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同じ穴の虫鳴

初めまして。
松茶と申します。
初のnoteでデッキ紹介の記事書いてみようということで私の遊戯王の復帰のきっかけとなったクローラーのデッキ紹介をしたいと思います。
拙い文章ですが、お付き合い下さい。



【デッキレシピ】


禍々しいイラストのリバース昆虫さんたち

遊戯王10期に登場した星遺物ストーリーの最初の敵テーマ【クローラー】を軸にしたデッキを紹介します。
主役はもちろんこのカード!!

10期アルティメットで一番綺麗

あらゆる手段で増殖し、盤面に湧いてくるクローラーの親玉
このカードは場のクローラーモンスターの数を参照してクローラーを全体を強化する司令塔兼フィニッシャーです。
2体以上の効果はクローラー全体の打点アップ。
攻守300の上昇は微々たるものですが、塵も積もれば山となるということで、複数並べた際の打点上昇はバカにできなくなってきます。
自身もクローラーネームなので、クオリアーク+1体のクローラーで適応されます。

4体以上の効果はバトルフェイズ中のカードの発動を封じるアンティーク・ギアの強化版のような効果。
6体の効果は相手のモンスターを無視したダイレクトアタックを可能にする効果。
低打点のクローラー達が盤面を無視し、相手の顔面に飛び掛かり、ライフをしゃぶり尽くします。
4体以上のバトルフェイズ封殺効果も相まって、安全に飛び掛かれます☺

【デッキコンセプト】

今回のクローラーデッキはクローラーモンスターを増やし、クオリアークのクローラー6体以上の効果でダイレクトアタックを目指すデッキになります。

ダイレクトアタック出来る旨味を活かすため、相手の場にはモンスターが居てくれた方が美味しいです。
そのため、相手の場に残っていても大丈夫なように、無力化した状態で相手のモンスターゾーンを埋めて貰おうと思います。
今回採用したカードはこちら

油断してる時に踏むと本当辛いバリアカード
初期リンクスで猛威を奮ったみんなのトラウマカード

この2種類のカードで相手の盤面にモンスターを埋めていきます。
ここを軸に、デッキとしてまとめていきます。

クローラーの抱える問題点

やりたいことが決まった上で、クローラーの抱える問題点と向き合っていきましょう。

①効果起動の遅さ

クローラーは10期の初期に登場したリンクテーマで、低レベル低打点の昆虫族リバーステーマです。リバースモンスターは1度、裏側で展開してから、その後にリバースさせて効果を発動するという仕組みなので、召喚時にアドバンテージをモリモリ稼ぐ昨今の遊戯王のデュエルスピードに合わせるためには工夫が必要になります。

②展開力の低さ

クローラーは表側表示で相手の効果によって場から離れると同名以外のクローラーを1体ずつ展開します。
また、リンクモンスターは墓地からの蘇生で戦闘での除去にも反応するため優秀です。下級クローラーと同じく、2体蘇生です。
受動的な効果が多く、能動的な展開手段が無かったクローラーでしたが、昨今のカードパワーの上昇の恩恵に授かり、つよつよ新規を貰うことが出来ました。

リバーステーマと昆虫族の救世主

クローラー・ソゥマの登場で、クローラーモンスターを3体出力することができるようになりました。
ただ、守備表示での出力なので呼び出したクローラー達は戦闘に参加することが出来ない為、攻撃の手数として使おうとするとリンクモンスターに変換しなければなりません。
そうすると、結果的に6体ダイレクトの夢は叶わず、中途半端な展開になりがちです。

確実に展開力は増しましたが、それでもクローラーの6体展開を目指す本構築では彼のパワーに頼り切るだけでは足りません。


③クローラーネーム以外の存在を許さないクオリアークの縛り

遊戯王のモンスターゾーンは、自分で使えるものだと基本的に5枠。EXモンスターゾーンを含めて6枠しかありません。
本構築の目標であるクローラー6体展開を達成するためには、クローラー以外のモンスターが存在している場合、それがノイズになりクオリアークの効果が適応出来なくなってしまいます。

問題点の改善案

さて、ここまでの問題点を見て「6体並べるとか正気か?」と思った皆さん、諦めないで下さい!
苦行の道から見える絶景を目指して頑張りましょう!

