あなたは大丈夫？〜景品表示法〜
皆様ご愛読ありがとうございます。
法律関係のブログが多いですが、皆様のビジネスや業界の健全化に役立ててもらえれば嬉しいです。
さて、今回は景品表示法についてお伝えさせていただきます。MLMは、魅力的な収入源になったり、多くの人にビジネスチャンスを提供することがあると思います。しかし、ビジネスをする際には、景品表示法をはじめ、関係する法律を遵守することが非常に重要です。本記事では、MLMと景品表示法の関係性についてご紹介し、注意点を強調します。
景品表示法とは
正式には、不当景品類及び不当表示防止法(昭和37年法律第134号)といいます。
消費者なら、誰もがより良い商品やサービスを求めます。ところが、実際より良く見せかける表示が行われたり、過大な景品付き販売が行われると、それらにつられて消費者が実際には質の良くない商品やサービスを買ってしまい不利益を被るおそれがあります。
景品表示法は、商品やサービスの品質、内容、価格等を偽って表示を行うことを厳しく規制するとともに、過大な景品類の提供を防ぐために景品類の最高額を制限することなどにより、消費者のみなさんがより良い商品やサービスを自主的かつ合理的に選べる環境を守ります。
以下は『消費者庁の景品表示法』に関するURLです
景品表示法では、販売業者が商品やサービス、キャンペーンに関する情報を明示的に提供することを求めています。MLMの場合、販売代理店は他の人たちを勧誘し、報酬を得るために努力しますが、その過程で提供される情報は正確かつ明確でなければなりません。適切な説明や報酬プランの詳細を説明することは、消費者保護の観点からも重要ですね。
アップの人に『権利収入が得られる』、『今がチャンス』と伝えるといいよと言われていませんか？
このように根拠のない言葉で伝えるのは法律に違反しています。
では、どのように伝えるのがいいのでしょうか？
それは、『努力をすることで権利的な収入を得られる可能性がある』というように伝えないといけません。
まずMLMで権利収入を得られている人はほんの一握りでしかなくみんながみんな権利収入を得られていないからです。権利収入を得るにもかなりの努力が必要です。
僕はアムウェイで年収600万と言われる、ファウンダーズプラチナム(FPT)のタイトルを取りましたが、権利収入にはなりませんでした…。
次に、MLMに参加する消費者や販売代理店は、景品表示法に基づく権利と保護を理解する必要があります。企業は、販売代理店や消費者に対して、MLMビジネスの仕組みや収益性、リスクに関する情報を提供する責任があります。明示的な契約条項、退会やクーリングオフ期間に関する規定なども重要ですね。
また、景品表示法は、不当な勧誘行為や虚偽の広告を禁止しています。MLM業界では、新たな販売代理店を勧誘するために時に誇大広告や誤解を招く情報が流れることがあります。しかし、景品表示法では、真実性や公正性を重視し、消費者を害するような勧誘行為を制限しています。
最後に、MLM業界は多くの人にとって魅力的なビジネスの機会を提供することがありますが、景品表示法に限らずビジネス活動をする上で法律を遵守する必要があります。正確かつ明確な情報提供、顧客教育、不当な勧誘行為の禁止など、景品表示法を遵守することが、持続可能なMLMビジネスの構築に欠かせない要素となります。消費者保護を重視し、適切なビジネス倫理を実践することで、MLM業界全体の信頼性と成長に繋がると言えるでしょう。
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タイトル画像:著作者sentavio／出典Freepikより
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