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彼女の涙声

今日、一緒に映画を観に行く予定の彼女から、昨日電話があった。
彼女のお父様と喧嘩をしてしまったようで、お父様のきつい物言いに泣いてしまったよう。情緒が不安定な彼女は、涙声で状況を説明してくれて、明日行けそうもないと。

とりあえず、映画のことは置いておいて、彼女の気持ちが安定する方が先、と思ったので、話をきいた。彼女は結婚が決まっているが、結婚後も半分くらいは実家に帰るように支援者さんから言われたようで、そのことを告げるとお父様が怒ってしまったとのこと。

彼女曰く、厄介払いができると思ってたのに、それがだめそうだから怒ったんだと思う、と言っていた。

障がい者と言っても、自立できる人から生活の介助が必要な人まで、いろいろだ。家族の負担も様々だろう。一概に彼女のお父様を責めることはできない。

しかし、彼女は洗濯などは自分の分は自分でやっているが、その他の家事はほとんどできない。買い物も炊事もできない。それで、いきなり全くの同じ障碍者の彼と二人きりの生活は無理があると思う。

彼女の生活がどうなっていくのか、友達として見守っていきたい。