しろたへの 衣かづきし 富士の山 ふりさけみれば 伊豆の海原
1. 僕を追いかける そして追い抜いてく 君に追いついて そして追い抜いてく 風は間を抜けてく 風は何にも知らない 君は何にも知らないままでいい これは僕だけの 僕だけの 青い風 透明な青い風 大きな海の青いフチなぞり 青い風 輝く青い風 ショートヘアーをなびかせて 春は桜の匂い 夏は潮の匂い あと少しだけ恋を乗せて 風は鳴く ひとりきりで風は鳴く 2. 僕を追いかける そして追い抜いてく 君を追いかけて でも追いつけない 風はどこにも行かれない 風は行き場を知らない 僕
ふらふらふらりふらふらり ぼくはあるくよふらふらり どこからきたかはおぼえがないし どこへいくかもあてはない けれどもやることどこにもないし となりでねむるあいてもないし だからきょうとてふらふらり
ひとりぼっちよりも ふたりぼっちが いいな
にんげんは いじわるで うそつきで へいきであいてをうらぎるけれど それでも にんげんを しりたくて いとしくて しんじてみたいとおもうんだ ぼくは ちっぽけで よわくって たあいもないそんざいだけど だれかにやさしくしたい ゆうきをわすれたくない なによりも こわいものから つよいものから めをそむけたままにげたくない いたくても くるしくても それでも どろにまみれながら にんげんらしくかけていたい なれるかな?
あらましく 風は浮世に 吹き荒ぶ 花は散り過ぎぬ 卯月の葉桜 風は世の中に荒々しく吹き荒れて 桜はすっかり散って葉桜になってしまった卯月であることよ
ザムザ ザムザ 醜いザムザ 私欲にまみれた醜いザムザ 腐ったリンゴを投げつけられて 今日も今日とて陰に隠れて 涙を流して過ごすのさ それでも僕は光が見たい キラキラと光る明日が見たい 誰かを死ぬまで愛してみたい 幸せになんてなれるのかしら ザムザ ザムザ 醜いザムザ 明日も僕は醜いザムザ