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ヘンテコ能力供養塔

 はじめまして、もすきいとと申します。今度諸事情でアドカレなるものに寄稿させていただくことになりました。
 が、そもそもの話noteの使い方がまだよくわかりません。そこで一度練習が必要だろうと思いたったわけです。

 しかし最初に書く記事の内容をどうするか、これは悩み事です。だって初めてって一回しかないんですよ。記事を消すことで過去を改ざんすることは可能ではありますが後から見返して頭を抱えるようなものにはしたくありません。
 ただ、ここでウンウン唸るようではいつまで経っても何を書くこともできないのです。そんなんじゃあアドカレ当日までに原稿を仕上げられず誰にともなく謝罪の言葉を吐くしかなくなってしまいます。
 ゆえにまずは深く考えず、こころにうつりゆくよしなしごとをそのまま書き出すのがよかろうと考えました。
 というわけでタイトルのようなテーマが選ばれました。私の脳内にストックされていたヘンテコ能力を放出する回です。

 まずはそもそも「ヘンテコ能力」ってなにさ?というところから始めましょう。
 筆者は中学時代に弾幕STGの『東方』シリーズが大好きな友人がいました。ときおり好きなキャラの話をされるので、ぼんやり関心を持って登場人物ぐらいは把握しておこうかと調べてみることにしたのです。
 そこで目についたのが各キャラが持っている能力でした。シリーズに詳しい人ならご存じだと思いますが、東方のキャラは多くが「○○する程度の能力」という形で記述される能力を持っています。例えばシリーズの顔である博麗霊夢だと「空を飛ぶ程度の能力」って感じですね。
 しかし色んなキャラの能力欄を見ているうちにある考えが生まれます。

こいつらの能力、全然「程度」で済むレベルじゃなくね?

 シリーズが続いてインフレが起こってるかもしれないとはいえ、概念とか運命にまで干渉しはじめておいて頑なに「程度」の体裁を崩さないのはなんなんだ。「あっ自分ちょっと星空を操れるだけなんで…」とか謙虚に言っても普通にとんでもないことやってるからな。「程度」を名乗るならもっと慎ましくあれよ。もういい、アタイ「程度」って形容にふさわしいもっとくだらない能力考える…

 こうして私は毒にも薬にもならなさそうな力を考えるようになりました。あるものはノートの隅に走り書きされ、またあるものは繰り返し思い出す中で脳の回路に深く刻み込まれていきました。
 そうした蓄積が一生日の目を見ないのはとても嘆かわしい話です。ですので今回はこれまで考えてきた内容を初noteにかこつけて公開することに決めました。玉石混交ではありますが以下がそのリストです。

  1. その場で3回回ると口臭がミントの香りになる能力

  2. ジャムパンの中身をカスタードにすり替える能力

  3. 膝の裏を濡らす能力

  4. 最寄りのミミズと体調を連動させる能力

  5. スキップをすると不協和音が流れる能力

  6. 落ちてもケガしない落とし穴を掘る能力

  7. マシュマロを気化させる能力

  8. 紙粘土で実際に使える顕微鏡を作る能力

  9. バリウムを飲み込むと頭からキクラゲが生える能力

  10. 水たまりを踏むと1mの飛沫が上がる能力

  11. 襟足からトゲを生やす能力

  12. どんな洗濯物も陰干しで乾くようになる能力

  13. パンダの白黒比を逆転させる能力

  14. 「アンパンマンの中身はこしあん」という嘘を信じ込ませる能力

  15. 他人のバンジージャンプした回数がわかる能力

  16. 指を切った時の痛みが通常の4倍の紙を作る能力

  17. 500円玉を10円玉49枚、1円玉10枚に分割する能力

  18. ゼリー状の物体から柔らかさを奪う能力

  19. 天狗とピノキオを逆に認識させる能力

  20. 当たるとかさぶたができるビームを放つ能力

  21. ブランコを後ろに振れる時だけ倍の速さで動くようにする能力

  22. どこにも刺さらず使えないカギを生み出す能力

  23. ヨーヨーのひもを光らせる能力

  24. 1回のバックスペースで2文字消すことができる能力

  25. ぬいぐるみのタグを大きくする能力

  26. 殴った無機物を地球儀に変える能力

  27. フォームに入力した個人情報の数字部分だけを倍にする能力

  28. 腕を点字ブロックにする能力

  29. 小鹿を使役する能力

  30. ペットボトルのキャップを刃物としても扱う能力

 これらのアイデアはもはや著作権フリーです。私にできるのは皆さんがこの能力をカッコよく使いこなす方法を考え出してくれることを願うのみです。どうかこいつらを成仏させてやってください。
 それでは。

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