うてもまともな答えを自分は返してくれなかった。

とりあえず適当なプランを作ってはボツにした。

結果、四国遍路計画に行き着いた。

理由は

  • 期間が長期に渡る

  • 相応の準備が必要

  • 予算もまあまあ必要

  • なんか今年はアニバーサリーかなんかで記念事業をやっているらしい

  • この機を逃したら、失業するか定年するかしないと行く機会などそうそうない

最後の2つは言い訳のようなものである。



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この激しい怒りとやるせなさと恨みはどうすればいいんだ。

今までの人生でこんなことになったのは初めてだ。

人生約20年分の抑えていた感情が溢れて止まらなくなった。

「希望」は時に残酷だ。
「希望」は期待を生み、自らを蝕んだ。

「自分は周囲と絶対的に違うこと」
「望みが潰えそうなこと」

そんな当たり前の事を認識しただけだった。

このままでは実生活に影響を及ぼしてしまう。

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はっきり言って、自分の気を逸らす事が出来ればなんでも良かった。


それから月日は流れ、上記の問題云々は落ち着き、当時立てた遍路計画だけが残った。


出発予定日に設定された11/27。

時々刻々と時は迫る。

時が迫るにつれて気づいた。

私は遍路計画を立てて気を逸らす事が当時の最大の目的で、遍路に行きたい訳では無かったなと。

とは言え、計画を立ててしまった以上行くだけ行ってみよう。


ノリと勢いで遍路に行ってしまった。


つづき


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