まず、問題点の③
非クローラーネームのモンスターが残るとクオリアークの効果の妨げになります。
この問題は、クローラーの誇る2種類のリンクモンスターで解決!

クローラーネームのミセス・レディエント
シナプシスと仲良くおてて繋いで可愛いね


この2体に変換することでクローラーの名を冠するモンスターに変更出来ます。
よって、デッキに採用するモンスターは「クローラーモンスター」、「地属性」、「昆虫族」に限定して構築しました。

残る問題点の①と②
どちらもリバース特有の問題点と言えます。
この問題点を解決するカードがこちら!

リバースデッキのお供
永続罠の救世主

低打点のクローラーで扱うには両刃の剣の1枚。
裏側で特殊召喚したモンスターが即リバースし、効果を発動出来るようにはなるスーパーカード
クローラーの増殖効果や、クローラーソゥマの展開効果で裏側でリクルートしても即起動出来たりと、普段のクローラーとは比べ物にならないスピードでアドバンテージを稼ぎつつ展開が可能となる。
このカードの爆発力はリバースデッキならではといえる。

強制攻撃はお互いに作用するため、攻撃反応系の砂塵のバリアに巻き込みやすくなり、デッキ全体として使い勝手は良い。
デメリットとしては、やはり永続罠故のサーチのし辛さと、伏せてから1ターン待つタイムラグがある。
ここに関してはカルダーンによるセットで即発動も出来るし、墓地からの再利用も可能となる。

クローラーは星遺物の醒存でデッキからカードが削れるので、墓地から再利用出来るのは嬉しいところ。
カルダーンは地属性天使族なので、フィールドに残っていてもシナプシスに変換出来るため無駄がない上、苗と霞の春化精でサーチも効くため使い勝手が非常に良い。
クローラーのリバースを補助する永続罠の星遺物の傀儡のサルベージも出来るため、デッキの潤滑油として活躍してくれる。

カルダーンの効果を無駄なく使えるように、おろかな副葬を始めとした各種魔法罠の墓地肥やし手段も採用。
クローラーは星遺物の交信の墓地効果も優秀なため、魔法罠の墓地肥やしとも相性が良いです。

その他採用カード

ゴルシクが美しい

底なし落とし穴にハメるための妨害札のサーチとして採用。ホールティアと合わせてリンク蟲惑魔を立てるのも良い。
カルダーンと召喚権を食い合うのが難点だが、展開を伸ばしたり妨害を構えたり、出来ることが多いので優秀
裏側でモンスターを貼り付けるのがコンセプトだが、底なし落とし穴では裏側守備表示が存在しないリンクモンスターは落とせない。

リンクモンスター許さないウーマン

その対策として、墓地に落ちても仕事をし、ホールティアの手札コストとしても優秀な巨神封じの矢を採用。
バージェストママーレラとはお互いに効果起動のサポートが出来ていい感じ

レベルイジるウーマン

効果により、手札の下級クローラーのレベルを下げ、1にすることでソゥマの効果で手札から最大4体のクローラーを展開出来る。
手札に纏まったクローラーを一気に吐き出せる可能のあるオシャレ枠のカード
手札にクローラーを集める手段はレセプターのサーチや、ランヴィエでの墓地回収を合わせれば現実的なラインになる。

デッキ名由来

ちなみに、デッキ名の由来はことわざの「同じ穴の狢」
仲間ではなく別々のように見えても、同類であるということ。という意味のことわざです。
底なし落とし穴によってクローラーと同じ土俵の裏側に引きずり込むコンセプトと、フィールドのモンスターをクローラーネームにするため、地属性のカードをシナプシスに変換して最終的にクローラーネームに行き着くような構築にしたこのデッキにピッタリの名前です。

まとめ

いかがだったでしょうか?
数多くの問題点を抱えたクローラーですが、上手く解消してあげることで、昨今のリバーステーマ特有の持久力と他のテーマには無い独特の動きで楽しく遊べる良いテーマです!
今回のレシピでは、コンセプトのクオリアーク、カルダーン以外はノーマルストレージを漁ると見かける機会があるカードばかりなので、手軽に組めるので、クローラーの魅力に魅入られた方は試してみて下さい!


それでは、皆様、よきリバースライフを🌀


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