冒頭に前書き追記・つぶやき物語【追跡1~追跡5】のまとめ。

【追跡6】は、2/25(日)スタート(o^-^)b ※物語のf最初からお読みの方・途中から読まれ方、こちらもご一読頂けると、大変有り難いです。
【前書き】
残すところ後3日という昨年末、私の不注意により不本意ながらも、この物語は走り出しました。
仕事納めを前日に済ませた解放感と、久し振りの外食に浮かれていたのだと思います。
手元に会社のスマホは有るものの、個人的な情報は無くした携帯電話にしか残っていない事実に、気付けば想像以上の窮地。
目の悪い私はアラームやスケジュールの管理は勿論、年末年始に家族や知人へ電話やメールの出来ない、正に『ぼっち状態』に追い込まれました。

追跡1【師走に幕開け】
年末に遠方から親戚が訪ねて来たので、近所のファミレスへ行った。
食事後に帰宅した時、携帯電話が無い事に気付き狼狽するも、社用スマホの存在に一安心。
急ぎ携帯の番号へ発信すると、女性の声が聞こえて安堵したのも束の間、これから始まる捜索劇開始のゴングが鳴った。

追跡2【呑気な迷探偵】
電話の向こうの女性へ、私の携帯である事と拾ってくれたお礼を伝えた。
続けて居場所を尋ねると店内に居るとの返答に、今から取りに行くので渡して欲しいと伝え、電話を切る。
きっとテーブルに置き忘れた後、次に来た人が見つけたのだと想像したが、全く見当違いの展開へ。

追跡3【拾得された事実を確認】
私は店へ到着し、入口で辺りをキョロキョロと見回すが、誰も駆け寄っては来ない。
ようやく出て来た女性従業員へ携帯を落とした事を伝えると、「紺色の携帯ですか?」との質問に、私は大きく頷いた。
しかし彼女の次の言葉に私は耳を疑い、思わず声を出してしまう。

追跡4【人違いのすれ違い】
「自分の携帯との事でお渡ししました」との言葉に、「私の携帯です」と語気が強まる。
本人確認の有無について畳み掛けて問うと、驚愕の未確認。
女性の行方を訊くと、少し前に店を出て行ったと聞いた瞬間、頭の中に「君の名は~♬」と古いTVドラマの主題歌が流れた。

追跡5【彼女の足取り】
私は我に返り携帯の番号へ数回掛けると、「はい」と意表を突いて女性の声が聞こえる。
私は丁寧に居場所を尋ねると、「〇〇駅に居ます」との答えに、携帯を返して欲しい意向を再び伝えた。
「ではお店まで持って行きます」と台詞を残したが、最後に聞いた彼女の声となる。

【追跡6】は、2/25(日)スタート(o^-^)b

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